UMAJIN.net

今週のレース(WINDEX)

02月04日()

02月05日()

スマートフォンアプリ

UMAJIN.netのスマートフォンアプリが登場!

バナーをクリックして、リンク先よりお持ちのスマートフォンにダウンロードしてください。
タブレット端末にも対応しております。

iOS端末の方はこちら

app store

Android端末の方はこちら

google play
馬市ドットコム
相川牧場採用情報

海外競馬

ピックアップレース情報提供 World RaceNews.com【WRN】

2017年05月06日(土)

英2000ギニー(GI)芝8F

  • 【レース格】★★★★
  • 【総賞金】45万ポンド
  • 【開催競馬場】ニューマーケット
  • 【勝馬】チャーチル
  • 【騎手】R.ムーア
  • 【トレーナー】A.オブライエン
見解

【結果詳報】
現地時間5月6日にイギリス、ニューマーケット競馬場では芝8FのGI・英2000ギニーが行われ、R.ムーア騎手騎乗の1番人気チャーチル(Churchill)が優勝した。勝ちタイムは1分36秒61。

10頭立てと過去10年で最も少ない頭数で行われた今年の英2000ギニー。スタートが切られるとランカスターボンバー(Lancaster Bomber)がハナに立ち、2番手内にスピリットオブバロー(Spirit Of Valor)、外にローアンドオーダー(Law And Order)がつける。上位人気のチャーチルとエミネント(Eminent)が4番手集団、中団には2番人気のバーニーロイ(Barney Roy)、ラーチモントラッド(Larchmont Lad)、アルウケア(Al Wukair)がつけ、ドリームキャッスル(Dream Castle)とトップスコア(Top Score)は後方からの競馬となった。

レースが動いたのは残り2Fを切ってから。逃げていたスピリットオブバローにランカスターボンバーが並びかけると、内からチャーチル、外からエミネントが伸びてくる。スピリットオブバローが脱落し、残り1Fまでランカスターボンバーが粘っていたが、内のチャーチルが抜け出すと最後は1馬身差をつけてゴール。2?4着は接戦となったが、バーニーロイが2着、そこからクビ差の3着には大外から追い込んだアルウケアが入った。

勝ったチャーチルは生産・調教ともにアイルランドで、父Galileo、母Meow(母父Storm Cat)という血統。昨年は愛ナショナルS、デューハーストSと2歳GI戦で2勝を挙げ、カルティエ賞最優秀2歳牡馬に選出されたチャーチルは、このレースが今シーズン初戦となっていた。今回の勝利で通算成績は7戦6勝、デビュー2戦目から続く連勝を6へと伸ばしている。

気になるのはチャーチルの今後だが、同馬を管理するA.オブライエン調教師は現地メディアに対して「それについては今後10日でクールモアと決めていくことになるだろう。チャーチルはガリレオ産駒だが、父が豊富なスタミナを持っていたのに対し、彼は優れたスピードを持っている。マイルは問題なく、私が思うに10Fにも適応できる。ただ(ダービーの)12Fとなると分からない」とコメントした。

ちなみに、オブライエン師はこれで英2000ギニー8勝目。このレースの通算最多勝記録を塗り替える偉業を達成している。また、オブライエン師は翌日の英1000ギニーも勝利しており、2005年、2012年に続く英2000ギニー、英1000ギニーダブル制覇を成し遂げた。

【展望】
現地時間の5月6日にイギリス、ニューマーケット競馬場では芝8FのGI・英2000ギニーが行われる。英クラシック3冠競走の初戦であり、出走条件は3歳牡馬・牝馬。セン馬は出走することが出来ない。

英2000ギニーはC.バンベリー6代準男爵の命を受けてジョッキークラブが1809年に創設。1860年代中頃には既に3歳戦として最高峰のレースと知られていたことが資料に残っており、この頃から1000ギニー、オークス、ダービー、セントレジャーSとともに“クラシックス”と呼ばれるようになった。今年で209回目と歴史ある英2000ギニーだが、創設から一貫してニューマーケット競馬場で施行されている。距離に関しては複数回の変更が行われているが、1902年の開催以降は現在の8Fで定着している。

