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海外競馬

ピックアップレース情報提供 World RaceNews.com【WRN】

2016年10月02日(日)

凱旋門賞(GI)芝2400m

  • 【レース格】★★★★★
  • 【総賞金】500万ユーロ
  • 【開催競馬場】シャンティイ
  • 【勝馬】ファウンド
  • 【騎手】R.ムーア
  • 【トレーナー】A.オブライエン
見解

【結果詳報】
現地時間の2日にフランス、シャンティイ競馬場では芝2400mのGI凱旋門賞が行われ、R.ムーア騎手騎乗の3番人気ファウンド(Found)が優勝した。

16頭立てで行われた今年の凱旋門賞はスタートが切られると、ハーザンドのペースメーカーとして送り込まれたヴェデヴァニ(Vedevani)がハナを切り、2番手にハイランドリール(Highland Reel)、1番人気のマカヒキは2番人気のポストポンド(Postponed)やザグレーギャツビー(The Grey Gatsby)と共に3番手集団を形成。3番人気のファウンド、英愛2ヵ国でダービーを制したハーザンド(Harzand)は中団につけ、スタートから一頭、離れた外を走っていたオーダーオブセントジョージ(Order Of St George)は馬群へと合流し2番手集団に位置を取った。

隊列に大きな変化はないまま、ヴェデヴァニが3馬身程のリードを保って直線へ。各馬が一斉に追い始めると、残り300mを前にファウンドが内を突いて抜け出す。その後ろではオーダーオブセントジョージやハーザンド、ポストポンドといった馬たちが懸命に追うもファウンドはその差を広げていく。残り150mで外から伸びてきたハイランドリールが徐々に迫っていくも、最後はファウンドが1馬身3/4差をつけてゴール。2番手にはハイランドリール、3番手にはオーダーオブセントジョージが入り、終わってみればアイルランドのA.オブライエン厩舎が1着から3着までを独占する結果となった。また、2番人気のポストポンドは5着、1番人気に支持された日本のマカヒキは14着に敗れている。

勝ったファウンドは生産、調教共にアイルランドの4歳牝馬。前走のGI愛チャンピオンSやその前のGI戦ヨークシャーオークスなど、5戦連続でGI戦2着と勝ちきれないレースが続いていたファウンドだが、見事に凱旋門賞を勝利し、自身3つめとなるGIタイトルを獲得した。なお、同馬を管理するA.オブライエン調教師は2007年にディラントーマス、R.ムーア騎手も2010年にワークフォースで凱旋門賞を制しており、共に2勝目となる。

ファウンドは10月15日にイギリス、アスコット競馬場で行われるブリティッシュチャンピオンズフィリーズ&メアーズSやGI英チャンピオンSへの登録を済ませているが、現地メディアでは昨年制したアメリカのGI戦ブリーダーズCターフで連覇を狙う可能性もあると報じられている。
(※人気は全てJRA発表のもので、現地のオッズとは異なります)

【展望】
現地時間の10月2日にフランス、シャンティイ競馬場では芝2400mのGI・凱旋門賞が行われる。世界最高峰として知られるこのレースの出走条件は3歳以上牡馬・牝馬で、セン馬は出走できない。

欧州各国から一流の3歳馬が集結する国際競走、パリ大賞で成功を収めていたフランス競馬は、古馬を対象とした芝2400mの国際競走、コンセイユミュニシパル賞を1893年に創設した。しかし、負担重量の問題からフランス国内での評価が低く、トップクラスの馬を集めることに苦労していたため、それに替わるレースとして馬齢によるハンデを設けた国際競走の新設を検討。そうして1920年に創設されたのが、この凱旋門賞だ。

創設よりロンシャン競馬場で施行されていた凱旋門賞だが、今年はロンシャン競馬場の改修工事に伴いシャンティイ競馬場で行われる。ロンシャン以外の競馬場で行われるのは第2次世界大戦の終戦直後にトランブレー競馬場で代替競走が行われた1943、1944年以来のこと。なお、トランブレーで行われた2年間のみ芝2300mで施行されたが、それを除けば創設から一貫して芝2400mで行われている。

