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UMAJIN.net編集部

2023/02/16 16:05

【重賞出走馬追い切りレポート】フェブラリーS/ダイヤモンドS/京都牝馬S/小倉大賞典

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●2月19日 フェブラリーS(GI、東京、ダ1600m)

■アドマイヤルプス 内田騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。3歳未勝利2頭を追走し、直線では内へ。取り付く際にやや気迫不足な感があり、ラストの伸びも欠いてそれぞれに遅れ入線に終わっている。2カ月半ぶりの前走を使っての変わり身は強調しづらい。【5】

■オーヴェルニュ 福永騎手騎乗、栗東CW単走。序盤からある程度スピードに乗っていき、直線では馬場の真ん中でブレのない走りを披露。単走とは思えない気迫を感じさせ、ラストまでいい手応えを保って駆け抜けた。鞍上にとってラストGI騎乗となる一戦に悔いのない稽古ができたのでは。好気配。【7】

■ケイアイターコイズ 新谷師騎乗、栗東坂路単走。中1週となるため軽めの調整に留まる。走路のコンディションのこともあり無理をさせず、まずまずの素軽さを保ってラチ沿いを伸びた。レース間隔が詰まっているが、目立った疲れはなく順調。【6】

■ケンシンコウ T.バシュロ騎手騎乗、美浦坂路単走。手前を換えた際にバランスを崩すシーンはあったが、態勢を立て直してからはまずまず素軽かった。終いは要したが、バテたわけではなく許容範囲。4カ月ぶりを2回使われ着実に良化だ。【6】

■ジャスパープリンス 助手騎乗、栗東坂路単走。まずまずの活気を感じさせて進むが、力みがあって脚をそこまで溜められていない。ラストも失速気味ではあったが、降雪した走路を苦にした面もあっただろう。一定の素軽さはあり、この馬なりには順調。【6】

■シャールズスパイト 助手騎乗、東京競馬場ダート単走。月曜日のゲート試験からそのままスピードに乗って3Fほど流す形。環境の変化には動じていないようで、行きっぷりは上々だった。全体的に軽快さがあり、輸送疲れはそれほどでもないだろう。体はすっきり見せているし、あとは本番での対応次第だが、気配はまずまずといったところ。【6】

■ショウナンナデシコ 助手騎乗、栗東坂路単走。先週の坂路併せ馬で目一杯の負荷を掛けられており、輸送を控える今週は終い重点の単走調整。落ち着き払ってリズミカルに進み、坂の途中の見せムチには機敏に反応。鋭い加速を披露した。中6週とひと息入れてのリフレッシュ効果は大きく、いい状態で走れそうだ。【7】

■スピーディキック 野田トレセン単走。先週月曜日に本追い切りをこなし、今週月曜の最終追いは息遣いを確認する程度。終始前向きさがあり、走ることへのモチベーションはかなり高そう。一連の勢いをしっかりキープし、高値安定と言える。【7】

■セキフウ 助手騎乗、栗東坂路単走。坂の手前で大きくバランスを崩す場面があったが、態勢を立て直してからはまずまず素軽い伸びを見せていた。四肢を柔軟に使えていたのも好感。デキは安定している。【6】

■ソリストサンダー 助手騎乗、栗東坂路単走。序盤から前向きさにあふれる雰囲気で登坂。ベテランらしくブレの少ないシャープな走りを見せ、ラストではややワンペースになってしまったものの力強さを保って駆け抜けた。先週はCWで猛時計を出していたし、半年ぶりでも自分の競馬はできそうだ。【6】

■テイエムサウスダン C.ルメール騎手騎乗、美浦坂路単走。前後に馬を置く3頭併せ。直線では左右2頭がバラけ、開いた真ん中をジワジワと伸びて最先着を果たした。前走で感じた重苦しさはある程度解消しており、気配上昇は見込める。【6】

■ドライスタウト 戸崎騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。先週CWで速い時計を出したのが実質の最終追い。今週は終い重点の坂路追いで疲れを残さないことに主眼を置いた内容。先行していた準オープン馬をあっさりキャッチアップし併走、ラストのゴーサインに反応して半馬身抜け出しての先着を果たしている。時計に派手さはないが、もともと坂路では走らない馬。気迫に関しては申し分なかった。好仕上がりだ。【7】

■ヘリオス 助手騎乗、栗東CW単走。走りにくい走路コンディションを感じさせず、いい行きっぷりを示す。仕掛けられたラストであと1枚ギアを上げて欲しいところだったが、まずまずの伸びを披露した。一定の上積みはありそう。【6】

