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ピックアップレース情報提供 World RaceNews.com【WRN】

2016年03月26日(土)

ドバイシーマクラシック(GI)芝2400m

  • 【レース格】★★★★
  • 【総賞金】600万ドル
  • 【開催競馬場】メイダン
  • 【勝馬】ポストポンド
  • 【騎手】A.アッゼニ
  • 【トレーナー】R.ヴェリアン
見解

【結果詳報】
現地時間3月26日、アラブ首長国連邦ドバイのメイダン競馬場で世界最大級の国際競馬イベント・ドバイワールドCデーが行われ、第8競走のGI戦ドバイシーマクラシックはイギリスのポストポンド(Postponed)が優勝した。

GIキングジョージ6世&クイーンエリザベスSの勝ち馬ポストポンド、同じくGI香港ヴァーズの勝ち馬ハイランドリール(Highland Reel)、そして日本の牡馬クラシック2冠馬ドゥラメンテの“3強”対決に注目が集まった今年のドバイシーマクラシックだが、レース直前でドゥラメンテが落鉄するというアクシデントが発生。馬のテンションが高かったため打ち直しは断念せざるを得ず、右前脚は蹄鉄をつけない状態での出走となった。

ゲートが開くと好スタートを切ったハイランドリールがハナに立ち、2番手は内にJRAのワンアンドオンリー、外にゲーロショップ(Gailo Chop)、ポストポンドとドゥラメンテは中団に控える。最後の直線に入ると先頭に立つハイランドリールの手応えが怪しくなり、ポストポンドがこれを簡単に交わして先頭に立つ。残り300mでドゥラメンテが進路を内へと変えてポストポンドを交わそうと試みるも、ポストポンドは差は縮めさせず、最後は更に引き離す勢いを見せゴール。2馬身差をつけてられた2着がドゥラメンテ、勝ち馬から3馬身半差の3着には最後にハイランドリールを交わしたラストインパクトが入った。ワンアンドオンリーは5着に敗れている。

勝ったポストポンドはイギリスの5歳牡馬。昨年7月のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSから4連勝を飾り、自身2つ目となるGIタイトルを獲得した。同馬を管理するR.ヴェリアン調教師はレース後こうコメントしている。

「この結果を手にイギリスへと帰ることが出来るのは良いことだ。世界でも最も大きな競馬イベントの一つだからね。この賞金も魅力的だが、ビッグレースを勝つことが私たちにとって一番の興奮だ」

同師によると今後については未定だが、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSの連覇も視野に入れており、その前に1つか2つのレースに出走するかもしれないとのこと。ポストポンドの今後の活躍に期待したい。

【展望】
現地時間の3月26日の午後8時20分、日本時間では27日午前1時20分発走で、アラブ首長国連邦ドバイのメイダン競馬場では芝2410mのGI戦ドバイシーマクラシックが行われる。同競走は世界最大規模の国際競馬イベント「ドバイワールドCデー」の第8競走で、優勝賞金は600万米ドル(約6億6000万円)。クラシックディスタンスではフランスの凱旋門賞、日本のジャパンCと並び世界でも有数の高額賞金レースだ。

1998年にナドアルシバ競馬場の芝2400mのレースとして創設されたドバイシーマクラシックの当時のレース名はドバイターフクラシック。現在の名称となったのは創設から2年後の2000年から。創設から一貫してナドアルシバ競馬場で行われていた同競走だが、2010年にメイダン競馬場が新たに造られるとナドアルシバ競馬場での開催は終了。それに伴いドバイシーマクラシックも同年からメイダン競馬場に開催場を移すとともに、距離を現在の2410mに延長している。また同競走は2001年に国際GIIの格付けを得ており、翌年の2002年に国際GIへと昇格している。

これまでドバイシーマクラシックには延べ13頭の日本調教馬が出走。日本馬として初参戦だったのは2000年のゴーイングスズカ(5着)で、初優勝は翌年2001年のステイゴールドだった。その後2006年にハーツクライ、2014年にはジェンティルドンナが制覇し、計3頭の日本調教馬がこのレースを制している。昨年はワンアンドオンリーとハープスターが出走するも、3着と8着に敗れた。

メイダン競馬場には1周2400mの芝コースとその内側に1周1750mのダートコースがあり、ゴール前の直線は芝が450mで、ダートが400m。ドバイシーマクラシックが行われる芝2410mのコースはホームストレッチのゴール板からすぐ手前がスタート地点となり、コースを1周する形となる。スタートしてからは直線が続くため、枠による有利不利を気にする必要はなさそうだ。

ここからは出走予定馬を紹介していくが、今年のドバイシーマクラシック出走予定馬は全部で9頭。欧州のGI馬2頭と、日本の2冠馬による“3強”対決の図式になると考えられるが、まず注目したいのはGII戦ドバイシティオブゴールド(メイダン、芝2410m)の勝ち馬ポストポンド(Postponed)だ。GII戦グレートヴォルティガーS(ヨーク、芝12F)を制し、その他の重賞でも堅実な走りを見せていたポストポンドがその名を世界に轟かせたのが昨年7月のGI戦キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(アスコット、芝12F)。これを大接戦の末ハナ差で制し、欧州でも有数のビッグレースで自身初のGIタイトルを獲得するに至っている。キングジョージ6世&クイーンエリザベスS後、9月のGII戦フォワ賞(ロンシャン、芝12F)でも勝利した同馬だが、転厩等の事情により凱旋門賞には出走せずそのままシーズンを終えた。ポストポンドは今年最初の目標をドバイシーマクラシックへと定め、同じメイダン競馬場の芝2410mで行われ、前哨戦の役割を担うスーパーサタデーのGII戦ドバイシティオブゴールドに出走。最後の直線で抜け出すと鞭を入れることなく後続を突き放し、最後は3馬身差をつける快勝で本番へ勢いをつけた。ポストポンドを管理するR.ヴェリアン調教師は以前「ポストポンドは速い馬場に向いているとアッゼニ(騎手)も感じているようだ」とコメントしており、重馬場でのレースとなったキングジョージ6世&クイーンエリザベスSは同馬にとって好条件ではなかったと語る。欧州に比べ速い時計が出る傾向にあるメイダン競馬場はポストポンドに向いているのではとの見方が強かったが、その通り初の欧州外遠征となったドバイシティオブゴールドでのポストポンドは競馬場との相性を含め、全てが完璧といえるレースだった。今回、優勝候補の筆頭と考えていいだろう。

