上半期の総決算「宝塚記念DAY」が遂に来た！
今年は「メンバー」も分厚いし、そして、「良馬場」で出来る宝塚記念ってこともあって、楽しみだよな！

土曜はちと中途半端な結果になっちまったから宝塚記念をビシっと当てて、上半期を締めくくりたいね！

という事で、今回も重要なのが予想の出発点をどこに置くか？という事。
まず、馬場だよな。

1R　2歳未勝利
実力差もあるだろうけど「終い1F13.4」も掛かってるのに行った行ったの決着。

2R　3歳未勝利
1.2コーナーまで先行争い激しく1000通過も速め。
3番手追走のカズキが勝利。
4角で7番手以内の決着で差し馬場とも言えない。

5R　新馬
前に居た3頭がそのまま馬券内。

6R　3歳未勝利
未勝利で1分46秒0は速い。
馬場はかなり傷んでそうに見えるんだけど時計は速い。
人気2頭は中団から伸びず。
逃げ馬2着で勝ち馬は5番手からの競馬。
やはり前有利。

8R　3歳上1勝クラス
ここも完全前決着。
カラ馬出たけど後続からは差してこられず。
1.5倍のコンクシェルも4着まで。

10R　ストークS
ここも逃げ馬3着、番手に居たシナモンスティックが1着、5番手に居たタイセイシェダルが2着と完全前々決着。
伸びるのは内から4頭から5頭目の個所1頭分くらいで、内も外も微妙に伸びてこない。

今日の芝のレースを見ながらメモってた俺の感想なんだけど、マジでどうにもならないくらいの「完全前有利馬場」なんだよね。
内が有利とか、外が有利とかじゃなくて、なんか前に居ないとどうにもならないって感じの1日だったよね。
差してくるのは大外とかじゃなくて、内から4-5頭目あたりの真ん中あたりの馬場なんだけど、そこが「有利なのかどうか」も分かりにくい。

しかも、スローで前残りという事じゃなく、かなり流れてるんだよね。
ここまで前残り馬場を見せられちまうと、宝塚記念でも考慮しなくちゃいけないかなと思わされるよね。

続いてLAP想定。
ユニコーンライオンが居て、アスクビクターモアが居て、ドゥラエレーデが居るならそこまでスローにはならない。
とはいえ隊列はすんなり決まりそうな気もするし、1000通過は59秒フラットくらいだろうか。
やはりあまり後ろからだと厳しいって事だよな。

これは本当に悩むね。
馬場と展開を上にとるか、それとも、追い切りだとかの状態面の見立てを上に取るか。

しかもこの馬場だと、イクイノックスは「バケモノ認定」した馬だし中心視するしかないし、ポジション取りだってある程度自在だしな。

という事で、追い切り診断の評価順をいつも通り。

95-S：ジャスティンパレス
90-S：イクイノックス
90-S：ジェラルディーナ
85-A：スルーセブンシーズ
85-A：ダノンザキッド
80-A：ドゥラエレーデ
80-A：プラダリア
75-B：ディープボンド
75-B：ブレークアップ
75-B：カラテ
75-B：ボッケリーニ
75-B：ジオグリフ
70-B：アスクビクターモア
70-B：ヴェラアズール
65-C：ライラック
65-C：ユニコーンライオン
65-C：モズベッロ

まぁなぜ俺が悩むのか。
前に行けるアスクビクターモアの追い切りがよく見えなかったからに尽きる。
菊花賞のレコード勝ちは能力がなきゃできない芸当だとは思ってるし、前走は結構前半のLAPがきつかったからね。
ただ、日経賞と天皇賞春ともに馬体どうこうというよりも「気持ちの面」がなんか戻って無い気がしてるんだよね。

