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2023/05/25 13:00

【日本ダービー(GI)攻略データコラム】前走上がり順位と当日体重の増減に見逃せない傾向が

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日本ダービー(GI) 3歳 定量 東京芝2400m
※過去10年分のレースデータを基に分析する。

■人気
・1番人気/【3.2.2.3】
 勝率30.0% 複勝率70.0%
・2番人気/【1.3.1.5】
 勝率10.0% 複勝率50.0%
・3番人気/【3.3.1.3】
 勝率30.0% 複勝率70.0%
・4-6番人気/【2.2.0.26】
 勝率6.7% 複勝率13.3%
・7-9番人気/【0.0.3.27】
 勝率0.0% 複勝率10.0%
・10番人気以下/【1.0.3.84】
 勝率1.1% 複勝率4.5%

1番人気は複勝率70.0%と、好走率は悪くはない。ただし過去10年で3勝は物足りないうえ、近5年は【1.1.0.3】と成績は下降気味。トレンド的には楽観視できない。

人気サイドでは3番人気が3勝、複勝率が70.0%で、1番人気と同じ。1番人気よりはオッズがつく分、回収率は単勝138%、複勝135%と、儲かる数字を残している。狙い目はここだ。

4番人気以下になると好走率はガクンと落ちる。勝ち馬は4番人気、5番人気、そして12番人気から、それぞれ1頭ずつ。フタ桁人気がダービーを勝ったのはグレード制導入後、2019年の12番人気ロジャーバローズただ一頭であり、これは特殊ケースと考えていい。連対馬も前出のロジャーバローズ以外はすべて5番人気以内。基本的には堅いレースといえる。

ただし3着はヒモ荒れすることがあり、2018年には16番人気のコズミックフォースが3着に激走して、3連単が285万もつく大波乱となった。高配当を狙いたい人は3連単の3着に人気薄を忍ばせよう。

■枠順
・1枠/【3.2.1.14】
 勝率15.0% 複勝率30.0%
・2枠/【1.1.3.15】
 勝率5.0% 複勝率25.0%
・3枠/【1.0.1.18】
 勝率5.0% 複勝率10.0%
・4枠/【0.2.1.16】
 勝率0.0% 複勝率15.8%
・5枠/【1.1.0.18】
 勝率5.0% 複勝率10.0%
・6枠/【1.2.2.15】
 勝率5.0% 複勝率25.0%
・7枠/【2.1.1.25】
 勝率6.9% 複勝率13.8%
・8枠/【1.1.1.27】
 勝率3.3% 複勝率10.0%

ダービーではもっとも有名なデータであるが、枠別成績では1枠がよく走っている。勝率15.0%、複勝率30.0%はどちらもトップだし、単勝回収率はなんと508%もの驚異的な数字を叩き出している。

これは2019年に単勝9310円のロジャーバローズが勝ったことにより引き上げられたのだが、この勝利が“ダービーの1枠有利”をファンに深く刻み付ける決定打にもなった。

それ以外では一見、目立った傾向は見当たらないものの、好走例が少ない6番人気以下に限って調べると、内めの1-4枠からは1着馬1頭、3着馬5頭と好走馬が出ているのに、外めの5-8枠は3着馬が1頭だけ。16番人気で3着に飛び込んだコズミックフォースも4枠7番と内寄りの枠だった。

昨年は7枠と8枠の人気サイドがワンツーフィニッシュを決めたので、力のある馬については枠はそこまで気にしなくていいかもしれない。それでも全体的な傾向としては、やはり内枠が有利であるようだ。

■キャリア
・3戦/【1.1.0.8】
 勝率10.0% 複勝率20.0%
・4戦/【3.4.2.28】
 勝率8.1% 複勝率24.3%
・5戦/【4.3.3.33】
 勝率9.3% 複勝率23.3%
・6戦/【1.1.4.29】
 勝率2.9% 複勝率17.1%
・7-9戦/【1.1.1.44】
 勝率2.1% 複勝率6.4%
・10戦以上/【0.0.0.6】
 勝率0.0% 複勝率0.0%

キャリアは3戦から5戦が好走率が高く、6戦になると勝率が大幅にダウン。7-9戦はさらに好走率が下がり、10戦以上で馬券になった例はなかった。

やはりレースに多く使われて消耗していたり、底が割れているような馬は、ダービーの大舞台で活躍できないのだろう。

またダービーに出るような素質馬は特に、年々レースを大事に使うようになっており、出走数自体少なかったキャリア3戦の馬はここ2年連続で連対している。

このようにキャリアの少ない馬が走る傾向はより強くなっている。今年の登録馬の中でもっとも出走数が少ないのは、3戦のソールオリエンス。無敗の二冠達成に向けて、追い風となるデータだ。

☆キャリア3戦⇒ソールオリエンス
☆キャリア4戦⇒シャザーン、スキルヴィング、タスティエーラ、ベラジオオペラ、ホウオウビスケッツ

■乗り替わりの有無
・継続騎乗/【9.9.8.93】
 勝率7.6% 複勝率21.8%
・乗り替わり/【1.1.2.55】
 勝率1.7% 複勝率6.8%

“1枠有利”以上に有名なのが、“ダービーは乗り替わりは勝てない”というデータ。実際、グレード制導入後、乗り替わりで優勝したのは2021年のシャフリヤール1頭だけ。しかもこれは2、3走前に騎乗していた福永騎手に手が戻ったものであり、初騎乗での勝利は一度もない。

