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2023/06/06 17:30

【エプソムC(GIII)攻略データコラム】4歳馬が馬券の中心! 前走クラス別の“好走条件”に注目

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エプソムC(GIII) 3歳上 別定 東京芝1800m
※過去10年分のレースデータを基に分析する。

■人気
・1番人気/【1.2.1.6】
 勝率10.0% 複勝率40.0%
・2番人気/【3.0.2.5】
 勝率30.0% 複勝率50.0%
・3番人気/【1.2.0.7】
 勝率10.0% 複勝率30.0%
・4番人気/【2.2.1.5】
 勝率20.0% 複勝率50.0%
・5番人気/【2.1.1.6】
 勝率20.0% 複勝率40.0%
・6-9番人気/【1.3.4.32】
 勝率2.5% 複勝率20.0%
・10番人気以下/【0.0.1.66】
 勝率0.0% 複勝率1.5%

1番人気は過去10年で1勝、複勝率は40.0%と、なんとも心もとない成績。しかもここ3年連続で馬券圏内を外している点も悪印象だ。

それならば、2番人気の3勝、複勝率50.0%のほうがずっとマシ。くわえて4、5番人気もそれぞれ2勝ずつ挙げており、複勝率も悪くないので、回収率は単複ともプラス収支を残している。

3番人気が凹んでいるのは、前後の人気の成績がいいことを見ると、多少の人気のズレで好走馬がそちらに流れている可能性がある。そう考えると、2番人気から5番人気あたりが狙い目となるのではないか。合算成績は【8.5.4.23】で、勝率20.0%、複勝率42.5%、単勝回収率は134%、複勝回収率は100.0%と、すべて1番人気の数値を上回っている。

6番人気以下となると、好走率はガクッと下がり、勝ち馬は2020年9番人気1着のダイワキャグニーのみ。この年は近10年唯一の不良馬場だったように、当日の馬場状態が極端に悪く、レアケースの年だったと考えられる。6-9番人気は来ても2着止まりと見て良さそうだ。

10番人気以下となると、3着馬が一頭出たのみで、まったく手が出せない。その唯一の好走馬も先の不良馬場で行なわれた2020年に3着に逃げ粘ったトーラスジェミニだった。どうしても買いたい馬でなければ、フタ桁人気は“消し”でいいだろう。

■年齢
・4歳/【6.5.4.21】
 勝率16.7% 複勝率41.7%
・5歳/【3.2.2.35】
 勝率7.1% 複勝率16.7%
・6歳/【1.3.3.30】
 勝率2.7% 複勝率18.9%
・7歳/【0.0.1.28】
 勝率0.0% 複勝率3.4%
・8歳以上/【0.0.0.13】
 勝率0.0% 複勝率0.0%

年齢別成績は一目瞭然、ここは4歳馬が圧倒的に強い。過去10年で6勝を挙げ、2014年以外は毎年1頭は必ず馬券内に来ていた。回収率も単勝94%、複勝は189%を記録している。

そして、年齢が増えるに従って好走率も下降していき、7歳以上だと2014年ダークシャドウの3着1回だけ。ちなみに同馬はGI・天皇賞・秋でも2着に走ったほどの実力馬であるとともに、2011年にはこのエプソムCと同コース・毎日王冠を連勝するコース巧者でもあった。

このように若さがモノを言うレースで、4歳馬から軸を取るのがスマート。7歳以上はよほどのことがない限り軽視で問題ない。

☆4歳馬⇒インダストリア、カワキタレブリー、ショウナンマグマ、マテンロウスカイ、ヤマニンサルバム、ルージュエヴァイユ

■枠順
・1枠/【1.1.1.13】
 勝率6.3% 複勝率18.8%
・2枠/【0.1.1.14】
 勝率0.0% 複勝率12.5%
・3枠/【2.2.2.12】
 勝率11.1% 複勝率33.3%
・4枠/【0.1.2.16】
 勝率0.0% 複勝率15.8%
・5枠/【2.1.1.16】
 勝率10.0% 複勝率20.0%
・6枠/【2.1.0.16】
 勝率10.5% 複勝率15.8%
・7枠/【1.1.1.21】
 勝率4.2% 複勝率12.5%
・8枠/【2.2.2.19】
 勝率8.0% 複勝率24.0%

・1-4枠/【3.5.6.55】
 勝率4.3% 連対率11.6% 複勝率20.3%
・5-8枠/【7.5.4.72】
 勝率8.0% 連対率13.6% 複勝率18.2%