■メイショウハリオ 菱田騎手騎乗、栗東坂路単走。先週坂路で強い負荷を掛けられており、輸送を控えた今週は終い重点の内容。馬場の真ん中で馬自ら重心をグンと沈めて加速し、いい手応えを保ったまま駆け抜けた。中間の調整過程は申し分なく、前走以上と言える絶好の気配にありそう。【8】

■レッドルゼル 助手騎乗、栗東CW単走。先週CW3頭併せで速い全体時計を出しており、これが実質の最終追い。今週は息を整える程度の内容で、終い重点だったが集中を高めて豪快に切れた。ひと息入っているが、持てる力をフルに出せそう。【7】

■レモンポップ 坂井騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。3歳1勝クラスを追走。コーナーワークであっさり併走に持ち込むと、オーバーワークを避けて相手に合わせる形で併入とした。手応えは抜群で、少しでも促せば突き抜けそうな雰囲気。新たにコンビを組む坂井騎手との意思疎通ぶりも申し分なし。前走快勝の反動は少なく、高いレベルで安定。【7】


●2月18日 ダイヤモンドS(GIII、東京、芝3400m)

■アスクワイルドモア 鷲頭騎手騎乗、栗東CW併せ馬。終始前向きな雰囲気で進み、楽な手応えで準オープン馬に取り付く。そのまま稽古駆けする相手に対して余力を保ったまま併入とした。中間の乗り込みは意欲的だし、力をフルに出せそうな絶好の仕上がり。【8】

■ウインキートス 助手騎乗、美浦坂路単走。序盤はセーブし脚を溜めることに専念したが、散漫さが目立つ。ラストも手応えほどは伸びなかった印象だ。本来ウッド調教の予定が馬場入りをゴネ、坂路に切り替えた影響も少なからずありそう。変わり身は強調しづらい。【5】

■ヴェローチェオロ 酒井騎手騎乗、栗東CW併せ馬。デビュー前の新馬を先導する折り合い重視の内容。懸命に追われて伸びてきた相手を余裕十分のまま受け流し、最後だけひと伸びしてクビ差の先着を果たした。1年弱ぶりの一戦となるが、ここまで丹念に乗り込まれており落ち着いて走れているのはなにより。持てる力は出せそう。【6】

■カウディーリョ 石橋騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。前後に馬を置く3頭併せ。直線では1頭を置き去りにし、勢いよく伸びたもう1頭を目掛けて気合い十分に伸びると最後は併入に持ち込んだ。気持ちの乗りは申し分なく、脚捌きも軽快そのもの。骨折明けで9カ月半ぶりだった前走時から大きく上昇だ。【7】

■キスラー 助手騎乗、栗東CW単走。中1週で、走路のコンディションのこともあり無理をさせず4Fからソロッと伸ばす形。ややワンペースながら重苦しさを感じさせず伸びた。芝でどうかだが、気配は前走時より良さそう。【6】

■シルブロン 稲垣師騎乗、美浦ウッド単走。序盤から活気十分な雰囲気で低重心のフォームからグイグイと進んでいく。ラストはやや要したものの、お釣りを残した手応えで1F12秒2(強め)でまとめており体調は良さそうだ。一連の好調をしっかりキープ。【7】

■スタッドリー 助手騎乗、栗東E併せ馬。渋って走りにくいCWコースを避け、ダートコースでの最終追い。上々の前進気勢で進み、直線では内後方から来た相手に合わせる余裕を見せて併入とした。先週のCW調整でしっかり負荷を掛けられており、体調は問題なさそう。順調だ。【6】

■タイセイモナーク 助手騎乗、栗東CW併せ馬。外先導で後方の3歳1勝クラスを迎え入れる形。最後はアオられての遅れ入線に終わってしまったが、稽古でそこまで動かないタイプなので問題なし。中間は併せ馬をしっかりこなせており、体調はかなり良さそうだ。高いレベルで安定。【7】

■トラストケンシン 助手騎乗、美浦坂路併せ馬。終い重点の3頭併せ。全体時計は平凡ながら、終始ブレのないシャープな走りで相手2頭と併入に持ち込んだ。中11週を考えれば悪くない仕上がり。【6】

■トーセンカンビーナ 助手騎乗、美浦坂路併せ馬。3歳未勝利に取り付いていくが、気持ちが乗らず先に手が動いたのはこちら。グイグイ追われて馬なりの相手になんとか併入と、どちらが年長かわからないような内容だった。乗り込みは入念で脚元不安はもう大丈夫そうだが、攻め気配は平凡。ここを使ってからか。【4】