日本調教馬として初めて凱旋門賞に出走したのは1969年のスピードシンボリ(着外)で、それを含めこれまで17頭の日本馬が計19回このレースに挑んできた。凱旋門賞を勝利した日本馬はおらず、1999年のエルコンドルパサー、2010年のナカヤマフェスタ、そして2012年と2013年のオルフェーヴルの2着が最高着順となる。なお、2010年以降は日本調教馬が5年連続で参戦し、2014年には過去最多となるハープスター(6着)、ジャスタウェイ(8着)、ゴールドシップ(14着)の3頭が出走したが、昨年は6年ぶりに日本馬不在の凱旋門賞となった。

歴代勝ち馬に目を向けると、そこには世界最高峰のレースに相応しい豪華なメンバーが名を連ねている。近年では2008年のザルカヴァ、2009年のシーザスターズ、2013年のトレヴ、昨年のゴールデンホーンなどが、凱旋門賞を制した年に欧州年度代表馬へと選出された。

次に競馬場についてだが、既述の通り、今年の凱旋門賞は例年のロンシャンではなくシャンティイで行われる。同競馬場には1周2150mの周回コース、1200mの直線コース、そして2400mのレースなどで使用される直角三角形に似た外回りコースといった3つのコースがあり、凱旋門賞はこの外回りコースで行われる。スタート地点はゴールのはるか先となり、そこから周回コースの1、2コーナー中間地点を横断する形で3、4コーナーへと向かう。4コーナー手前からゴールまでは上り坂が続き、最後の直線は約600mとなっている。

さて、ここからは出走予定馬を紹介していくが、今年は全部で16頭が出走を予定しており、内訳としては地元フランスから8頭、イギリスから2頭、アイルランドから4頭、ドイツと日本から1頭ずつ。

まずは地元フランス勢だが、GI戦を制した実績を持つニューベイ(New Bay)、シルバーウェーヴ(Silverwave)、レフトハンド(Left Hand)の3頭から紹介していこう。

通算10戦5勝という成績を残しているニューベイは、3歳シーズンで仏ダービーにあたるジョッケクルブ賞(シャンティイ、芝2100m)を制して初のG1タイトルを獲得。その後、GII戦ギヨームドルナード賞(ドーヴィル、芝2400m)を勝利し、凱旋門賞を見据えて出走したGII戦ニエル賞(シャンティ、芝2400m)も勝でも勝利を収め、仏ダービーを含む重賞3連勝で挑んだ凱旋門賞では3着と好走した。今シーズン初戦となったGI戦イスパーン賞で6着と敗れ、続くGIII戦ゴントービロン賞(ドーヴィル、芝2400m)では勝利したものの、前走のGI愛チャンピオンSでは4着と敗れたニューベイ。それでも、愛チャンピオンSは今年の欧州で最も豪華なメンバーが揃ったレースと言っても過言ではなく、勝ち馬からは離されたものの、そこで4着という成績は決して悲観すべきものではない。状態は良くなっているとのことで、かつて仏ダービーを制したシャンティイの舞台でどんな走りを見せてくれるのか楽しみだ。

シルバーウェーヴは通算13戦6勝の4歳牡馬。3歳シーズンは4月のGIII戦ラフォルス賞(ロンシャン、芝2000m)で勝利を挙げるも、それ以降は勝ち星から遠ざかっていた同馬だが、今シーズンは2戦目のGI戦ガネー賞で2着と好走し、続くイスパーン賞では勝ち馬のエイシンヒカリからは大差を付けられたものの3着に入る。そして、前々走のサンクルー大賞(サンクルー、芝2400m)では昨年のジャパンCに出走したイラプトを抑えて優勝しGI初制覇。前走では凱旋門賞の前哨戦GIIフォワ賞(シャンティイ、芝2400m)を勝利しており、現在2連勝中と勢いに乗っている。今シーズン初戦から5戦連続でM.ギュイヨン騎手が手綱をとってきたが、同騎手はレフトハンドへの騎乗が決まっているため、今回はC.スミヨン騎手が鞍上を務める。初騎乗となるが、フランスを代表する名手だけに心配は無用だろう。

今回のメンバーで唯一の3歳牝馬となるのがレフトハンドだ。2歳のデビューから1600mのレースに出走してきた同馬だが、距離を2000mへと延ばした今シーズン2戦目のGIサンタラリ賞で4着、2100mのGI戦ディアヌ賞(仏オークス)で2着と好走すると、2000mのGIII戦プシケ賞(ドーヴィル)で重賞初勝利を挙げる。距離を延ばすことで結果を出し始めた同馬は、前走で2400mのGI戦ヴェルメイユ賞(シャンティイ)へと出走し、見事にGI初タイトルを獲得した。今まで牝馬限定戦だけを戦ってきたレフトハンドだけに、牡馬を相手にどこまでやれるか疑問が残るが、3歳牝馬の同馬は54.5kgと最も軽い斤量だ。デビュー2戦目から鞍上を務める主戦のM.ギュイヨン騎手を鞍上に、この恵量を活かしての好走が期待される。

