UMAJIN.net

今週のレース(WINDEX)

02月04日()

02月05日()

スマートフォンアプリ

UMAJIN.netのスマートフォンアプリが登場!

バナーをクリックして、リンク先よりお持ちのスマートフォンにダウンロードしてください。
タブレット端末にも対応しております。

iOS端末の方はこちら

app store

Android端末の方はこちら

google play
馬市ドットコム
相川牧場採用情報

海外競馬

ピックアップレース情報提供 World RaceNews.com【WRN】

2017年05月06日(土)

ケンタッキーダービー(GI)ダ10F

  • 【レース格】★★★★★
  • 【総賞金】200万ドル
  • 【開催競馬場】チャーチルダウンズ
  • 【勝馬】オールウェイズドリーミング
  • 【騎手】J.ヴェラスケス
  • 【トレーナー】T.プレッチャー
見解

【結果詳報】
現地時間5月6日、アメリカ合衆国のチャーチルダウンズ競馬場で行われたGI戦ケンタッキーダービーは、J.ヴェラスケス騎手騎乗の1番人気オールウェイズドリーミング(Always Dreaming)が2番手から抜け出して優勝。米クラシック3冠初戦を制した。

アメリカの3歳ナンバーワンを決めるべく、今年もフルゲート20頭が集まったケンタッキーダービー。馬場状態は前日の不良から稍重まで回復したものの、依然としてコース一帯に水が浮く中でレースが行われた。そんな中、1番人気に推されたのはGI戦フロリダダービーを圧勝したオールウェイズドリーミング。GII戦ウッドメモリアルSを勝ったアイリッシュウォークライ(Irish War Cry)が僅差の2番人気で続き、以下、2歳王者クラシックエンパイア(Classic Empire)、マクラッケン(McCraken)という人気順になった。

レースは、全馬大きな出遅れもなくゲートを出たものの、2番枠からスタートしたUAEダービーの勝ち馬サンダースノー(Thunder Snow)が飛び跳ねるしぐさを見せ、馬群から大きく遅れをとる。同馬はその後、競走を中止した。一方、先行争いはオールウェイズドリーミングを交わしてステートオブオナー(State of Honor)がハナへ。オールウェイズドリーミングは2番手に控え、その後ろにはバトルオブミッドウェー (Battle of Midway)、アイリッシュウォークライらが続く。人気の一角を占めたクラシックエンパイア、マクラッケンは中団からやや後方に位置し、末脚勝負に懸けた。

向こう正面に入ると、内ラチ沿いを走っていたオールウェイズドリーミングは外へ。キックバックを気にしてなのか、後続勢のジョッキーも外へ持ち出したり、前との距離を開けたりするなどしたため、かなり隊列は縦長になった。しかし、3コーナーが近づくと、それも徐々に縮まり、手応えの怪しくなったステートオブオナーを交わしてオールウェイズドリーミングが先頭に。さらに、その直後にはバトルオブミッドウェーとアイリッシュウォークライが続き、3頭がやや後続との差を広げて4コーナーをカーブする。

直線に入ると、逃げるオールウェイズドリーミングにバトルオブミッドウェーが並びかける。だが、オールウェイズドリーミングはそこからさらにもうひと伸びし、徐々にリードを広げていく。逆に、バトルオブミッドウェーは内から伸びてきたルッキンアットリー(Lookin At Lee)に交わされて3番手に後退。アイリッシュウォークライも外から伸びてきたクラシックエンパイアなどに交わされ馬群に沈んだ。残り100mの地点でオールウェイズドリーミングのリードは3馬身ほど。逃げ切るには十分な差で、僅かに最後は詰め寄られたがルッキンアットリーに2馬身3/4差をつけて押し切った。

2着から5馬身離れた3着はバトルオブミッドウェー。そこから1馬身差の4着にはクラシックエンパイアが入った。なお、人気馬ではマクラッケンが8着、アイリッシュウォークライが10着に敗れている。

勝ったオールウェイズドリーミングは、父Bodemeister、母Above Perfection(母の父In Excess)という血統の3歳牡馬で、半兄(父ジャンアンツコーズウェイ)に日本で4戦1勝という成績を残したヨウソロがいる。昨年7月のデビュー戦から2戦続けて3着、2着と敗れたが、T.プレッチャー厩舎に転厩すると、今年1月の転厩初戦から3連勝でフロリダダービーを圧勝し、ケンタッキーダービーの有力候補に名乗りを挙げていた。通算成績は6戦4勝。