■ヒュミドール 助手騎乗、美浦ウッド単走。折り合い重視でスタミナを温存し、ラストで伸ばすメリハリを意識した内容。鞍上の意のままに落ち着いて進み、ラストはまずまず素軽い伸びを示した。前走よりいい状態で走れそう。【6】

■ベスビアナイト 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。外で3歳未勝利を先導し折り合いに専念する内容。直線で相手を迎え入れても変にエキサイトせず、落ち着きを保てていたのは好感。あと少し鋭さは欲しかったところだが、悪くない仕上がりと言える。【6】

■マリノアズラ 助手騎乗、美浦ウッド単走。テンション面を気遣ってか、終始無理をさせないゆったりとした内容。変に力まず、無駄な動きでスタミナを消耗するような面がなかったのはいい。先週は格上馬ヒュミドールと互角に動けていたし、状態はまずまず。【6】

■ミクソロジー 助手騎乗、栗東坂路単走。1週前にCW3頭併せで強い負荷を掛けられており、これが実質の最終追い。輸送を控える今週は疲れを残さないことを主眼に、脚慣らし程度の内容消化に留まった。降雪で走りにくいコンディションでもしっかり踏み込み、バランスを崩すような場面がなかったのはいい。好調維持だ。【7】

■メイショウテンゲン 助手騎乗、栗東CW併せ馬。ゆったり入り、直線入口で先行馬に取り付き内へ。余力を残してしっかり伸び、手応え優勢で併入としている。長期休養明けを2回使われ、着実に前進。【6】

■レクセランス 助手騎乗、栗東坂路単走。日曜日のCW追いで速い時計を出しており、レース当週は流す程度に留めるのいつものパターン。降雪のある走路で脚を取られるような場面もあったが、この馬なりに素軽い走りはできていた。2カ月半ぶりだった前走から一定の前進は見込める。【6】


●2月18日 京都牝馬S(GIII、阪神、芝1400m)

■ウインシャーロット 助手騎乗、栗東CW単走。前走後は牧場から直接栗東に入り、現地で調整されている。先週CW5F80秒3(強め)と速い時計を出しており、今週は馬の気分に任せた単走・馬なり調整。道中はやや散漫な雰囲気で、直線でも集中し切れていない素振りはあったものの踏み込み自体は力強い。自分の競馬はできそうだ。【6】

■ウォーターナビレラ 助手騎乗、栗東坂路単走。先週坂路自己ベストを更新する数字を出しており、これが実質の最終追いだった。今週は息を整える程度で、終いにややズブさは見せたもののまずまず力強く伸びた。4カ月ぶりを考えれば悪くない仕上がり。【6】

■コムストックロード 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。前後に馬を置く3頭併せ。序盤はしっかり折り合い、仕掛けられたラストで長くいい脚を使って最先着を果たしている。4カ月ぶりだった前走からいい状態で走れそう。【6】

■サトノアイ 吉田隼騎手騎乗、栗東坂路単走。先週の併せ馬で強い負荷を掛けられており、今週は鞍上との意思疎通を深めることに主眼を置いた内容。序盤はピタッと折り合いブレのないフォームで進む。ラストは走りにくい走路を苦にせず、溜めた脚をスパッと弾けさせていた。中10週入っているとは思えない好気配。【7】

■サブライムアンセム 岩田望騎手騎乗、栗東CW単走。テンション面を気遣い、時計となったのはラスト4Fあたりから。馬場の真ん中で単走とは思えない気迫を感じさせ、いい脚を使った。中間は馬なりオンリーだが、この馬はこの調整法がいいようだ。半年の休養明けを2回使われ、いよいよ本調子か。【7】

■シゲルピンクルビー 高倉騎手騎乗、栗東坂路単走。メリハリをつけ、序盤は落ち着いて入り、終いに目一杯追う内容。意図した通り、ラストは力強い伸びを示した。あと少し素軽さが欲しいところだが、5カ月ぶりだった前走よりはいい状態で走れそう。【6】

■スカイグルーヴ 小野寺騎手騎乗、栗東CW併せ馬。美浦の馬だが、短期放牧を挟んで直接栗東入りし調整されている。今週は同じ京都牝馬Sへ出走を予定しているフェルミスフィアと最終スパーリング。序盤からいい前進気勢を見せ先行していた相手に楽に取り付くと、ラストのゴーサインへ機敏に反応し1馬身抜け出しての先着フィニッシュを果たした。栗東入りしてから立ち上げるまでケアに時間を要した感はあるが、これだけ動ければ問題なし。持てる力は出せそうだ。【6】