長い歴史の中で、これまで日本調教馬による英2000ギニーへの出走は1度もないが、歴代勝ち馬にはクラシックに相応しい豪華なメンバーが並び、近年では2009年欧州年度代表馬シーザスターズ、2011、2012年欧州年度代表馬フランケル、2012年欧州最優秀3歳牡馬キャメロットなどが名を連ねる。なお、日本に種牡馬として輸入されたダンシングブレーヴ、キングズベスト、ロックオブジブラルタルといった馬も英2000ギニーを制した馬だ。

次に競馬場についてだが、このレースの舞台は350年近くの歴史があるといわれるニューマーケット競馬場。この競馬場は「く」の字型の造りで、ローリーマイルコースとジュライコースの2コースがある。その名の通りジュライコースは7月に使用されるものであり、英2000ギニーはローリーマイルコースで行われる。8F戦は直線のレースになるため枠による有利不利はない。

さて、ここからは英2000ギニーに出走を予定している10頭の出走馬を紹介していこう。まず注目したいのは昨年のカルティエ賞最優秀2歳牡馬に選出されたチャーチル(Churchill)だ。通算6戦5勝のチャーチルはデビュー2戦目となった昨年6月の準重賞で初勝利を挙げると、GIII戦タイロスS(レパーズタウン、芝7F)、GII戦フューチュリティS(カラ、芝7F)と重賞を連勝し、アイルランドの2歳GI・愛ナショナルS(カラ、芝7F)で初のGIタイトルを獲得した。続くイギリスの2歳GI戦デューハーストS(ニューマーケット、芝7F)も勝利して5連勝中の同馬は、上記の通り欧州の2歳チャンピオンに輝き、R.ムーア騎手に「今まで乗った中でベストの馬」と言わしめた逸材だ。

イギリスでは早くから優勝候補の筆頭と言われているが、今回のレースがシーズン初戦で7カ月ぶりとなる点は気になるところ。というのも、チャーチルと同じくカルティエ賞最優秀2歳牡馬に輝き、昨年の英2000ギニーで圧倒的1番人気に支持されたオブライエン厩舎のエアフォースブルーは同じローテーションで挑み12着と大敗し、その後も勝ち星を挙げることなく引退した。そのようなケースもあるだけに不安もあるが、A.オブライエン師は「良い形で冬を越すことができた。ここまで全て順調にいっている」と現地メディアにコメントし、状態の良さをアピールしている。期待に応える形で、2歳王者が今年も圧倒的な強さを見せ付けるのか注目だ。鞍上は厩舎の主戦ムーア騎手が務める。

続いては英2000ギニーの前哨戦GIIIグリーナムS(ニューベリー、芝7F)とGIII戦クレイヴンS(ニューマーケット、芝8F)をステップに出走する馬たちを紹介していこう。今年のグリーナムSからはバーニーロイ(Barney Roy)とドリームキャッスル(Dream Castle)のゴドルフィン所有の2頭が出走する。

デビュー戦をそれぞれ快勝し、グリーナムSへと出走したバニーロイとドリームキャッスル。僅かにドリームキャッスルの方が人気になっていたが、結果はバニーロイが2馬身差で優勝。ドリームキャッスルが2着となった。

普通に考えれば直接対決を制したバーニーロイが優勢に思えるが、2000ギニーを目標にしている両馬にとってグリーナムSはあくまで調整のための出走。万全の状態で挑んだとは言い切れないだけにその着順どおりに決まるとは言い難い。グリーナムSではドリームキャッスルに騎乗し、今回のレースではバーニーロイの手綱をとるJ.ドイル騎手が「当時はドリームキャッスルを倒せるなんて思わなかった」とコメントしたとおり、ゴドルフィンにとっても“ドリームキャッスルの方が素質は上”という見方だったのだろう。

前哨戦で結果を残したこの2頭も優勝候補に違いはない。チャーチルという手強い相手が待ち受けるが、今年に入って既に1戦使っているという面ではこちらに分があり、共に今回がデビュー3戦目と上積みも期待できる。バーニーロイとドリームキャッスルがどんな走りを見せてくれるのか楽しみだ。なお、ドリームキャッスルの鞍上はデビュー戦から手綱をとったO.マーフィー騎手からS.デソウサ騎手に乗り替わりとなるが、2015年のリーディングジョッキーだけに心配は不要だ。

