競馬サロン

UMAJIN.net【馬クダンカード班】
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どうも!
UMAJINさんの「馬クダンカード」情報元【栗東某厩舎関係者】です。
9月も折り返しを過ぎたわけだけど、まだまだ暑いね。
さすがに異常気象レベルだった先月ほどでないにしても、9月中旬という時期的なものを考えれば十分に異常?なんかもね。
来年以降元に戻る保証はどこにもなく、なんなら「来年、今年よりもっと暑い夏になる可能性」を馬券にしたら単勝オッズ1.5倍ぐらいに落ち着きそうや。
競馬に限らず20年前、10年前の常識が通用せん世界がやってきてるね。
引き続き体調管理には皆さんお気を付けください。
では先週の「重賞回顧」コラムをお届けします。参考になれば「エール」を押していただくと、励みになります。
【セントライト記念】
敬老の日が“ハッピーマンデー”となる3日間開催の最終日、月曜日に開催するんがすっかり定着。
昔はローズSと同日日曜日の開催で、ローズSのほうが気を使って?阪神10Rでやってた時代なんかもあったんが懐かしいね。
あと、月曜開催になったぐらいの年(2013年)に、月曜に台風が直撃して3日間開催の3日目全体が順延し平日火曜にセントライト記念をやったこともあったんと違うかな。
まあ年寄りの昔話はこんぐらいにして、今年は皐月賞快勝、日本ダービーではクビ差2着と春の実績で抜けとるソールオリエンスが、単勝オッズ1.6倍の断然の1番人気という支持を受けたレースになった。
中間にオーバーワークがあって1本稽古をパスしたなんちゅう話があったにせよ、直前の攻め気配やレース当日のプラマイゼロの馬体重。それにパドックや返し馬でのドシッとした風格からして心身ともにほぼ万全の状態で、勝ち切ることを意識してソールオリエンスの陣営が仕上げて送り出してきたのは間違いない。
あとはまあよほどの不利、そして他馬がよほどの強さが秘めてない限りは負けんやろ……ちゅうレースやったけど、その“よほど”が起こるのが競馬。その例に漏れずというか、よもやの2着に終わってしまった。
外め8枠14番は脚質を考えればそこまで不利でなく、能力で十分相殺以上やろっていうのが大方の見方。
ただし仕上がりが良かったせいなんか、最初の1コーナーで行きたがってしまい馬群のなかではなく枠なりに外々を回すレース運びになり、最終4角ではバランスを崩したコスモサガルマータが外に膨らんだのに弾かれる形になり、コースロス&スピードロス。
直線ではさすがの鬼脚で追い込んだけど、1頭先にゴールした馬がいたっちゅう敗戦やった。
ソールオリエンス自身のコーナーワークはかなりというか、ほぼほぼ問題ないレベルに見えたね。しかし斜め前に“半年前の自分”を見るかのような手前変換に問題のある馬がいたんが不運。
使った脚そのものはさすがだったし、本番に向けて及第点以上の滑り出しと判断していいのと違うかな。
勝ったのは新馬戦でソールオリエンスに負かされていたレーベンスティール(2番人気)。ここでリベンジに成功やね。
ラジオNIKKEI賞では明らかに鞍上が控え過ぎての3着に終わっていた馬。
今回はモレイラにスイッチして臨んだ一戦やったね。父リアルスティールだけに千八がベストなんかな……という見方がなくはなかったが、道中ピタリと“マジックマン”が折り合わせたんがさすが。
外に出された直線ではこの馬らしい切れをいかんなく発揮し突き抜けた。
ソールオリエンスに不利があった分、単純比較は難しいところやけど3角10番手のソールより、3角6番手やったレーベンスティールのほうが上がり3ハロンで速い脚を使っている。仮にソールに不利がなくても、やっぱりレーベンスティールが勝っていた可能性は十分考えられるね。
皐月賞&日本ダービーでワンツーした馬が抜けた2強という現3歳牡馬の勢力図に、もう1強が加わったと言って言い過ぎやないやろ。
菊花賞よりは天皇賞・秋、ジャパンCというタイプ。仕上げは馬なりオンリーでまだ良くなる余地を残しているし、今後どういう進路を取るかわからないけど、楽しみや。
馬クダンカード推奨馬のシャザーン(3番人気)は3着。課題のゲートはしっかり改善していて自分の競馬はできていた。ただし上位2頭との差はオッズ通りというか、如何ともしがたいものも感じさせたね。
【ローズS】
秋華賞へ春の実績馬は直行。もしくは「コーナー4つで芝2000m」とより類似点が多い紫苑Sをステップに、というのが近年のトレンドやね。