ここまでGI実績のあるフランス馬を紹介してきたが、重賞で実績があるのがワンフットインヘヴン(One Foot In Heaven)とシルジャンズサガ(Siljan’s Saga)の2頭だ。

ワンフットインヘヴンは今年6月のGII戦シャンティイ大賞(シャンティイ、芝2400m)を制しており、これは今回の凱旋門賞と同じコースだ。しかし、前走のフォワ賞では同じ舞台で4頭立ての4着に敗れており、コース実績があるからといって一概には信用できない。それでも、シャンティイ大賞を含め、この馬は重馬場で好走する傾向にあるため、馬場次第では好走もあるか。

シルジャンズサガは昨年8月のGII戦ドーヴィル大賞(ドーヴィル、芝2400m)を勝利しているものの、それ以降の勝ち星はない。6歳になり衰えも見え始めたように思えたが、ここ3走はGII戦コリーダ賞で2着、GI戦サンクルー大賞で3着、ドーヴィル大賞で2着と好走している。今回は相手も手強くなるため、勝ち負けまでは厳しいだろう。

他にもフランスからは3頭が出走するがヴェデヴァニ(Vedevani)は同じアガ・カーン殿下の所有馬であるハーザンドのペースメーカーとして送りこまれたことが明らかになっている。ミグワール(Migwar)とタリスマニック(Talismanic)は上記の馬と比較すると実績面で一枚落ちる印象で、さすがに今回は厳しいか。

続いてはイギリスから参戦するポストポンド(Postponed)とザグレーギャツビー(The Gray Gatsby)を紹介しよう。

ポストポンドは通算17戦9勝という成績の5歳牡馬。同馬は昨年のGI戦キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(アスコット、芝12F)とフォワ賞(ロンシャン、芝2400m)を制し、凱旋門賞への出走が期待されたが、転厩などの問題から出走は叶わなかった。今シーズン初戦はドバイ遠征を敢行し、GII戦ドバイシティオブゴールド(メイダン、芝2400m)とGI戦ドバイシーマクラシック(メイダン、芝2400m)を勝利すると、イギリスへと帰国し休養を挟んで出走したGI戦コロネーションC(エプソム、芝12F)で快勝。その後はキングジョージ6世&クイーンエリザベスSで連覇を狙う予定だったが、呼吸器の感染症により回避し、目標をGI英インターナショナルS(ヨーク、芝10.4F)に変更した。アクシデントや距離の短縮により不安も囁かれたが、ポストポンドはここも勝利し、昨年7月から現在6連勝中(うちGI戦4勝)と圧倒的な強さを見せ付けている。今回のメンバーでも実績ではこの馬が抜けており、凱旋門賞を勝てば今年の欧州年度代表馬への選出も現実味を帯びてくる。

ザグレーギャツビーは通算20戦4勝という成績の5歳牡馬。3歳シーズンには仏ダービー(シャンティイ、芝2100m)と愛チャンピオンS(レパーズタウン、芝10F)でGI戦2勝を挙げた同馬だが、昨シーズンは好走こそするものの勝ち星は挙げられず、今シーズンもGI戦プリンスオブウェールズSで4着、GII戦プリンセスオブウェールズSで2着、英インターナショナルSで6着と勝利はないため、さすがに今回も厳しいだろう。なお、凱旋門賞後はアメリカのブリーダーズCへと向かい、それを最後に引退する同馬にとって、この凱旋門賞が欧州最後のレースとなる。

続いてはアイルランドから出走予定の4頭を紹介していこう。今年は名門エイダン・オブライエン厩舎からファウンド(Found)、オーダーオブセントジョージ(Order Of St George)、ハイランドリール(Highland Reel)が出走を予定している。