もう1つの前哨戦、クレイヴンSからは1着のエミネント(Eminent)と5着のラーチモントラッド(Larchmont Lad)が出走する。エミネントは昨年9月のデビュー戦で初勝利を飾り、今年初戦となったクレイヴンSを勝利してここまで2戦2勝。前走には2歳GI戦レーシングポストトロフィーを制したリヴェット、デビュー戦を7馬身差で快勝したゴドルフィンの有望株ベンバトルなどメンバーが揃っており、それらを制したエミネントも確かな実力馬だ。さらに、既に紹介した3頭は8Fの距離を経験していないが、エミネントが制したクレイヴンSは今回と全く同じニューマーケットの8Fで施行される。コースを1度経験している点もプラスと言える。

ちなみに、デビュー戦より手綱をとってきたJ.クロウリー騎手はハムダン殿下と主戦契約を結んでいるため、殿下の馬が出走する場合は乗り替わりを余儀なくされるとのことだったが、ハムダン殿下の馬が英2000ギニーへの出走を見送ったため、引き続きクロウリー騎手が鞍上を務めることになった。同騎手もこれを喜び、クラシック初制覇に向けて意気込んでいる。

クレイヴンSで5着のラーチモントラッドはここまで4戦2勝という成績で、昨年9月のGIII戦タタソールズS(ニューマーケット、芝7F)の勝ち馬だ。前走が今シーズン初戦とはいえ、エミネントに4馬身1/4差をつけられているのは分が悪い。勝ったタタソールズSもメンバーが揃っていたとは言い難く、ここまで紹介してきた4頭や、続いて紹介するアルウケアと比較すると1枚落ちる印象だ。3着以内に入れば大健闘だろう。

今回、唯一のフランス調教馬となるのが、名伯楽A.ファーブル師が送り込むアルウケア(Al Wukair)。同馬は昨年9月にデビューして以来、ここまで3戦3勝と未だ無敗で、前走のGIII戦ジュベル賞(メゾンラフィット、芝1400m)で2歳GI戦ジャンリュックラガルデール賞の勝ち馬ナショナルディフェンスを負かしたことにより大きな注目を浴びた。2走前は8F、前走は7Fのレースに出走したアルウケアだが、ファーブル師は「7Fはこの馬にとって少し忙しい」と言い切り、自ら英2000ギニーへの出走を望んでいた。20年連続でリーディングトレーナーに輝いた名調教師も英2000ギニー制覇は1995年にまで遡る。フランス国外では初のレースとなるアルウケアだが、果たして師に22年ぶりのタイトルをプレゼントできるのか、注目したい。

残る4頭は重賞を勝った実績もないのだが、ランカスターボンバー(Lancaster Bomber)は気になる1頭だ。ここまで7戦1勝の同馬はデビュー2戦目の未勝利戦以降、勝ち星を挙げていない。しかし、昨年9月のGII戦フューチュリティSでは僚馬チャーチルに5馬身半差の4着、続くGI愛ナショナルSではチャーチルに9馬身離された5着と惨敗した同馬だが、その後のGI戦デューハーストSではチャーチルに1馬身1/4差まで迫る2着と好走している。シーズン最後のレースとしてアメリカに遠征したランカスターボンバーは、GI戦BCジュベナイルターフに出走し、ここでも2着と好走。その後は休養に入り、シーズン初戦として日本のエピカリスも出走したドバイのGII戦UAEダービーへと挑むが、ここは4着に敗れた。遠征帰りの影響は気になるが、UAEダービーはダート戦のため、この敗戦は参考外と見るべきだろう。GI戦での好走が目立つだけに、重賞未勝利馬だからといって軽視するのは危険だ。

残るはスピリットオブバロー(Spirit Of Valor)、トップスコア(Top Score)、ローアンドオーダー(Law And Order)だが、実績で劣るこの3頭は世代屈指の馬たちを相手に厳しい戦いを強いられそうだ。

ついに開幕する英クラシック3冠競走。今年の英2000ギニーにはフランケルの初年度産駒(ドリームキャッスルとエミネント)が登場するとあって、長年に渡り結果を残してきたガリレオ産駒(チャーチル)との種牡馬対決も一つの見所だ。是非とも注目してもらいたい。

※記載している出走予定馬については5月5日(午後6時)時点でのものであり、今後、出走取消等により出走しない場合もありますので予めご了承ください。

戻る

海外競馬TOP

PAGE TOP