相対的にローズSの地位低下ぶりは否めず、過去3年に秋華賞で馬券になった馬9頭を見ても前走ローズS組は1頭だけやもんね(2021年アンドヴァラナウト/ローズS・1着→秋華賞・3着)。
今年も以前の感じからするとちょっと寂しいメンバーレベルやったかな。
そんな一戦を勝ったんは伏兵マスクトディーヴァ(7番人気)やった。
逃げ馬が引っ張り、かつ現在の阪神はかなり高速馬場やっちゅう恩恵があったにしてもJRAレコードを0秒8も更新するオマケ付きの勝利。
1勝クラス勝ちが同じ阪神芝1800m戦で高いコース適性あったんがまず勝因やけど、その時の勝ち時計から3秒7も詰めたんは、この夏の成長度合いがいかに大きいかやね。ルーラーシップ産駒の成長力、恐るべしや。
高速適性という意味ではお祖母ちゃんがビハインドザマスク。いまはもうどっちも更新されてもうたけど阪神芝1200mと京都芝1600mのレコードタイム保持者で、ファンにとっては馬柱のレコード欄でお馴染みの馬やった。そういう血筋のおかげでもあるかな。
7着に終わった忘れな草賞、それに勝ったとは言え前走の自己条件でもコーナーワークに怪しい面を見せていた馬。今回も若干だけ怪しかったように見えたけど許容範囲のレベルに改善していた。コーナー4つの秋華賞でリバティアイランドを負かせるかというと苦しそうやけど、ワンターンのレースなら一線級と互角にやれていいやろ。
中京の新馬戦で圧勝してるし、なんなら左回りのほうがもっといいパフォーマンスに期待できるかも。
ブレイディヴェーグ(1番人気⇒2着)はアオって出てしまい、後ろからでは2着までが精一杯。それでも勝ち馬以上の脚は使っているわけだし、能力はしっかり示せた。これで4戦連続スタートで失敗。ここをどう改善していくかやね。
メンバー中オークスで最上位(4着)のラヴェルは14着に沈んでしまったね。直線で不利があったにしても負け過ぎで、序盤に力んでしまったんがアカンかったかな。ぶっつけの桜花賞からオークスでは着順を上げた馬。1回使ってガスが抜けた次の本番は期待していいかもしれんね。
以上、少しでも参考になれば幸いです!
週末の「馬クダンカード」情報も、今週以上の結果を残せるよう努力しますのでよろしくお願いいたします。
(栗東某厩舎関係者)
2023/09/19 19:00
「2強から3強へ…」【セントライト記念】【ローズS】回顧


どうも!
UMAJINさんの「馬クダンカード」情報元【栗東某厩舎関係者】です。
9月も折り返しを過ぎたわけだけど、まだまだ暑いね。
さすがに異常気象レベルだった先月ほどでないにしても、9月中旬という時期的なものを考えれば十分に異常?なんかもね。
来年以降元に戻る保証はどこにもなく、なんなら「来年、今年よりもっと暑い夏になる可能性」を馬券にしたら単勝オッズ1.5倍ぐらいに落ち着きそうや。
競馬に限らず20年前、10年前の常識が通用せん世界がやってきてるね。
引き続き体調管理には皆さんお気を付けください。
では先週の「重賞回顧」コラムをお届けします。参考になれば「エール」を押していただくと、励みになります。
【セントライト記念】
敬老の日が“ハッピーマンデー”となる3日間開催の最終日、月曜日に開催するんがすっかり定着。
昔はローズSと同日日曜日の開催で、ローズSのほうが気を使って?阪神10Rでやってた時代なんかもあったんが懐かしいね。
あと、月曜開催になったぐらいの年(2013年)に、月曜に台風が直撃して3日間開催の3日目全体が順延し平日火曜にセントライト記念をやったこともあったんと違うかな。
まあ年寄りの昔話はこんぐらいにして、今年は皐月賞快勝、日本ダービーではクビ差2着と春の実績で抜けとるソールオリエンスが、単勝オッズ1.6倍の断然の1番人気という支持を受けたレースになった。
中間にオーバーワークがあって1本稽古をパスしたなんちゅう話があったにせよ、直前の攻め気配やレース当日のプラマイゼロの馬体重。それにパドックや返し馬でのドシッとした風格からして心身ともにほぼ万全の状態で、勝ち切ることを意識してソールオリエンスの陣営が仕上げて送り出してきたのは間違いない。
あとはまあよほどの不利、そして他馬がよほどの強さが秘めてない限りは負けんやろ……ちゅうレースやったけど、その“よほど”が起こるのが競馬。その例に漏れずというか、よもやの2着に終わってしまった。
外め8枠14番は脚質を考えればそこまで不利でなく、能力で十分相殺以上やろっていうのが大方の見方。
