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【今週の重賞】[桜花賞]桜舞う仁川決戦 2歳女王リバティアイランドが主役

■4月9日、阪神競馬場で第83回・桜花賞(GI、芝1600m)が開催される。牝馬クラシックの開幕戦、春の仁川決戦に今年は26頭が登録している。

出走賞金ボーターが過去に例を見ないほど高くなりそうな今年の桜花賞だが、そんな中でも2歳女王リバティアイランド(牝3、栗東・中内田)の優位は揺るがないか。

デビュー戦で上がり3F31秒4という豪脚を披露したことで一躍スター候補へと名乗りを上げた同馬。2戦目のアルテミスSこそ直線で進路が塞がる不利もあり2着に敗れたが、暮れのGI・阪神JFでは馬群の外々を回す安全策にも関わらず唸るような手応えで突き抜け快勝。完成度の違いを見せつけるレースぶりだった。

能力の絶対値という点ではメンバー最上位。桜の女王に最も近いのはこの馬だろう。2歳女王による盤石のレースに期待したい。

ライトクオンタム(牝3、栗東・武幸)は新馬→シンザン記念と2連勝中。素質馬が集った感のある今年の桜花賞だが無敗の馬は同馬だけ。桜花賞5勝を誇るディープインパクト産駒。そのラストクロップであるライトクオンタムが6勝目を挙げられるか注目が集まる。

ハーパー(牝3、栗東・友道)はクイーンCの勝ち馬。そのクイーンCでは初の関東圏での競馬に加え、初の重賞ということもあってか、6番人気の評価に甘んじていたが、レースでは力強く差し脚を伸ばし勝利を収めた。大接戦を制したように勝負根性もありそうだ。前走手綱を取った川田騎手からの手替わりとなるが、代わりに鞍上へ迎えたのはC.ルメール騎手。テン乗りでも全く心配は要らないだろう。ダービー3勝の名門・友道厩舎だが、意外なことに牝馬クラシックは未勝利。桜の舞台で初勝利なるか。

ラヴェル(牝3、栗東・矢作)はアルテミスSでリバティアイランドを下した実績。阪神JFでは11着と崩れたが、半姉ナミュールと同じく間隔を詰めて使うとあまり良くないタイプである可能性は考えておきたい。今回は阪神JF以来となる間隔を取ったローテーション。アルテミスS再び、のシーンがあっても驚けない。

チューリップ賞を逃げ切ったモズメイメイ(牝3、栗東・音無)はここでも展開のカギを握る存在になりそう。リアルインパクト×フランケルという血統からもベストの距離はマイル近辺だろう。2戦2勝の阪神芝マイル。後続が大本命馬に気を取られ仕掛けのタイミングを誤るようなら、この馬が先頭を譲らずゴール板を駆け抜けるシーンも十分に考えられる。

シンリョクカ(牝3、美浦・竹内)は新馬勝ち直後に臨んだ阪神JFでリバティアイランドの2着に好走。素質の高さをアピールした。当初は出走決定順19番手で出走が危ぶまれたが、リバーラ(ファンタジーS勝ち)の回避により、滑り込みでゲートインができる見込みに。巡ってきたチャンスを活かせるか。

このほか、トライアルのフィリーズRを制したシングザットソング(牝3、栗東・高野)、同じくトライアルのアネモネSを制したトーセンローリエ(牝3、美浦・小笠)、一昨年の年度代表馬エフフォーリアの半妹でチューリップ賞で3着のペリファーニア(牝3、美浦・鹿戸)など好素材が目白押しとなった今年の桜花賞。

2歳女王が盤石の強さを見せつけるのか、それとも新たなヒロインが現れるのか。華やかな春の仁川決戦から今年も目が離せない。

(Text:Hiraishi)

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