おしらせ
【今週の重賞】[福島牝馬S]復帰初戦のステラリアが初の重賞勝利を目指す
4月22日、福島競馬場で第20回・福島牝馬S(GIII、芝1800m)が開催される。
ステラリア(牝5、栗東・斉藤崇)は復帰戦を本重賞で迎える。3歳時にエリザベス女王杯で2着に入っているように早くからポテンシャルの高さをアピールしていた本馬。しかしその後は大阪杯で8着、前走の新潟大賞典でも5着に敗れるなど、古馬になってからは苦戦を強いられている。今回、怪我により約1年ぶりのレースとなるが、牝馬限定重賞ならば易々と負けるわけにはいかない。初めての福島コースがどうかだが、阪神内回り戦での好走歴を見る限り問題ないだろう。仕切り直しの一戦でも期待してよさそうだ。
クリノプレミアム(牝6、美浦・伊藤伸)は昨年中山牝馬Sを勝ち、続く昨年の本レースでは2着に入っている。その後も京成杯AH3着や中山金杯2着など牡馬相手に躍進しているように能力は上位。前走、連覇を狙った中山牝馬Sでは道中折り合いを欠き、直線伸び切れず5着と敗れてしまったものの、6歳にしてまだまだ衰えを感じさせない力強い競馬を見せ続けている。大目標はヴィクトリアマイルのはずだが、実績上位馬として、ここを勝って勢いに乗せたいところだろう。
ミスニューヨーク(牝6、栗東・杉山晴)は前走のダービー卿CTで荒れた内を終始通ったこともあり、直線でいつもの末脚を発揮できなかった。それでも牡馬相手に0秒5差8着なら下を向く必要はない。今回3歳以来となる福島の舞台がカギとなるが、ターコイズSを連覇しているように立ち回りの上手な馬なのでクリアできそう。
ホウオウエミーズ(牝6、栗東・池上)は昨年の本レース6着馬。マーメイドSや小倉大賞典で掲示板を確保している実績が物語るように、牝馬限定戦ならいつ重賞を勝ってもおかしくない地力の持ち主だろう。6歳馬だが前走の小倉大賞典で牡馬相手ながら直線しっかりと伸びて5着と好走しているように、今が充実一途の感がある。念願の重賞初制覇のチャンスを掴むことができるか。
ほかにも、中山牝馬S8着からの巻き返しを狙うウインピクシス(牝4、美浦・上原博)、格上挑戦だった前走中山牝馬でS2着に好走のストーリア(牝4、栗東・杉山晴)、5歳馬ながらキャリア8戦とまだ底を見せていないルーラーシップ産駒のビッグリボン(牝5、栗東・中内田)、フローラSで2着に好走した実績があるスライリー(牝5、美浦・相沢)などが参戦予定。混戦模様でどの馬にもチャンスがありそうだ。
(Text:Nakai)
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