ただし仕上がりが良かったせいなんか、最初の1コーナーで行きたがってしまい馬群のなかではなく枠なりに外々を回すレース運びになり、最終4角ではバランスを崩したコスモサガルマータが外に膨らんだのに弾かれる形になり、コースロス&スピードロス。
直線ではさすがの鬼脚で追い込んだけど、1頭先にゴールした馬がいたっちゅう敗戦やった。
ソールオリエンス自身のコーナーワークはかなりというか、ほぼほぼ問題ないレベルに見えたね。しかし斜め前に“半年前の自分”を見るかのような手前変換に問題のある馬がいたんが不運。
使った脚そのものはさすがだったし、本番に向けて及第点以上の滑り出しと判断していいのと違うかな。
勝ったのは新馬戦でソールオリエンスに負かされていたレーベンスティール(2番人気)。ここでリベンジに成功やね。
ラジオNIKKEI賞では明らかに鞍上が控え過ぎての3着に終わっていた馬。
今回はモレイラにスイッチして臨んだ一戦やったね。父リアルスティールだけに千八がベストなんかな……という見方がなくはなかったが、道中ピタリと“マジックマン”が折り合わせたんがさすが。
外に出された直線ではこの馬らしい切れをいかんなく発揮し突き抜けた。
ソールオリエンスに不利があった分、単純比較は難しいところやけど3角10番手のソールより、3角6番手やったレーベンスティールのほうが上がり3ハロンで速い脚を使っている。仮にソールに不利がなくても、やっぱりレーベンスティールが勝っていた可能性は十分考えられるね。
皐月賞&日本ダービーでワンツーした馬が抜けた2強という現3歳牡馬の勢力図に、もう1強が加わったと言って言い過ぎやないやろ。
菊花賞よりは天皇賞・秋、ジャパンCというタイプ。仕上げは馬なりオンリーでまだ良くなる余地を残しているし、今後どういう進路を取るかわからないけど、楽しみや。
馬クダンカード推奨馬のシャザーン(3番人気)は3着。課題のゲートはしっかり改善していて自分の競馬はできていた。ただし上位2頭との差はオッズ通りというか、如何ともしがたいものも感じさせたね。
【ローズS】
秋華賞へ春の実績馬は直行。もしくは「コーナー4つで芝2000m」とより類似点が多い紫苑Sをステップに、というのが近年のトレンドやね。
相対的にローズSの地位低下ぶりは否めず、過去3年に秋華賞で馬券になった馬9頭を見ても前走ローズS組は1頭だけやもんね(2021年アンドヴァラナウト/ローズS・1着→秋華賞・3着)。
今年も以前の感じからするとちょっと寂しいメンバーレベルやったかな。
そんな一戦を勝ったんは伏兵マスクトディーヴァ(7番人気)やった。
逃げ馬が引っ張り、かつ現在の阪神はかなり高速馬場やっちゅう恩恵があったにしてもJRAレコードを0秒8も更新するオマケ付きの勝利。
1勝クラス勝ちが同じ阪神芝1800m戦で高いコース適性あったんがまず勝因やけど、その時の勝ち時計から3秒7も詰めたんは、この夏の成長度合いがいかに大きいかやね。ルーラーシップ産駒の成長力、恐るべしや。
高速適性という意味ではお祖母ちゃんがビハインドザマスク。いまはもうどっちも更新されてもうたけど阪神芝1200mと京都芝1600mのレコードタイム保持者で、ファンにとっては馬柱のレコード欄でお馴染みの馬やった。そういう血筋のおかげでもあるかな。
7着に終わった忘れな草賞、それに勝ったとは言え前走の自己条件でもコーナーワークに怪しい面を見せていた馬。今回も若干だけ怪しかったように見えたけど許容範囲のレベルに改善していた。コーナー4つの秋華賞でリバティアイランドを負かせるかというと苦しそうやけど、ワンターンのレースなら一線級と互角にやれていいやろ。
中京の新馬戦で圧勝してるし、なんなら左回りのほうがもっといいパフォーマンスに期待できるかも。
ブレイディヴェーグ(1番人気⇒2着)はアオって出てしまい、後ろからでは2着までが精一杯。それでも勝ち馬以上の脚は使っているわけだし、能力はしっかり示せた。これで4戦連続スタートで失敗。ここをどう改善していくかやね。
メンバー中オークスで最上位(4着)のラヴェルは14着に沈んでしまったね。直線で不利があったにしても負け過ぎで、序盤に力んでしまったんがアカンかったかな。ぶっつけの桜花賞からオークスでは着順を上げた馬。1回使ってガスが抜けた次の本番は期待していいかもしれんね。
以上、少しでも参考になれば幸いです!
週末の「馬クダンカード」情報も、今週以上の結果を残せるよう努力しますのでよろしくお願いいたします。
(栗東某厩舎関係者)
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