ファウンドはここまで18戦5勝の4歳牝馬。2歳シーズンにGI戦マルセルブサック賞(ロンシャン、芝1600m)でGI初勝利を挙げた同馬は、昨シーズンの凱旋門賞こそ9着に敗れたものの、シーズン最後のレースとして出走したアメリカのBCターフ(キーンランド、芝12F)で凱旋門賞馬ゴールデンホーンを破って優勝し、自身2個目のGIタイトルを獲得した。今シーズンは2戦目のGIII戦ムーアズブリッジS(カラ、芝10F)で勝利を挙げたファウンドだが、その後は5戦続けて2着と勝ち切れないレースが続いている。それでも前走の愛チャンピオンSでは勝ち馬アルマンゾルと大激戦を演じ、豪華なメンバーが揃う中で3着以下に3馬身差以上の着差をつけたことを考えればその実力に疑いの余地はない。厩舎の主戦を務めるライアン・ムーア騎手が鞍上に決まったことからも、名匠A.オブライエン師の期待の高さがうかがえる。

4歳牡馬のオーダーオブセントジョージは昨年のGI愛セントレジャー(カラ、芝14F)を11馬身差で快勝した実力馬。今シーズンは初戦のリステッドレースに勝利すると、続くGI戦ゴールドC(アスコット、芝20F)で2個目のGIタイトルを獲得する。2走前のGIII愛セントレジャートライアル(カラ、芝14F)も制して昨年7月から続く連勝を6へと伸ばした同馬だったが、連覇が期待された前走の愛セントレジャーでは半馬身差の2着に敗れ、連勝が途絶えた。今回の不安材料といえばやはり距離だろう。13?14Fのレースで結果を残し、20FのゴールドCも制している同馬にとって2400mへの距離短縮はどう出るか。鞍上は昨年の凱旋門賞を制した名手ランフランコ・デットーリ騎手への乗り替わりが決まっており、彼の手綱裁きにも注目だ。

ハイランドリールは通算17戦6勝という成績の4歳牡馬。昨シーズンはアメリカのセクレタリアトS(アーリントンパーク、芝10F)で自身初のGIタイトルを獲得し、年末には香港ヴァーズ(シャティン、芝2400m)を制してGI戦2勝目、今シーズンは4戦目のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(アスコット、芝12F)を勝って、これまでGI戦3勝を挙げている。2走前の英インターナショナルSでは2着、前走の愛チャンピオンSでは7着に敗れた同馬だったが、GI戦3勝はいずれも12Fだったことを考えれば、10.5Fと10Fの過去2走よりも今回は期待が持てそうだ。鞍上はシーミー・へファーナン騎手が務める。

アイルランドからはもう1頭、ダーモット・ウェルド厩舎のハーザンド(Harzand)が出走する。今シーズン初戦の未勝利戦で初勝利を挙げた同馬は、2戦目のGIII戦バリサックスS(レパーズタウン、芝10F)を勝利すると、英ダービーへと参戦。レース当日の朝には蹄鉄を外す際に怪我を負って直前まで回避の可能性もあったが、陣営の心配をよそに英ダービー(エプソムダウンズ、芝12.0455F)を勝利し、GI初勝利を挙げた。その後は2カ国でのダービー制覇を狙って愛ダービー(カラ、芝12F)へと出走した同馬はここも勝利。前走の愛チャンピオンSは8着に敗れたものの、レース後に故障が発覚しており、その結果を鵜呑みにするのは危険だ。3歳世代ではトップクラスの実力を持つ馬だけに、ここで勝っても不思議ではない。

今回、唯一のドイツ調教馬となるのが3歳牡馬のサヴォワヴィーヴル(Savoir Vivre)。前々走のGI独ダービーで2着と好走した同馬は、初の海外レースとなった前走のGII戦ドーヴィル大賞(ドーヴィル、芝2400m)で重賞初勝利を挙げた。それでも凱旋門賞は前走と比べて格段と相手が強くなるため、勝ち負けはさすがに厳しいか。上位へ進出できれば健闘といえるだろう。

最後に紹介するのは日本のマカヒキ。今年の日本ダービー=東京優駿(東京、芝2400m)を制した同馬は、ステップレースとして出走したGII戦ニエル賞(シャンティイ、芝2400m)を勝利して今回のレースへと挑む。父であるディープインパクト(3着入線、後に失格)の挑戦から10年となる今年、マカヒキが日本に初のタイトルをもたらすのか注目だ。

※記載している出走予定馬については9月30日(午後6時)時点でのものであり、今後、出走取消等により出走しない場合もありますので予めご了承ください。

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