ここも変に番手とかじゃなく、思い切ってハナを切るようなレースなら押さえても良いかなと思ってるんだが、恐らくハナは切らないんだろうなと。。。

週中から上位の評価は決まってたんだけど、アスクどうするか問題で夕方から今まで悩んでたけど結論出した。

今回の宝塚記念。
ある程度自力で動いていけないと「差し勢は厳しい」よな。
ただ、全馬にマークされるであろう「イクイノックス」自体が、自力で動いていけるタイプの馬だから、そのイクイノックスを上手く使える馬が穴で、あとはディープボンドやジャスティンパレスといった前目で立ち回れる馬を上手く使える馬のなだれ込みを注意する買い目になるかね。

結論
◎5イクイノックス
〇9ジャスティンパレス
▲6スルーセブンシーズ
☆11ジェラルディーナ
注10ディープボンド
注3ダノンザキッド
△14ブレークアップ
△17ドゥラエレーデ

本命はイクイノックスでしょうがない。
追い切り自体も「気になることが少しある」っていうレベルで、それが致命的なことか？といわれりゃ肩に付いた少しの埃のようなものだし、重箱の隅みたいなもの。

天皇賞秋の時のあの緩い仕上げで、あの勝ち方を見て「バケモノ認定」した以上、このメンバーレベルなら◎以外に選択肢はない。

となると「〇」が、裏本命みたいなもの。
それが「ジャスティンパレス」だね。

天皇賞春ではタイトルホルダーが居ながら「◎」を打った馬。
中団からもレースはできるし、ソコソコ前付けすることもできる。
しかも今回も「ディープボンドの横の枠」がとれたというこの並びがデカい。
つまりある程度先行するか、もしくは、道中から動いて早め先頭を狙うディープボンドを「存分に使える枠」だと思っている。

鮫島駿にしたってイクイノックスの後ろに居て勝てるとは思ってないだろうから「それなりのポジション」を獲りに行くと思うんだよね。
その結果「勝ちに行って沈没」という事があっても、仕方ない。
漁夫の利的に2.3着に来そうな馬を狙うより、勝ちに行く競馬で負けたなら諦めもつくという事で、ジャスティンパレスを対抗とした。

今の馬場が「ディープ産駒に合うのか？」と言われれば確かに微妙なんだけど、ぶっちゃけ、「2歳・3歳春」→「3歳秋」→「4歳春」と一番成長しているのがこの馬だと思ってる俺としては、いわゆる「ディープっぽい馬」という以上の魅力は感じている。

そもそも全然未完成の段階で「ホープフルS2着」。
まだまだユルユルの状態で「皐月賞・ダービー」は完敗したけど、菊花賞では世代上位に食い込んだ。

んでその後が凄いと思っていて、有馬記念で跳ね返された後、追い切りを見る限り「また一段上がった」のが阪神大賞典で、そこからさらに天皇賞春で上がって、今回もさらに良くなっているように見えるわけだ。

道悪になっちまえばヤバいか？とも思うけど、良馬場で出来るなら、イクイノックス以外と比べれば、レースも上手いし、体幹もしっかりして来たから、今の力が要りそうな馬場もしっかりこなして直線で「イクイノックスとの叩き合い」を見せてくれるんじゃないかと思う。

そもそも天皇賞春はこの馬にとってベストディスタンスじゃないと思うし、それでいてディープボンド以下を圧倒したということは相当力をつけてると思って良いんだと思う。

つまりは、堅いよね。笑
なので、そこは「買い方」で明確に絞っていく。

▲にはスルーセブンシーズ。
5歳になって動きが一変してきている。

中山牝馬Sでも◎を打たせてもらったけど、その時こう書いている。


------中山牝馬Sから引用-----
◎8スルーセブンシーズ！

中山ならこの馬から行きたいね。
紫苑S→秋華賞で◎を打った馬。
そして、マーメイドSでも◎を打った馬。
ドリームジャーニー産駒に重賞勝ちをして欲しくて追いかけ続けながらも、日本海Sも前走初富士Sも「☆」でごまかしちまった。

そして、4度目の正直の今回。
輸送がほぼ無い中山なら今の追い切りの状態そのままにレースに向かえるっしょ。
秋華賞もマーメイドSも個人的には関西圏への輸送がダメなんじゃないかと思ってたりするから、中山ならもう一度勝負をしたい。