特に目立って成績のいい枠は見当たらない。また、内めの1-4枠と、外めの5-8枠を比べても、好走率にそこまで大きな差異は生じない。

もっとも、単純に実数の勝ち数を見れば、1-4枠が3勝に対して、5-8枠が7勝。また勝率も1-4枠が4.3%に対して、5-8枠は8.0%と倍近い数字となっている。

まとめると、全体的には枠の有利不利は少ないものの、アタマを取り切るという点では、外めの枠のほうが有利と言える。

■脚質
・逃げ/【1.1.3.5】
 勝率10.0% 複勝率50.0%
・先行/【5.4.0.29】
 勝率13.2% 複勝率23.7%
・差し/【4.3.7.57】
 勝率5.6% 複勝率19.7%
・追込/【0.2.0.36】
 勝率0.0% 複勝率5.3%

ロングラン開催の終盤にもかかわらず、逃げ先行が優勢。特に逃げ馬は過去10年で5回も好走しており、2回に1回は馬券になっている。

人気を見ても、2015年エイシンヒカリの2番人気が最高で、ほかは6、6、7、そして18番人気と穴馬ばかり。ハナを取りそうな馬は押さえておくべきだ。

先行馬も好成績で、5勝、勝率13.2%はいずれもトップ。単系馬券は先行馬から買うのがいいのではないか。

差し勢も実数の上では馬券内に来ているので、必要以上に評価を下げることはない。ただし追い込みまでいくと厳しく、近5年は馬券になっていない。後方一気の馬は割り引いたほうがいいだろう。

■前走クラス
・3勝クラス/【1.0.2.8】
 勝率9.1% 複勝率27.3%
・OP特別/【4.4.1.63】
(リステッドレース含む)
 勝率5.6% 複勝率12.5%
・重賞/【5.5.7.55】
 勝率6.9% 複勝率23.6%

前走クラス別成績を調べると、意外なことに3勝クラス勝ち上がり組が、わずかな差ではあるものの好走率トップに立っている。

サンプル数が少ないので、これだけで決めつけることはできないが、年齢の項で4歳馬が断然有利と述べたように、若い馬が勢いに乗ってクラスの壁も乗り越えてしまうのかもしれない。実際、4歳馬に限ると【1.0.1.5】勝率14.3%、複勝率28.6%と、さらに成績は上昇する。

リステッドレースを含むOP特別組と、重賞組を比べると、率的にはやはり重賞組に軍配が上がり、特に複勝率は倍近く差をつけている。ただし実数の連対数については、さほど差はないので、OP特別組の評価を過剰に下げる必要もない。「重賞組のほうが、やや有利」くらいにとらえるのがいい塩梅ではなかろうか。

OP特別組の取捨は「前走の人気」。好走馬9頭はすべて前走で4番人気以内に推されており、さらに2番人気以内だと【4.2.1.9】勝率25.0%、複勝率43.8%と、ひじょうに優秀な成績となった。前走9着から当日5番人気で優勝した2019年レイエンダや、前走6着から当日8番人気で2着好走したガロアクリークなども含まれており、OP特別組は前走の着順よりも人気をチェックしたほうがいい。

重賞組の取捨は「前走の着順」。興味深いことに、重賞組の勝ち馬5頭はすべて前走5着以下に敗れており、前走1着馬を含む4着内馬は1頭も勝てていないのだ。さらに、前走重賞4着内馬の中には当日1番人気に推された馬が3頭もいたのに、いずれも掲示板にすら載れず人気を裏切っていた。

年齢別データでは圧倒的有利であった4歳馬であっても、「前走重賞で4着内」だと【0.0.1.5】と、連対馬ゼロで3着馬を1頭出したきりだった。

本レースはちょうど夏競馬の入り口にあたる季節の変わり目に行なわれる。前走重賞で好走した馬はそこで力を出し切ってしまい、気温や湿度が上昇するこの時期には調子が落ちるケースがあるのではないだろうか。

一方、前走重賞で5着以下だった馬は【5.4.4.40】勝率9.4%、複勝率24.5%という成績。好走率がそこまで抜けて高いわけではないので、もっと絞り込む余地はないかと調べてみたものの、前走の着順はもちろんのこと人気や着差を見ても特筆点は見当たらない。

強いて言えば、前走がGIIだった馬は【3.2.1.10】勝率18.8%、複勝率37.5%、単勝回収率156%、複勝回収率137%と、優秀な数字を残していた。同じ大敗組なら、GIIIよりはGIIのほうが力が上である一方、前走GIから季節末のGIIIに出走するような馬は“ワケアリ馬”が多いものと思われる。

