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【今週の重賞】[ターコイズS]実績上位のミスニューヨークが連覇を目指す

12月17日、中山競馬場で第8回・ターコイズS(GIII、芝1600m)が開催される。

昨年の覇者ミスニューヨーク(牝5、栗東・杉山晴)が連覇を狙ってここに参戦。昨年のターコイズSではスタートで出遅れ、最後方からの競馬となったが、直線大外に持ち出されると一気の伸び脚で突き抜ける圧巻の内容だった。それ以降は中山牝馬Sで3着、中京記念で4着などと勝ち切れてはいないものの、掲示板を外したのは3走前のGI・ヴィクトリアマイル10着のみ。前走京成杯AHでも牡馬相手に4着、着差はコンマ1秒差でメンバー中上がり2位の脚をマークしていたことを考えれば、力はまだまだ衰えていないと言えるだろう。極端な切れ味勝負ではなく上がりがかかる展開となれば今年も出番はありそう。

アナザーリリック(牝4、美浦・林)も有力候補の1頭。2走前の福島牝馬Sはいつも通り後方から競馬を進め、3コーナー過ぎから徐々に進出を開始。直線では大外から上がり最速となる34秒6の末脚を繰り出し、先に抜け出していたクリノプレミアムをクビ差捉え、初の重賞タイトルを獲得した。また中山のマイルコースは、菜の花賞(1勝クラス)で2着、アネモネS(オープン)で勝利するなど相性のいい舞台設定。福島や中山で崩れず走ってきた馬なだけに小回りコースは大歓迎と言えそうだ。前走JBCレディスクラシックではダートに活路を求めたものの、終わってみれば7着と厳しい結果となった。仕切り直しとなる今回は再び重賞での好走を目指す。

ウインシャーロット(牝4、美浦・和田郎)は多摩川S(3勝クラス)、オーロC(オープン)と2連勝を飾って重賞初挑戦。ここまでキャリア13戦して新馬戦の4着以降、常に3着以内に好走している安定感は現役屈指。折り合いには問題がないタイプで先行して終いにしっかり脚を使えるので、初の重賞挑戦ではあるが相手なりに走れそう。これまで挙げた5勝はすべて東京コースで挙げているように、左回りがベスト条件であり、右回りの中山コースに対応できるかがカギとなる。

こちらも目下3連勝中と絶好調のママコチャ(牝3、栗東・池江)は、ソダシの全妹ということもあり上位人気に推されそうだ。昨年のファンタジーSで3着に好走するなど素質の高さを早くからアピール。爪を痛めて桜花賞進出を断念したが、立て直してからは1勝クラス、豊栄特別(2勝クラス)、納屋橋S(3勝クラス)とノンストップで勝ち進み、改めての重賞挑戦となる。好位からでも中団からでもレースを進められる柔軟性は今後も武器になりそうで、4連勝での重賞初制覇も十分実現可能だろう。

3歳馬のエリカヴィータ(牝3、美浦・国枝)は今回が古馬との初対戦。伯父に高松宮記念を連覇したキンシャサノキセキがいる良血馬は、3走前のフローラSで逃げ粘るパーソナルハイを差し切り重賞初制覇を飾った。その後のGI2戦ではオークス9着、秋華賞13着と大きな着順が続いているが、相手関係の強さにくわえ前者は距離、後者は出遅れで位置取りが悪くなった。フローラSで見せたパフォーマンスは古馬相手でも通用するものであり、GIIIかつハンデ戦のここなら侮れない。

この他にも、京成杯AH6着からの参戦となるシャーレイポピー(牝4、栗東・石坂)、スムーズに逃げられれば勝負になりそうなローザノワール(牝6、栗東・西園正)、中山牝馬Sで2着に好走したレース以来の中山参戦となるアブレイズ(牝5、栗東・池江)、前走で準オープンを勝って、これが重賞初挑戦のフィアスプライド(牝4、美浦・国枝)など、各世代から好メンバーが集結。是非とも注目したい一戦だ。

(Text:Nakai)

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