やはり厳しいせめぎ合いが繰り広げられるダービーでは、馬のクセや特徴を知っている騎手にアドバンテージがあるのだろう。

■当日馬体重の増減
・マイナス体重/【8.6.6.64】
 勝率9.5% 複勝率23.8%
 単勝回収率158% 複勝回収率116%
・増減なし/【0.1.1.24】
 勝率0.0% 複勝率7.7%
 単勝回収率 0% 複勝回収率31%
・プラス体重/【2.3.3.60】
 勝率2.9% 複勝率11.8%
 単勝回収率14% 複勝回収率30%

レース当日の馬体重の増減には特筆すべき傾向が見られた。当日マイナス馬体重の成績がひじょうに高く、過去10年で8頭の勝ち馬を出していたのだ。勝率や好走率も高く、回収率は単複ともにプラス収支を計上している。

それに比べて、前走と同じ体重だったりプラス体重で出てきた馬は成績が冴えない。好走率は平均値をかなり下回るし、回収率にいたっては悲惨な数字となっている。

ダービーは3歳牡馬の最大目標ということで、どの馬も究極の仕上げを施してくる。また暑くなる時期でもあるので、それでいて体重が変わらなかったり増えているような馬は仕上がりが甘い可能性がある。研ぎ澄まされた馬体でなければ、ギリギリの勝負には加われないのだろう。

■前走の上がり3F順位
・1位/【6.0.1.20】
 勝率22.2% 複勝率25.9%
・2位/【2.2.4.17】
 勝率8.0% 複勝率32.0%
・3位/【1.2.0.13】
 勝率6.3% 複勝率18.8%
・4-5位/【1.5.1.22】
 勝率3.4% 複勝率24.1%
・6位以下/【0.1.4.73】
 勝率0.0% 複勝率6.4%

前走の上がり3Fタイムの順位別成績を調べると、過去10年で1位の馬が6勝で、勝率22.2%は抜けたトップ。また2位の馬も2頭の勝ち馬を出すとともに、複勝率32.0%は1位を上回る最上位となっている。

こうして見ると、直線の長い東京で行なわれるだけに、やはり決め手のある馬が有利なように思われる。

ただし、これを6番人気以下に限って調べると、違った傾向も浮かび上がる。6番人気以下で3着内に好走した7頭のうち、前走上がり1位をマークしていた馬はなんとゼロ。前走上がり2、3位だった馬も2頭。

一方で、前走上がり4位以下だった馬は好走馬の半数以上を占める5頭。さらにそのうち4頭は上がり6位以下という末脚が冴えない馬だったのだ。

6番人気以下の好走は2019年1着のロジャーバローズ以外はすべて3着馬。連対馬のほとんどは5番人気以内の人気サイドで、前走の上がり順位も上位馬が大半。

ただし人気薄の3着に限っては、むしろ前走の上がり順位は高くないほうがいい。穴狙いの人にはぜひ覚えておいてほしいデータである。

■前走レース
・皐月賞/【7.9.6.69】
 勝率7.7% 複勝率24.2%
・京都新聞杯/【2.1.0.19】
 勝率9.1% 複勝率13.6%
・毎日杯/【1.0.0.5】
 勝率16.7% 複勝率16.7%
・青葉賞/【0.0.3.20】
 勝率0.0% 複勝率13.0%
・プリンシパルS/【0.0.1.8】
 勝率0.0% 複勝率11.1%

好走馬の大半を占めるのが、やはり皐月賞組。好走率も平均値(勝率5.6%・複勝率16.9%)をしっかり上回っている。過去10年、皐月賞組が馬券に絡まなかったことはなく、2014年以降は2頭以上が3着内に好走している。軸は皐月賞組から取るのが無難だろう。

皐月賞組の好走条件を調べてみると…

・前走3着以内/【4.8.3.14】
 勝率13.8%、複勝率51.7%
・前走3番人気以内/【5.8.1.13】
 勝率18.5%、複勝率51.9%
・前走着差0秒5以内(勝ち馬含む)/【6.9.4.19】
 勝率15.8%、複勝率50.0%

このように皐月賞で好走していたり高評価だった馬の成績が高く出ている。該当馬の大半は人気サイドではあるものの、なかには2021年9番人気で3着に激走したステラヴェローチェが上記ふたつのデータをクリア(皐月賞0秒5差の3着)していたように、思わぬ“掘り出し物”もある。

3頭の連対馬を出している京都新聞杯組の取捨はわかりやすい。そこで2番人気以内に支持されていた馬が【2.1.0.3】と、好走3頭はすべて該当していたのだ。今回、京都新聞杯から出走するサトノグランツは前走1番人気だったので好走条件に当てはまる。

青葉賞組は「好走すれども2着止まり」と以前より言われており、実際OP特別時代を含めて、同組からダービーを制した馬はまだ一頭もいない。

最近はその“不勝神話”に拍車がかかり、過去10年は来ても3着止まり。近年は芝レース全般で間隔をあけたローテーションのほうが好走率が高まる傾向にあるので、中3週で東京芝2400mを走るという日程は以前にもまして不利な条件になっているものと推測される。

青葉賞組のチェックポイントは「前走4角通過順位」。好走馬3頭はすべて4コーナーを4番手以内で通過していた。ダービーでは底力とともにスピード能力も求められるため、同コースの前哨戦でもスピードを見せられないような馬は通用しないのだ。

今年の青葉賞組2頭はどちらも差して好走しており、4コーナー通過順位は4位以内どころかフタ桁順位である。過去の傾向からは手が出せない。

毎日杯組はサンプル数が少なく、好走例は2021年1着のシャフリヤールのみ。前述のように、ゆとりのあるローテが好まれる近年の傾向的には中8週の毎日杯組は注目すべきかもしれない。とはいえデータが足りないのは事実だし、同年のちに有馬記念を制覇するブラストワンピースはダービー2番人気で5着に敗れていたりもする。ここはもう少し経過観察が必要だろう。

(Text:hattori)

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