☆前走3勝クラスを勝ち上がった4歳馬⇒カワキタレブリー
☆前走OP特別・リステッドで2番人気以内⇒エアファンディタ、ヤマニンサンパ、ルージュエヴァイユ
☆前走重賞で5着以下⇒エアロロノア、ショウナンマグマ、トーラスジェミニ、ピースワンパラディ、ヤマニンサルバム、ラストドラフト、レクセランス
☆前走GIIで5着以下⇒エアロロノア、ラストドラフト

■種牡馬系統
・サンデーサイレンス系/【6.7.7.76】
 勝率6.3% 複勝率20.8%
・キングマンボ系/【2.0.1.8】
 勝率18.2% 複勝率27.3%
・ノーザンダンサー系/【1.2.2.16】
 勝率5.0% 複勝率23.8%
・ロベルト系/【1.0.0.14】
 勝率6.7% 複勝率6.7%
・ミスタープロスペクター系/【0.1.0.7】
(キングマンボ系除く)
 勝率0.0% 複勝率12.5%
・グレイソヴリン系/【0.0.0.3】
 勝率0.0% 複勝率0.0%

サンデーサイレンス系は出走馬の大半を占めるせいか、平均的な好走率。同系統で複数の好走馬を出しているのは、今年も出走馬がいるディープインパクト、ダンスインザダーク、ステイゴールドの3種牡馬なのだが、いずれもすでに供用終了している点は気になるところ。

好走率が高いのはキングマンボ系。しかも該当馬のほとんどが人気薄であり、好走3頭も5、9、18番人気と穴馬ばかり。そのため回収率は単勝279%、複勝389%と、驚異的な数字を叩き出している。

サンプル数が少ないので偶然の可能性もあるとはいえ、馬券になった3頭以外にも、2017年12番人気4着のクラリティシチーや2021年13番人気5着のアトミックフォースなど、人気以上に駆けた例も多い。キングマンボ系は荒れ馬場が得意なので、開催終盤で雨にも祟られやすい本レースは適性が向くのかもしれない。実際、好走馬3頭はすべて稍重以上の馬場を走っていた。

それ以外の狙い目は、ノーザンダンサー系の複勝率が少し高めに出ているくらい。ロベルト系は勝率・複勝率ともに低いものの、直近の昨年に同系・モーリス産駒のノースブリッジが4番人気で優勝しているので、うかつに軽視できない。キングマンボ系を除くミスタープロスペクター系とグレイソヴリン系は静観でいいだろう。

☆父ディープインパクト⇒フィアスプライド、ヤマニンサンパ、レクセランス
☆父キングマンボ系⇒インダストリア、エアロロノア、ココロノトウダイ、トーラスジェミニ、レインフロムヘヴン

■騎手
・戸崎/【2.1.1.5】
 勝率22.2% 複勝率44.4%
・岩田康/【2.0.0.1】
 勝率66.7% 複勝率66.7%
・C.ルメール/【1.1.1.3】
 勝率16.7% 複勝率50.0%
・石橋/【1.1.0.6】
 勝率12.5% 複勝率25.0%
・浜中/【1.0.1.1】
 勝率33.3% 複勝率66.7%
・川田/【0.2.1.2】
 勝率0.0% 複勝率60.0%
・M.デムーロ/【0.2.0.2】
 勝率0.0% 複勝率50.0%
・柴田大/【0.0.2.3】
 勝率0.0% 複勝率40.0%

3着内に複数入った現役ジョッキーを列挙した。

それぞれ2勝を挙げている戸崎・岩田康の地方出身の両騎手を筆頭に、追える騎手や渋太い騎手(石橋騎手や柴田大騎手)が多いことに気が付く。

荒れ馬場や道悪で行なわれるケースが多いため、スピードや切れ味を活かすようなスマートな乗り方をする騎手よりも、腕っぷしが強く先行でも差しでも最後に馬をガッツリ追ってくる騎手のほうが、本レースは向くのかもしれない。

☆戸崎騎手騎乗予定⇒エアファンディタ
☆C.ルメール騎手騎乗予定⇒インダストリア
☆石橋騎手騎乗予定⇒ガロアクリーク
(Text:Hattori)

☆競馬評論家・田原基成氏の「重賞出走馬全頭分析」は【毎週木曜日】18時公開!

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