ハンデ戦かつフルゲート、昨年は16人気馬ボンボヤージが単勝164倍での勝利。

よくできているがゆえに疑ってしまうほど、波乱決着の未来図は描かれている。

豪華メンバーが揃った札幌記念の裏で特大万馬券をドッカンドッカン量産している当レース。その前提で考えると大きく振り回したくもなるが、ここは早い段階から本命と決めていた馬がいる。

5枠9番、ママコチャ。

芝1400mを1分19秒0という破格の時計で制した前走。4番手から上がり3F33秒0はエグく、それ以前の馬券外はまだ暑くなる前の時季という気候的要因もあったのだろう。得意の暑い時季かつ、距離短縮ローテでは【3-0-0-0】と負け知らず。ポテンシャルを疑う余地ない。

なお、同馬の父であるクロフネ産駒の牝馬はスリープレスナイト、カレンチャンなど名スプリンターが少なくない。今年の高松宮記念を制したファストフォースはすでにターフを去った。ママコチャは今回の結果次第で秋の主役候補になりうる1頭だ。

相手本線に抜擢するのはロンドンプラン。

昨年11月以来の実戦となる馬。故障明けゆえ評価が難しいところだが、昨年この地で発揮したパフォーマンスは圧巻だった。大出遅れで道中は最後方を追走し、そこから上がり3F33秒1の鬼脚を使っての勝利。小倉2歳Sを上がり3F33秒台の脚で制したのはナムラクレア（重賞3勝、高松宮記念2着）のみ。ブランク明けで半信半疑だからこそ、評価すべきはそのポテンシャルだ。

トゥラヴェスーラはこの位置。

この馬の脚質を考えると、前残りの前走CBC賞4着は上々と言える内容。斤量58キロであっても積み重ねた実績は段違いだ。ただ、実績とは裏腹にハマリ待ちと形容できる不安定な脚質。ノーマークにはできないが、中心視もできない。今回は想像以上の人気落ちということもあり週中からは評価を上げた。

サンキューユウガも週中から評価を上げた1頭。

激走の前走には驚かされた。走破時計も決して悪くはないものの、開幕週の当時は行った行ったの決着を最大限に活かしたパフォーマンスだと私は捉えている。ただ、今回は前走に続いて内枠を引き当てた。馬番4番以内の芝1200m成績【2-3-0-0】を踏まえた印とする。

【小倉11R　北九州記念予想の印】
◎９ ママコチャ
〇14 ロンドンプラン
▲11 トゥラヴェスーラ
☆４ サンキューユウガ
△18 モズメイメイ
△10 ロードベイリーフ
△２ ボンボヤージ
△16 スマートリアン

【単勝】9(1点)
【馬連/ながし】9-14,11,4(3点)
【3連複/ながし】9-14,11,4,18,10,2,16(21点)
【3連単/フォーメ】9→14,11,4→14,11,4,18,10,2,16(18点)

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