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田原基成

2023/05/13 18:21

【ヴィクトリアマイル】この馬は第二のブエナビスタ。迷わず本命◎。/新潟6R/京都10R

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【東京11R ヴィクトリアマイル】

「ああ、今後はもう一生この馬が本命でいいんだな」

この感覚を抱いたのはブエナビスタ以来のことだ。

2歳時からバケモノじみた活躍を見せていた同馬。国内レースでは5歳時に出走した宝塚記念まで馬券内を外したことがなく、私は同馬が出走したレースで半ばオートマティックに◎を打っていた。余計なことを考える必要がなかったのだ。

東京芝1600m、東京芝2000m、阪神芝2200m、東京芝2400m、中山芝2500m。

条件不問で馬券内を確保し続ける安定感。予想をしていてこれほど助かった存在はいない。グランアレグリアやジェンティルドンナ、リスグラシューですら馬券外のレースがあったというのに……。

ブエナビスタ引退から10年以上。

ようやく“ブエナビスタの後継馬”が4月に誕生した。

1枠2番、スターズオンアース。

スターズオンアースとブエナビスタは驚くほど共通点が多い。4歳春まで馬券内率100%、牝馬二冠馬、牡馬混合GIで2着。社台ノーザングループ系のクラブ馬である点も同じだ。

惜敗続きの近2走はいずれもスタート後に寄られるシーンがあった。桜花賞は先行馬が上がり3F33秒台を使う瞬発力勝負で一段階上のギアを披露しており、オークスは大外枠にもかかわらず7-8番手追走と先行力やマイルの流れを悲観する必要はない。百戦錬磨のC.ルメールが1枠2番から大外ブン回しなどするはずがないだろう。

「前走よりも良かったと思います。状態は完璧になりました」
「今回は良いスタートをしたいです」
「能力はありますので心配はしていません」

C.ルメールが発する言葉の節々にうかがえる自信。1週前にウッドで追われた際の1F11秒1は大阪杯の1週前追い切り時と同じ時計だ。舞台適性や枠順、展開云々で評価を上げ下げするようなレベルの馬ではないと思う。

ここで改めて、私が“第二のブエナビスタ”を確信した前走大阪杯を振り返る。

当時の阪神芝は前残りの馬場傾向。逃げ切り勝ちのジャックドールに4角3番手のダノンザキッド、同じようなポジションにいたマテンロウレオも掲示板内を確保。5着マリアエレーナも内枠を引いた馬だ。

そんななか、馬番フタ桁番から猛然と追い込んだのがスターズオンアース。内回りコースに加えて休み明けで初の牡馬混合重賞と不安要素しかなかったが、結果は勝ち馬とタイム差なしの2着……この馬の強さを疑う余地はない。

リスグラシュー。
グランアレグリア。
クロノジェネシス。
ラッキーライラック。

近代競馬で名牝と呼ばれるこれらの馬は、2歳時との比較で20キロ以上も馬体重を増やしていた。それでも終いの切れ味は変わっておらず、まるで体重増に比例して球速を右肩上がりで上げていく大谷翔平のよう。“覚醒ゾーン”に入った馬に私はもう逆らわない。

本命に迷いなし。

スターズオンアースに◎を託す。

相手本線に抜擢するのはスタニングローズ。

昨年はオークス2着、秋華賞1着とハイレベルな牝馬クラシック戦線でスターズオンアースと好勝負。秋3戦目かつ極悪馬場のエリザベス女王杯は参考外、強風吹き荒れる中山記念は外枠で先行し5着も勝ち馬とは0秒2差と大負けしていない。ほとんど緩んだ箇所のないラップの秋華賞で先行押し切りは強い馬の証明。スタミナが活きる東京マイルの舞台は歓迎のタイプで、人気の盲点にあるここは注目すべき1頭だ。

ナミュールも軽視禁物。

東京新聞杯から臨むローテーションは昨年の2着馬ファインルージュとまったく同じ。左回りの芝1600mでは【2ー1ー0ー0】と連対を外しておらず、敗れた前走も1分31秒台で走破している。中10週以上の休み明けでは【2-2-0-0】とこちらも連対率100%。陣営が狙いすました一戦であることは間違いなく、軽くは扱えない。

さらにはソングライン。

前走海外→当レースへの参戦は昨年とまったく同じ。その昨年は内枠でやや窮屈さも感じるようなレースだったが勝ち馬とは0秒3差だった。安田記念で下した相手はシュネルマイスター、セリフォス、サリオス、ダノンザキッドなどのちの重賞連対馬が並ぶ。牝馬限定戦では明らかに格上だし、東京芝1600mの成績【3ー1ー0ー1】を見逃すことはできない。

【東京11R ヴィクトリアマイル予想の印】
◎2 スターズオンアース
〇5 スタニングローズ
▲11 ナミュール
☆6 ソングライン
△16 ソダシ
△3 サウンドビバーチェ
△8 ララクリスティーヌ
△12 ナムラクレア

【単勝】2(1点)
【馬連/ながし】2-5,11,6(3点)
【3連複/ながし】2-5,11,6,16,3,8,12(21点)
【3連単/フォーメ】2→5,11,6→5,11,6,16,3,8,12(18点)


次に、自信の一鞍。

【新潟6R 4歳上1勝クラス】

エルザストラウムが5着に敗れた前走はハイレベルレース。当時の1.2.3.4.6着馬で次走すでに出走した馬の成績は【3-0-0-1】、唯一馬券外だったサトノスライヴも3月に2勝クラスを制している。他馬の出方を見つつマイペースで運べる外枠替わりは歓迎。2走前と同じく道中はリズムよく先行→4角先頭で圧勝こそ私が描く青写真だ。

【新潟6R 4歳上1勝クラス予想の印】
◎10 エルザストラウム
〇1 エレアイム
▲9 キガサ
☆7 サニーバローズ

【単勝】10(1点)
【馬連/ながし】10-1,9,7(3点)
【ワイド/ながし】10-1,9,7(3点)


最後に太鼓判レース。

【京都10R 錦S】

初芝で勝利を収めたシェイリーンの前走。特筆すべきは上がり3Fで、逃げて上がり3F最速かつラスト2Fめは10秒9とすさまじい瞬発力を披露していたのだ。当時下したレッドラディエンスは先週2勝クラスを勝ち上がり。新馬戦後を含めた叩き2戦目の成績【2-0-1-0】を見るより、さらにパフォーマンスを上げてくる可能性は高い。先行押し切り想定。

【京都10R 錦S予想の印】
◎11 シェイリーン
〇10 グランディア
▲6 ヴィアルークス
☆12 パーソナルハイ
△1 ヴェルトハイム
△3 ロワンディシー
△4 トオヤリトセイト
△2 リトルクレバー

【単勝】11(1点)
【馬連/ながし】11-10,6,12(3点)
【3連複/ながし】11-10,6,12,1,3,4,2(21点)
【3連単/フォーメ】11→10,6,12→10,6,12,1,3,4,2(18点)

田原基成のプロフィールはこちら
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