転厩後4連勝で世代の頂点に立ったオールウェイズドリーミング。レース後も大きな問題はないようで、管理するT.プレッチャー調教師は、2冠目のプリークネスSを目指すことを表明している。2冠達成か、それとも逆転があるのか。1週間後、ピムリコ競馬場に舞台を移して第2ラウンドが行われる。

【展望】
現地時間5月6日、アメリカ合衆国のチャーチルダウンズ競馬場では、米牡馬クラシック3冠競走の1冠目、3歳馬によるダート10F[のGI戦ケンタッキーダービーが行われる。

3冠の中でも特に権威のあるこのケンタッキーダービー。ロードトゥザケンタッキーダービーを戦い抜いて出走権を獲得した20頭だけが出走できる檜舞台であり“The Most Exciting Two Minutes in Sports(スポーツの中で最も偉大な2分間)”と形容されるように、アメリカ国内ではブリーダーズカップを凌ぐスポーツイベントとして認知されている。

レースは、イギリスの英ダービーやフランスのパリ大賞典に触発を受けたメリウェザー・ルイスクラークによって、1875年に創られた。1872年に渡欧したルイスクラークは、アメリカへ帰国後、叔父のジョン&ヘンリーチャーチルの協力によって競馬場建設のために必要な土地を取得し、建設資金を調達するための組織(後にルイビルジョッキークラブと命名)を結成。その結果、1875年5月17日に競馬場がオープンし、同日に第1回のケンタッキーダービーが距離12Fで行われた。その後、1896年になって距離は現在の10Fへ短縮。1931年からは毎年5月の第1土曜日に開催されることが慣例となり、グレード制が導入された1973年にGI戦になった。

3冠レース、しかもその中で最も価値のあるレースだけに、過去の優勝馬には錚々たる面々が並ぶ。日本のファンにとっては、日本で種牡馬入りして数々の名馬を輩出したサンデーサイレンスやウォーエンブレム、アイルハヴアナザーあたりが身近ではないだろうか。また、このレースには過去に日本からスキーキャプテンとラニが、それぞれ武豊騎手とのコンビで挑戦したが17着、9着に敗れている。なお日本では昨年にジャパンロードトゥザケンタッキーダービーが創設され、毎年1頭にケンタッキーダービーの出走権が与えられることになったが、今年権利を得たエピカリスをはじめ、同馬の辞退によって権利を得た2頭も回避したため、日本からの参戦馬はいない。

次に、舞台となるチャーチルダウンズ競馬場についてだが、競馬場があるのはアメリカ中東部のケンタッキー州ルイビル。前述の通り、競馬場が開場したのは第1回のケンタッキーダービーが行われた1875年5月17日だが、チャーチルダウンズという呼称が用いられるようになったのは、1883年になってからである。コースは1周1600mのダートコースと1周約1400mの芝コースから構成されており、ダートコースの直線の長さは約380m。ダート10F戦のスタート地点は、直線入口の少し手前に設けられる。1コーナーまで約400mあるものの、このケンタッキーダービーはフルゲート20頭で行われるため、外枠は不利と言われることが多い。

さて、ここからは出走予定馬の中から注目馬を紹介していきたい。今年も各地で行われたロードトゥザケンタッキーダービー対象レースを戦い、ポイントランキングで上位に入った20頭がこの舞台に立つ権利を得たが、抜けた馬はおらず、混戦と言われている。一応、有力視されているのは前哨戦の勝ち馬で、中でもGI戦アーカンソーダービー(オークローンパーク、ダ9F)を勝ったクラシックエンパイア(Classic Empire)とGI戦フロリダダービー(ガルフストリームパーク、ダート9F)を勝ったオールウェイズドリーミング(Always Dreaming)の評価が高いが、この2頭はこれまで対照的な道を歩んできた。

