2022/11/02 10:47 カテゴリ: 注目
【地方競馬】[JBCレディスクラシック]女王ショウナンナデシコに新鋭グランブリッジや芝の強豪・アナザーリリックが挑む
11月3日、盛岡競馬場でダートグレード競走・JBCレディスクラシック(JpnI、ダ1800m)が開催される。1着賞金は6000万円。枠順、発走時刻は以下の通り。なお、1番のゴールデンヒーラーは馬体故障のため出走取消。
■盛岡10R・JBCレディスクラシック(JpnI、ダ1800m) 16時40分発走
1枠1番 ゴールデンヒーラー -出走取消-
2枠2番 ショウナンナデシコ(牝5、栗東・須貝) 吉田隼
3枠3番 サルサディオーネ (牝8、大井・堀千) 矢野貴
4枠4番 テリオスベル (牝5、美浦・田島) 江田照
5枠5番 ユノートルベル (牝6、岩手・飯田弘)高松亮
5枠6番 アナザーリリック (牝4、美浦・林) 川田
6枠7番 レーヌブランシュ (牝5、栗東・橋口) 松山
6枠8番 ジュランビル (牝6、大井・福永敏)和田譲
7枠9番 グランブリッジ (牝3、栗東・新谷) 福永
7枠10番 プリティーチャンス(牝5、栗東・野中) C.デムーロ
8枠11番 サルサレイア (牝6、大井・堀千) 山本政
8枠12番 ヴァレーデラルナ (牝3、栗東・藤原) 岩田望
ショウナンナデシコ(牝5、栗東・須貝)は、今年DG競走に参戦すると2戦目から快進撃を開始。牡馬相手のJpnI・かしわ記念を含む4連勝を達成。しかし圧倒的な支持を集めた前哨戦・レディスプレリュードでは向正面でマクッてきたテリオスベルにリズムを狂わされ、まさかの3着に敗れた。もっとも前走はあくまで叩き台。能力最上位は間違いなく、むしろ連勝ストップは肩の力が抜けて良かったかも。今回も前走と同じ2番枠に入ったが、前回の反省を踏まえてスムーズな競馬を心がければ、確実に上位争いには加わるだろう。
そのレディスプレリュードで女王ショウナンナデシコに土をつけたのがプリティーチャンス(牝5、栗東・野中)。以前は常に末一手の展開待ちの競馬をしていたのだが、前走はいつになく行きっぷりが良く、直線に入ってもいい決め脚を使って重賞初制覇を達成した。5歳半ばで本格化を迎えた可能性がある一方、大井の水が合ったとも考えられる。左回りの実績に欠ける点もあり、初騎乗のC.デムーロ騎手の手綱に期待か。
テリオスベル(牝5、美浦・田島)は、今春3勝クラスとOPを連勝して明らかに本格化。DG競走に参戦後も勝ち星こそないものの3戦連続で馬券圏内に好走している。中央での勝ち鞍は逃げ切りが大半なものの、地方ではマクリ戦法がハマッている。有力候補の一頭であるとともに、展開の鍵を握るのはこの馬だ。
グランブリッジ(牝3、栗東・新谷)は、若さで勝負。関東オークスでは伏兵的な扱いだったが、フタをあけると3馬身差で快勝。続く古馬初対戦のブリーダーズGCも勢いに乗って連勝。2、3着馬はのちのレディスプレリュード1、2着馬であり、古馬一線級と互角に戦えることも証明した。さらに前走と異なり、今回は古馬に比べて斤量が2キロ軽くなる。2015年のホワイトフーガ以来2度目の3歳での戴冠なるか。
アナザーリリック(牝4、美浦・林)は、初のダート挑戦が頂上戦ということで注目を集める。アネモネS1着、NHKマイルCと秋華賞でいずれも7着など3歳時から能力の高さを示し、4歳の今年2戦目の福島牝馬Sで重賞タイトルを獲得。能力自体は通用するはずだが、問題はダート適性。かなり重い馬場で行なわれたアネモネSをマクッて勝ったようにパワーはある反面、一族の傾向はダートより芝のほうが成績がいい。やや不安のほうが先立ち、揉まれる中枠を引いたのもマイナス材料だ。
地方所属馬の一番手は、DG競走ではおなじみのサルサディオーネ(牝8、大井・堀千)。交流重賞は実に5勝で、中央在籍時はレパードS2着好走もある。8歳を迎えても4走前には牡馬相手のさきたま杯を勝利して、逃げ脚に衰えは感じられない。左回りの1800mはベストのうえ、盛岡コースも2走前に経験済み。ショウナンナデシコのマークやテリオスベルのマクリは脅威だが、展開が向けばここも好戦可能だろう。
(Text:Hattori)
調教VTR|2022年 JBCレディスクラシック JpnI|NAR公式 NAR公式チャンネルより
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