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UMAJIN.net編集部

2023/06/01 16:05

【重賞出走馬追い切りレポート】安田記念

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●6月4日 安田記念(GI、東京、芝1600m)

■イルーシヴパンサー 助手騎乗、美浦ウッド単走。別厩舎の併せ馬を内に見ながら、コーナーを大きく使って直線へ。少しおっつけられる場面はあったものの、ギアが入ってからの伸びは上々だった。先週はラスト1F10秒9を出せているし、中13週となるが能力全開に期待できそう。【7】

■ウインカーネリアン 三浦騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。先行させた準オープン馬を追い、直線ではインへ。気迫不足なのか加速にやや手間取るが、最後はジワッと伸びて併入としている。ここまでのメニュー消化は順調で、海外遠征帰りを考えれば悪くない状態か。【6】

■ガイアフォース 助手騎乗、栗東坂路単走。先週、西村淳騎手騎乗で目一杯追われたのが実質の最終追い。今週は息を整える程度の内容だった。リズム重視の入りでラストも馬任せながら、素軽く躍動感ある動きからしっかり加速できていたのはいい。3カ月ぶりだった前走時から大きく上昇。【7】

■カフェファラオ 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。3歳未勝利を追走し、直線ではインへ。手応えには余裕があったが、鞍上はそこまで追わずなんとか併入に持ち込んだというところ。帰厩後併せ馬を5本こなせており、海外帰りでも体調は安定していそうだが、気配としてはギリギリ及第点か。【5】

■ジャックドール 武豊騎手騎乗、栗東CW単走。1週前に自己ベストに迫る時計を出しており、今週は鞍上との意思疎通を確認するような内容だった。リードホースとして前に3歳未勝利を置いたが、これが案外動かなかったので3角過ぎで体を併せることなくあっさりパス。抜け出しても集中を保ってキビキビと進み、ラストは鞍上がギアの上限を確認するように仕掛けると、滑らかに加速した。GIを勝利した後とは思えない雰囲気にあり、高いレベルで好調維持だ。【7】

■シャンパンカラー 内田騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。3歳未勝利2頭を追走し、直線では内ラチ沿いに進路を取る。脚力の違いを示すように楽々と伸び1頭と併入、1頭に先着している。これまでの坂路から最終追いをウッドに切り替えたのがどう出るかだが、疲れはなさそう。この馬なりに順調と言える。【6】

■シュネルマイスター 嶋田騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。鳴尾記念に出走するマイネルファンロンと最終スパーリング。序盤は折り合いに専念し、直線で並び掛けると手応え優勢でアオり、最後は1馬身抜け出してのフィニッシュとした。脚を溜めていた分あと少し弾けて欲しかった感はあるものの、全体的な素軽さは申し分なしだ。高値安定。【7】

■セリフォス 助手騎乗、栗東CW併せ馬。気難しさを出し直線では引っ張り切りになるなど鞍上が制御に苦労していたが、伸びそのものは豪快。手応え圧倒で先行していたオープン馬に半馬身の先着を果たしている。海外帰りを感じさせない活気には好感。持てる力はフルに出せそう。【7】

■ソウルラッシュ 松山騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。先週CW3頭併せで強い負荷を掛けられており、仕上げはほぼ完了。今週は坂路でバランス調整に専念するような内容となった。3歳未勝利と体を並べ、相手の動きに合わせ闘志を内に秘め併走。わずかに促されたラストでスッと加速しアタマほど抜け出しての先着を果たしている。精神面でかなりいい状態にありそう。好仕上がりだった前走時からさらに前進し、目下絶好調か。【8】

■ソダシ 川田騎手騎乗、栗東坂路単走。先週CWである程度速い時計を出しており、中2週での再東上を考慮し今週は控えめな調整に留まる。緩いペースでも力むことなく入り、ラストは一瞬反応に鈍さを感じさせたものの柔軟に四肢を使って加速できていた。極端なデキ落ちはなく、依然好調域にある。【6】

■ソングライン 戸崎騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。前後に馬を置く隊列で進み、直線では左右2頭の間に割って入る3頭併せ。タイトに挟まれてもテンションを上げたりせず自分の走りに集中し、馬なりのまま鋭く抜け出して最先着を果たしてみせた。仕上がりとしてはあとひと息に思えた前走からグンと良化。万全のデキだ。【7】

■ダノンスコーピオン 助手騎乗、栗東坂路単走。道中はやや散漫だったが、仕掛けられるとしっかり気持ちを乗せて力強い伸びを示した。5カ月ぶりだった前走から着実に前進。【6】

■ドルチェモア 坂井騎手騎乗、栗東坂路単走。中3週で再度の東京遠征を考慮し、終いだけ伸ばす内容。どこか体幹に弱さがあるのか終始モタれ気味ではあったが、走り全体はまずまず力強かった。徐々に復調しつつある。【6】

■ナミュール 助手騎乗、栗東坂路単走。レース間隔が詰まっており、脚捌きを確認する程度の内容に留まる。序盤はリズミカルに進み、ラストは脚を溜めた分、まずまずの加速を披露できていた。前走よりいい状態で走れそうだ。【6】

■ナランフレグ 丸田騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。障害未勝利を追走し、気迫十分に取り付いていく。直線半ばでスッと抜け出しても集中を保って鋭く加速できていた。走ることへのモチベーションがかなり高そうな雰囲気。2カ月ぶりを感じさせない好気配と言える。【7】

■マテンロウオリオン 横山典騎手騎乗、栗東CW併せ馬。鞍上に全権委任の調整。目標とした相手が動かなかったことから直線入口あたりでスッとパスさせ、そこから鞍上がグイグイ追うと豪快な伸びを披露した。体調や気配に問題なしと判断したうえでのハード追いだろう。まとまった休みを取らず走り続けているが、ここ最近では一番の状態では。【7】

■メイケイエール 今週の速い時計はなし。土曜に坂路4F50秒5(馬なり)を出したのが実質の最終追い。メンタル面と輸送を考慮し今週は運動程度の調整に留まっている。フレグモーネでヴィクトリアマイルを回避したが、調整再開後の動きは上々。悪くない気配で臨めそう。【6】

■レッドモンレーヴ 助手騎乗、美浦芝併せ馬。内2頭を外からマクる3頭併せ。直線では脚力の違いを示すように鋭く伸びて最先着としている。コーナーを迎えたあたりの操縦性も上々だったし、前走勝利の反動は少なく、高いレベルで安定。【7】


<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。
(Text:Nishimura)

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