■ディヴィーナ 坂井騎手騎乗、栗東CW単走。序盤はいかにもモチベーションが高そうな雰囲気。そこを鞍上が絶妙にセーブし脚を溜めると、馬場の真ん中に出された直線では気迫を出し、ギアをスムーズに上げた。1週前の単走でもいい伸びを見せていたし、体調は安定だろう。5カ月ぶりの前走から、大きく上昇している。【7】

■テンハッピーローズ 助手騎乗、栗東坂路単走。先週、福永騎手を背にCWで速い時計を出しており、今週は操縦性の確認程度。時計は平凡ながら、バランスのいい走りで重苦しさは感じられなかった。あと少し鋭さは欲しいところだが、中10週と考えれば悪くない仕上がり。【6】

■ヒメノカリス 松本騎手騎乗、栗東坂路単走。先週坂路で速い時計を出したのが実質の最終追い。今週は渋った馬場をやや気にするような面がありつつも、序盤にしっかり折り合い、終いの脚も悪くなかった。まとまった休みなく稼働しているが、この馬なりに安定。【6】

■フェルミスフィア 助手騎乗、栗東CW併せ馬。同じレースに出走するスカイグルーヴに帯同し、栗東で調整されている。今週はそのスカイグルーヴとの併せ馬で、先行から差を詰められ遅れ入線。渋ったウッドチップに脚を取られたにせよ、気迫不足は気になるところ。攻め気配は強調しづらい。【5】

■ボンボヤージ 川須騎手騎乗、栗東CW単走。テンション面を考慮してゆったり入り、時計となったのは4Fあたりから。渋った馬場を考慮し、終始無理をさせない調整。やや頭は高いが、力強い動きができていた。半年弱ぶりを考えればトレセンでの本数はいかにも物足りないものの、これだけ動ければ大丈夫。自分の競馬はできそうだ。【6】

■ミスニューヨーク 助手騎乗、栗東坂路単走。先週M.デムーロ騎手を背に先行馬をアオった併せ馬が実質の最終追い。今週は渋った馬場で無理をさせず、脚慣らし程度の内容に留まる。ラストは馬自ら気持ちを込めてギアを上げ、上々の伸びを示した。ブレのないフォームにも好感が持てるし、好仕上がりだ。【7】

■メイショウミモザ 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。先週池添騎手を背にCWで強い負荷を掛けられており、今週は坂路で馬なりの調整。坂の途中で脚を取られて失速した僚馬を突き放し、1頭となっても気持ちを切らさず鋭く伸びた。中10週とひと息入っているとは思えない好気配。【7】

■ララクリスティーヌ 中井騎手騎乗、栗東CW単走。序盤はリズム重視の走りに徹し、終いの反応を見るような内容。活気あふれる雰囲気で直線へ入ると、鞍上の仕掛けへ機敏な反応を示し豪快な伸びを見せた。3カ月弱ぶりを感じさせない好仕上がり。【7】

■ルチェカリーナ 助手騎乗、栗東坂路単走。不良馬場を考慮し、無理をさせない調整。やや右にモタれつつも、まずまず力強い登坂ができていた。あとひと追い欲しいところだが、悪くない仕上がり。【6】

■ルピナスリード 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。1週前に強い負荷を掛けられており、今週は調整程度。オープン馬に取り付き、手応え優勢のまま併入としている。降りしきる雪と走りにくい走路のなかでも集中できていたのは好感。2カ月半ぶりだった前走からの上積みは見込める。【7】

■ロータスランド 助手騎乗、栗東坂路単走。先週岩田康騎手を背にCW3頭併せをこなしており、負荷は十分。今週はセーブ気味だったが、それでも序盤から高いモチベーションを感じさせ、坂の途中で手前を換えると抜群の切れ味を発揮した。文句なしの仕上がり。【8】


●2月19日 小倉大賞典(GIII、小倉、芝1800m)

■アルサトワ 助手騎乗、栗東CW併せ馬。3歳未勝利になんなく取り付くと、貫禄の違いを示すように手応え圧倒のまま相手に合わせて併入。道中の折り合いも申し分なく、前走からの上積みは大きそう。【7】

■インテンスライト 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。小倉輸送を考慮し、日曜に追い切り。楽な手応えを保って7馬身差を追い詰め古馬2勝クラスと併入している。1週前追いでもいい動きを見せており、前走からの上積みは見込める。【6】