クラシックエンパイアは昨年、デビューから2連勝でGIII戦バシュフォードマナーS(チャーチルダウンズ、ダ6F)を勝って早くも重賞タイトルを獲得。続く、GI戦ホープフルSではスタート直後に落馬して競走を中止したものの、その後、ブリーダーズフューチュリティ(キーンランド、ダ8.5F)、BCジュヴェナイル(サンタアニタ、ダ8.5F)とGI戦を連勝してエクリプス賞最優秀2歳牡馬に選出された。しかし、今シーズン初戦のGII戦ホーリーブルSで3着に敗れると、脚部に膿瘍が見つかり、治療のためにローテーションが白紙に。ようやく間に合ったのが前走のアーカンソーダービーで、ポイント加算できなければ出走権を逃しかねないという状況下で勝利している。ここも勝って、改めて世代ナンバーワンを証明できるだろうか。

対するオールウェイズドリーミングは、昨年7月にデビューしたものの、初戦と2戦目はともに3着、2着に敗れた。その後、現在のT.プレッチャー厩舎に転厩し、久しぶりの実戦だった年明け初戦の未勝利戦を圧勝すると、そこから3連勝でフロリダダービーを制覇。その前走は、初重賞挑戦だったにも関わらず、2着馬に5馬身差をつける内容で、後述するGII戦タンパベイダービーの2着馬ステートオブオナーやGII戦ファウンテンオブユースSの勝ち馬ガンナヴェラらを一蹴した。転厩後は無敗ということに加え、前回負かした相手も決して弱くないことから、上位争いが期待される。一気に頂点に立つシーンもありそうだ。

また、東海岸の前哨戦であるGII戦ウッドメモリアルS(アケダクト、ダ9F)を勝ったアイリッシュウォークライ(Irish War Cry)も、上記の2頭と同じく有力視されている。同馬は、デビューから3連勝でホーリーブルS(ガルフストリームパーク、GII、ダ8.5F)を制覇。続くファウンテンオブユースSでは早々に失速して7着に終わったが、ウッドメモリアルSを3馬身半差で快勝し、有力候補として名乗りを挙げた。ウッドメモリアルS優勝馬によるケンタッキーダービー制覇は、2000年のフサイチペガサス以降誕生していないが、アイリッシュウォークライはジンクスを破れるだろうか。

そのほかにも、前哨戦の勝ち馬ではウッドメモリアルSとともに今年からGII戦へ降格したブルーグラスS(キーンランド、ダ9F)の勝ち馬アイラップ(Irap)や、西海岸のGI戦サンタアニタダービー(サンタアニタ、ダ9F)の覇者ゴームリー(Gormley)、GII戦ルイジアナダービー(フェアグラウンズ、ダ9F)の優勝馬で、ロードトゥザケンタッキーダービーのポイントランキングトップだったガーヴィン(Girvin)らが出走する。この中で強いて挙げるとすれば重賞連勝中のガーヴィンに注目だが、それほど強い相手と戦っていないだけに力関係が気になる。

さらに、前哨戦の勝ち馬では、3月のUAEダービー(メイダン、GII、ダ1900m)で日本のエピカリスを接戦の末に破ったサンダースノー(Thunder Snow)が、このレースに参戦する。昨年のラニや一昨年のムブタヒージなど、過去のUAEダービー勝ち馬はケンタッキーダービーで苦戦しているが、果たしてどこまで通用するだろうか。

一方、前哨戦で敗れた馬たちも逆転での戴冠を狙っている。前述のオールウェイズドリーミングが勝ったフロリダダービーの2着馬ステートオブオナー(State of Honor)は、ここまで10戦1勝という成績だが、ダートに限れば4戦全てで3着以内に入っている。また、同レース3着のガンナヴェラ(Gunnevera)は、既に重賞を3勝。フロリダダービーでは追い込み及ばず敗れたが、先行勢が崩れたファウンテンオブユースS(ガルフストリームパーク、GII、ダート8.5F)を5馬身3/4差で快勝しているように、展開次第では出番がありそうだ。

このほかにも、ブルーグラスSで3着に敗れたものの、それまで4戦無敗、チャーチルダウンズでは3戦3勝と好相性を誇るマクラッケン(McCraken)や、隻眼というハンデを負いながら、キャリア3戦目にして初の重賞挑戦だったルイジアナダービーで2着に入ったパッチ(Patch)など侮れない馬も多く、各馬にチャンスがあると言っていいだろう。

※記載している出走予定馬については5月5日(午後6時)時点でのものであり、今後、出走取消等により出走しない場合もありますので予めご了承ください。

戻る

海外競馬TOP

PAGE TOP