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2023/09/19 17:30

【オールカマー(GII)攻略データコラム】前走GI出走馬が優勢

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オールカマー(GII) 3歳上 別定 中山芝2200m

※過去10年のレースデータを基に分析するが、2014年は新潟で施行されたので、コース適性に即した項目は新潟開催を除外した過去9年のデータを使用する。

■人気
・1番人気/【2.2.1.5】
 勝率20.0% 複勝率50.0%
・2番人気/【2.2.1.5】
 勝率20.0% 複勝率50.0%
・3番人気/【1.3.3.3】
 勝率10.0% 複勝率70.0%
・4-6番人気/【4.2.2.22】
 勝率13.3% 複勝率26.7%
・7-9番人気/【1.1.1.26】
 勝率3.3% 複勝率13.3%
・10番人気以下/【0.0.1.47】
 勝率0.0% 複勝率2.1%

1、2番人気はともに過去10年で2勝、複勝率50.0%。上位人気としては、やや寂しい成績だ。一方、3番人気は勝ち鞍はひとつだけながら、複勝率は70.0%。複勝回収率は134%とベタ買いでプラスになっており、3連系の軸であれば3番人気がオススメだ。

こう見ると上位人気は不安定な感じもするが、3番人気の健闘もあり、1-3番人気が複数馬券内に入ったのは過去10年で7回もある。上位が総崩れした昨年は、内しか伸びない極端なトラックバイアスが影響したもの。堅いとまでは言わないものの、大荒れは期待しにくい。

4-6番人気は勝率13.3%、複勝率26.7%と、人気を考慮すれば優秀な成績。回収率も単勝は158%という高水準をマーク。複勝も95%と100%に迫る数字だ。この中で5番人気が3勝2着1回と好成績を残しているが、これはたまたまだと見たほうがよさそうだ。

7-9番人気は人気なりの好走率で、特筆すべきものはなし。10番人気以下は9年前に12番人気のクリールカイザーが3着に来たきりで、しかもその年は新潟で開催されたもの。今年は好メンバーが揃ったうえ、頭数もフルゲートには及ばない。フタ桁人気の激走は難しいだろう。

■年齢
・4歳/【4.5.2.13】
 勝率16.7% 複勝率45.8%
・5歳/【5.3.6.37】
 勝率9.8% 複勝率27.5%
・6歳/【1.2.1.28】
 勝率3.1% 複勝率12.5%
・7歳/【0.0.1.17】
 勝率0.0% 複勝率5.6%
・8歳以上/【0.0.0.13】
 勝率0.0% 複勝率0.0%

年齢別の成績を見ると、4歳馬の好走率が突出しており、複勝率は45.8%と5割に迫る勢い。5歳馬は好走率こそ敵わないが、1着馬は5頭送り出し、実数のうえでは勝ち星トップだ。

一方、6歳になると好走率は急落し、7歳以上だと2015年ミトラ3着の1回だけである。

このように若い馬に有利なレースなのだが、今年は出走馬の大半が4、5歳馬。だから勝率優位な4歳馬に少しアドバンテージを与える以外は、年齢を気にする場面は少なそうだ。

☆4歳馬⇒ガイアフォース、ゼッフィーロ、マテンロウレオ、ローシャムパーク
☆5歳馬⇒ジェラルディーナ、タイトルホルダー、ノースブリッジ、マリアエレーナ、ロングラン

■性別
・牡・セン/【5.6.9.96】
 勝率4.3% 複勝率17.2%
・牝/【5.4.1.12】
 勝率22.7% 複勝率45.5%

牡馬・牝馬とも5勝ずつながら、牝馬のほうが出走頭数が少ないため好走率は圧勝。勝率は22.7%、複勝率は45.5%と非常に高く、回収率も単勝221%、複勝は138%と、大幅黒字を計上している。