■ウイングレイテスト 松岡騎手騎乗、美浦ウッド単走。水曜日の天候悪化を見越して火曜日に追い切り。序盤は鞍上とピタッと息を合わせて脚を溜め、直線で手綱を緩められるといい切れを披露した。単走とは思えない気迫が感じられたのも好感。コンスタントに使われているが、疲れはなく高いレベルで好調維持。【7】

■カテドラル 助手騎乗、栗東坂路単走。先週CWで5F63秒6(一杯)という猛時計を出しており、輸送を控えた今週は終い重点の内容。序盤はやや力みはあったものの、ラストは意図した通りの伸びを見せた。まだ良化の余地はありそうだが、ひとまず自分の力は出せる態勢。【6】

■ゴールドギア 丸山騎手騎乗、小倉ダート併せ馬。前走後から小倉に滞在しており、最終追いも現地で。古馬2勝クラスに馬なりのまま取り付き、相手に合わせての併入。余力は十分で、仕掛ければ抜け出せそうな雰囲気だった。仕上がりいまひとつに思えた前走から、一定の前進はありそう。【6】

■サトノエルドール 助手騎乗、小倉芝併せ馬。早めに小倉入りしており、最終追いは現地本馬場で。格下馬相手ではあったが手応え圧倒で併走馬をアオり、ゴール直前のゴーサインには鋭い反応からクビほど抜け出しての先着を果たした。2カ月半ぶりの前走を使われ大きく上昇。【7】

■ダンディズム 富田騎手騎乗、栗東坂路単走。走路のコンディションは悪かったが、それを苦にせず前向きな雰囲気で登坂。ラストも手応え十分のまま長くいい脚を使えていた。タイトなローテだが目立った疲れはなく順調。【6】

■テイエムスパーダ 助手騎乗、栗東坂路単走。前走から中2週となるため、軽めの調整に留まる。一定の素軽さはあったが、溜めたほどの脚は使えなかった印象。変わり身は強調しづらい。【5】

■バジオウ 助手騎乗、栗東CW単走。美浦の馬だが前走時同様栗東にて調整。中1週を考慮し終い重点に負荷を掛けられ、上々の伸びを披露した。中7週だった前走を使われての上積みは見込める。【6】

■ヒンドゥタイムズ B.ムルザバエフ騎手騎乗、栗東CW併せ馬。3歳未勝利馬を追走。あっさり取り付き直線では内に進路を取ると、追われてバタつく相手に対し貫禄の違いを見せるようにアオって併走。そのまま併入としている。ラスト1F11秒4(馬なり)と、走りにくい走路をものともしない鋭さがあった。中10週でしっかりリフレッシュできており、絶好の仕上がりか。【8】

■フォルコメン 助手騎乗、小倉ダート単走。先週美浦ウッドで速い時計を出したのが実質の最終追い。早めに小倉入りしており、今週はダートコースで脚慣らし程度の調整を行った。時計は平凡ながら、重心をしっかり沈めて走れており精神面はかなりいい状況のよう。前走から大きく気配上昇だ。【7】

■フォワードアゲン 黛騎手騎乗、小倉芝併せ馬。先週末の段階で小倉入りしており、順調に乗り込まれている。今週は古馬1勝クラスをアオって楽に先着を果たした。環境に慣れているような雰囲気もあり、順調な仕上がり。【6】

■ホウオウエミーズ 丸田騎手騎乗、小倉芝併せ馬。3歳未勝利を追走し、直線では併走。勢いではやや見劣ったが、馬なりを保って反撃し併入に持ち込んでいる。あとひと追い欲しい感はあるものの、悪くない状態。【6】

■レッドベルオーブ 鷲頭騎手騎乗、栗東CW単走。行きたがる気性を考慮し、ラスト3Fからソロっと伸ばす程度の内容。力む面は相変わらずだが、まずまずの素軽さを保って駆け抜けた。この馬なりのデキは維持。【6】

■レッドランメルト 助手騎乗、小倉芝併せ馬。古馬2勝クラスを追走し、コーナーワークでスッと取り付くと、一杯に追われる相手を直線半ばであっさり抜き去った。抜け出した後ややフワりとしたが、脚捌きは軽快。2カ月半の休み明けを2回使われ、好気配にある。【7】

■ロングラン 丹内騎手騎乗、小倉芝単走。序盤は無理をさせず、ラストの反応を見るだけの内容。ラストは四肢を大きく伸ばし、軽快な伸びを示した。3カ月ぶりだった前走から一定の上積みはありそうだ。【6】


<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。
(Text:Nishimura)

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