ちなみに、アートハウスの追い切りの動きも良かったけど、それ以上に躍動感タップリで身体もムチムチで前脚高く回転力も良かったスルーセブンシーズの追い切りはめちゃくちゃ良く見えたね。今の出来なら、ようやく重賞に手が届くんじゃないかと思えるから、ここでも◎を打たせてもらうよ。
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明らかに動きが変わったことに加えて「秋華賞もマーメイドSも個人的には関西圏への輸送がダメなんじゃないかと思ってたりする」と書いている。
これは陣営もそう思ってたという事だね。
今回は「栗東に早めに連れて行って」しっかりと調整している。
追い切りまではビンビンで「パドックで萎んだスルーセブンシーズ」を今回は見なくて済むと思っている。

イクイノックスのすぐ横で直後に控えれば、イクイノックスの作った道をついていけばいいだけだしね。
サラキア臭がするというか、「牝馬は格より勢い」なので、ここは追い切りの良さも含めて「▲」に抜擢する。

☆はジェラルディーナ。
団野が懲戒的に乗れない事になってお鉢が回って来た豊さん。
土曜のゾンニッヒではしっかり勝ったね。
「そっちのパターンかよ！」と思ったけど、流石武豊だね。
自分のミスは即座に取り返す。
その意味ではスッキリ宝塚記念に向かえるよね。
で、もしも団野が乗るとすると「ピンかパー」みたいな乗り方に徹すると思うんだけど、豊さんなら「勝つ可能性を見極めつつ、上位を狙う乗り方」が出来るよね。
となると、普通に掲示板には乗ると思うんだよな。
その先は、ハマるかはまらないかで4.3.2.1と着順が変わると思うんだけど、流石に頭まではきついかな。
後ろからの一発狙いじゃ届かない可能性もあるから、イクイノックスの動き出しに合わせてあとはどこを通すかという乗り方だろうね。

注の2頭は、GIでの2.3着常連組だね。
共に勝ち味には遅いけど前々で立ち回れるから、今の馬場を存分に利用できるんじゃないかなと。

△2頭は3着候補。
ブレークアップは異常に気になるんだよね。
相手なりに走れるし、天皇賞春では差して結果を出してきた。
今の馬場とかも合うんじゃないかと思うし、全然人気はないけど押さえておこうと思った。

もう一頭のドゥラエレーデは追い切りが良くて、53キロ。
ハッキリ言えば「力はまだ全然足りない」と思ってるんだけど、母父オルフェに父ドゥラメンテ。
近親のサトノダイヤモンドは宝塚では勝てなかったけど、無欲の前残りみたいなものがあっても驚けない斤量だし、押さえておく。

アスクビクターモアはやはり切る。
前が残っちまったら、仕方ない。
その時はもしかしたら大荒れになるかもしれないし、イクイノックスですら危ういかもしれない。
そんなことになったら、そもそもハシボーだろうから、ここは切る。

というか、今春のGIはタイトルホルダーに始まり、スキルヴィングの悲劇とか、ドゥラエレーデのダービーでの落馬や、ナミュールのVマイルでの不利とか、なんだか色々モヤモヤが残る春だし、ここは堅くても良いから「強い馬の強い競馬を見たい」ってのが、俺の今回の宝塚記念のテーマ。

なので、アスクビクターモアには申し訳ないけど、ここは切らせてもらう。

買い方
【馬連】5-9（1点）
【ワイド】6＝5.9.11（3点）
【3複】5＝9.6.11＝9.6.11.10.3.14.17（15点）
【3単】5→9→6.11.10.3.14.17（6点）ど本線
【3単】5→6.11.10.3.14.17→9（6点）本線
【3単】9→6.11.10.3.14.17→5（6点）夢

3複はジャスティンパレスがポカした時用の買い目。
3単はど本線と本線を厚めに買って、ジャスティン頭、イクイノックス3着のまさか馬券は配当跳ねるので、押さえておく。

宝塚記念は以上！