しかも近3年はすべて牝馬が勝利し、かつ2、3着のいずれかも牝馬が入線。牝馬優勢のトレンドが色濃く出ているレースになっている。

☆牝馬⇒ウインマリリン、ジェラルディーナ、マリアエレーナ

■騎手乗り替わり
・継続騎乗/【6.8.5.48】
 勝率9.0% 複勝率28.4%
 単勝回収率97% 複勝回収率83%
・乗り替わり/【4.2.5.60】
 勝率5.6% 複勝率15.5%
 単勝回収率61% 複勝回収率41%

乗り替わりよりも継続騎乗のほうが好走率は上。また回収率も継続騎乗のほうが優秀で、単勝は97%と高水準を示していた。

中山芝2200mはトリッキーなコースなので、乗り慣れた鞍上に分があるようだ。

■前走クラス
・OP特別・リステッド/【0.0.3.11】
 勝率0.0% 複勝率21.4%
・GIII/【4.2.1.45】
 勝率7.7% 複勝率13.5%
・GII/【0.2.3.21】
 勝率0.0% 複勝率19.2%
・GI/【5.4.2.21】
 勝率15.6% 複勝率34.4%

前走のクラス別成績は、GI組が他を圧倒している。一方、OP特別・リステッド組は連対例がなく、重賞組についてはグレードが上がるほど好走率も上昇している。古馬GIIの別定戦ということで、前走の格は高いほうがいいようだ。

前走GI組でもっとも馬券になっているのは、【2.2.2.8】複勝率42.9%の宝塚記念組。1秒6差の7着に大敗していた2019年のスティッフェリオが優勝を果たしたように、前走大敗からでも巻き返しが見られる。メンバーレベルが高いことに加え、距離が同じ2200mで最後の直線に急坂と、コース設定が似ていることも好走を後押ししているのだろう。

ほかに好走馬を出しているのは天皇賞・春、ヴィクトリアマイル、安田記念の3レース。天皇賞・春より前のGIからの好走はなく、大阪杯以来のノースブリッジはGI組でも加点はしにくい。

前走GII組は、好走馬5頭中4頭が前走3着以内と馬券になっていた。今年のGII組で、前走3着以内だった馬はいない。

前走GIII組は、好走馬7頭中5頭が前走3着以内。また、好走馬7頭中6頭が前走3番人気以内だった。GIII組については、前走での評価・着順が高かった馬を狙いたい。

前走OP特別・リステッド組は連対馬はいないものの、3頭の3着馬を輩出し、すべて6番人気以下の穴馬だった。ただしいずれも前走負けていたとはいえ、着順はヒト桁で、着差も1秒以内にとどまっていた。関越Sで1秒5差の16着だったアサマノイタズラはさすがに負け過ぎだ。

☆前走が天皇賞・春以降のGI⇒ガイアフォース、ジェラルディーナ、タイトルホルダー

☆前走GIIIで3着以内か3番人気以内⇒アラタ、エヒト、マリアエレーナ、ローシャムパーク

■枠
・1枠/【1.5.0.6】
 勝率8.3% 複勝率50.0%
・2枠/【2.1.1.9】
 勝率15.4% 複勝率30.8%
・3枠/【1.1.1.10】
 勝率7.7% 複勝率23.1%
・4枠/【1.1.1.11】
 勝率7.1% 複勝率21.4%
・5枠/【1.0.4.11】
 勝率6.3% 複勝率31.3%
・6枠/【2.0.1.13】
 勝率12.5% 複勝率18.8%
・7枠/【0.0.1.16】
 勝率0.0% 複勝率5.9%
・8枠/【1.1.0.17】
 勝率5.3% 複勝率10.5%

・1-4枠/【5.8.3.36】
 勝率9.6% 複勝率30.8%
 単勝回収率93% 複勝回収率84%
・5-8枠/【4.1.6.57】
 勝率5.9% 複勝率16.2%
 単勝回収率78% 複勝回収率38%

ここからはコースの形態や適性に依拠する項目になるので、新潟で開催された2014年を除く過去9年のデータから分析を進めたい。

枠別では1枠が勝ち星ひとつながら、複勝率は50.0%を記録。しかも近5年に限ると、【1.4.0.1】複勝率83.3%で、唯一着外だった2020年のクレッシェンドラヴも4番人気4着に善戦していた。

1枠がよく来ているように、内寄りの枠のほうが優勢。内寄りの1-4枠の複勝率は30.8%をマークしており、外寄りの5-8枠の複勝率16.2%の倍近い数字となっている。

馬番で見ると10番枠から外になると好走率が低下。13番枠から外で馬券になった馬はいなかった。

1枠の説明にもあったように、近年はより内が有利になっている様子。昨年などは内しか来ない馬場状態で、1番・2番・3番枠の3頭が馬券内を独占した。今年は出走頭数自体少なさそうだが、ヒト桁馬番の馬にアドバンテージを与えたい。

■馬体重
・420-439キロ/【0.0.0.3】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・440-459キロ/【3.2.0.17】
 勝率13.6% 複勝率22.7%
・460-479キロ/【4.4.4.14】
 勝率15.4% 複勝率46.2%
・480-499キロ/【2.1.4.32】
 勝率5.1% 複勝率17.9%
・500-519キロ/【0.2.1.19】
 勝率0.0% 複勝率13.6%
・520キロ以上/【0.0.0.8】
 勝率0.0% 複勝率0.0%

馬体重別成績では、460-479キロのゾーンがトップ、440-459キロのゾーンが次位と、中型馬の成績が高く出ていた。特に460-479キロは回収率も高く、単勝はなんと274%、複勝も151%という高回収率を叩き出していた。

一般的には、体重が大きくなるほど成績も上がっていくもの。大型馬が増え、その活躍が目立つ近年においては、珍しい傾向といえよう。

これは先の項目で記したように、牝馬優勢の傾向が大きく関係している。出走牝馬の多くが440キロから479キロの体重で、しかも好走馬はすべてこのゾーンに含まれていたのだ。

具体的に成績で示せば、【5.3.1.5】勝率35.7%、複勝率64.3%、単勝回収率347%、複勝回収率185%という凄まじいもの。該当馬は馬券から外さないほうがいいだろう。

☆前走440-479キロ⇒アラタ、エヒト、ジェラルディーナ、ゼッフィーロ、タイトルホルダー、チェスナットコート、ロングラン

■脚質・上がり順位
◎脚質別
・逃げ/【1.0.0.8】
 勝率11.1% 複勝率11.1%
・先行/【3.4.3.22】
 勝率9.4% 複勝率31.3%
・差し/【4.4.4.27】
 勝率10.3% 複勝率30.8%
・追込/【1.1.1.35】
 勝率2.6% 複勝率7.9%
・マクリ/【0.0.1.1】
 勝率0.0% 複勝率50.0%

◎上がり3Fタイム順位別
・1位/【6.3.1.3】
 勝率46.2% 複勝率76.9%
・2位/【0.2.1.7】
 勝率0.0% 複勝率30.0%
・3位/【1.0.2.6】
 勝率11.1% 複勝率33.3%
・4-5位/【0.2.4.13】
 勝率0.0% 複勝率31.6%
・6位以下/【2.2.1.64】
 勝率2.9% 複勝率7.2%

小回りで直線の短い中山コースだけに先行有利かと思いきや、さにあらず。逃げ先行が【4.4.3.30】複勝率26.8%に対し、差し追込は【5.5.5.62】複勝率19.5%と、好走率こそ逃げ先行に軍配が上がるものの、好走数自体は差し追い込みのほうが多いのだ。

極端に後方に構えない限り、脚質については有利不利は考えなくてもいいだろう。

一方、上がり3Fタイムの順位別成績を見ると、上がり1位の成績が突出している。勝率は46.2%、複勝率は76.9%で、回収率は単勝622%、複勝246%という驚異的な数字だ。

しかも上がり1位馬が複数いる年があるため、複勝率も76.9%にとどまっており、上がり1位の馬が馬券に絡まなかった年は2017年しかない。

内枠有利で器用さや機動力が求められる面もあるのだろうが、最後は決め手がモノをいうレースなのだ。

(text:hattori)
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