次いで“3強”の一角を担うのが、アイルランドのハイランドリール(Highland Reel)だ。名門A.オブライエン厩舎の所属で、2歳時にGII戦ヴィンテージS(グッドウッド、芝7F)を勝利し、初の重賞タイトルを獲得。3歳時はプール・デッセ・デ・プーラン(仏2000ギニー)、ジョッケクルブ賞(仏ダービー)、愛ダービーとGI戦に3戦続けて挑むも6着、2着、5着に敗れた。結局ハイランドリールがGIで初勝利を飾るのは、アメリカ遠征で出走したGI戦セクレタリアトS(アーリントンパーク、芝10F)。同競走を5馬身1/4差で圧勝した同馬は欧州へと戻り、愛チャンピオンSに出走するも3馬身3/4差をつけられた5着に敗れている。その後はオーストラリアへと遠征し、GIコックスプレートに出走して3着。今度は香港へと遠征して香港国際競走のGI戦香港ヴァーズ(シャティン、芝2400m)に出走した。前年覇者で、凱旋門賞2年連続2着という成績を残しているフリントシャーが1番人気に支持されたレースだったが、ハイランドリールはフリントシャーに1馬身半差をつけて勝利。欧州でのGI勝利こそないが、遠征でのGI戦2勝は大きな勲章だ。同馬の鞍上を務めるR.ムーア騎手は「ハイランドリールはドバイワールドCデーで僕が騎乗する馬の中では一番チャンスがあるだろうね」と自信満々に語る。ムーア騎手は優勝したセクレタリアトSから3着に敗れたコックスプレート、そして最高のレースだったと賞賛する香港ヴァーズまで、ハイランドリールが大きく成長していると感じているようだ。今回のレースに向けてポストポンドの名前をライバルとして出しているが、フリントシャーを負かした香港ヴァーズの内容で自信を得たムーア騎手は“ポストポンドにあのレースは真似できない”と強気な姿勢を見せている。

“3強”最後の1頭となるのが日本から参戦するドゥラメンテだ。昨年は皐月賞(中山、GI、芝2000m)と日本ダービー(東京、GI、芝2400m)を制し3歳牡馬クラシック2冠を達成。3冠達成が懸かる菊花賞進出、または凱旋門賞への挑戦が期待された同馬だが、放牧中に両前脚に軽度の骨折が発見され昨年後半は休養を余儀なくされた。それでも海外レースを視野にいれる日本のトップホースたちが集結したGII戦中山記念(中山、芝1800m)で復帰すると、GI馬イスラボニータや皐月賞と菊花賞で2着に入ったリアルスティールを抑え優勝。ドバイシーマクラシックへの招待を受諾することが決まる。しかし“3強”と言われるなかで最も不安な要素を抱えているのが、ドゥラメンテである感は否めない。ポストポンドは既にドバイで1戦使っており、ハイランドリールは上記の通り海外経験が豊富な馬。対しドゥラメンテは初の海外遠征となり、輸送段階で体重が減ったとの情報も入っている。更には環境の変化に戸惑いを見せていたとのことで、万全な状態で挑めるのか疑問が残るところ。ハイランドリールに騎乗するムーア騎手は、ドゥラメンテが初勝利を飾った未勝利戦で騎乗した経験を持つ。そのムーア騎手が「ドゥラメンテは自分が乗ったときより成長しているが、骨折明けでピークを迎えるのはまだ先。今回はハイランドリールとポストポンドの戦いになる」との見解を示したのも気になる。懸念材料は多いが、欧州のGI馬2頭に対しどこまで通用するのか注目だ。

今年のドバイシーマクラシックは上記の3頭が抜けており、他の出走馬にとっては厳しいレースとなりそうだ。GII戦ユジェーヌアダム賞(メゾンラフィット、芝10F)の勝ち馬ダリヤン(Dariyan)はGII戦ギヨームドルナーノ賞で2着、昨年末のGI香港ヴァーズで3着、前走のドバイシティオブゴールドで2着と常に重賞で安定した成績を残している馬。しかし前走ではポストポンドに、前々走ではハイランドリールに力の差を見せ付けられており、上記3頭に割って入るのは厳しいだろう。

日本のラストインパクトに期待されるのは昨年11月のジャパンCの再現だ。乗り替わりとなったムーア騎手の手腕が光り、6番人気ながらクビ差の2着に入った同馬の鞍上を今回務めるのは、香港でリーディングを独走する“マジックマン”ことJ.モレイラ騎手。ムーア騎手と同じく世界的な名手と知られるモレイラ騎手がラストインパクトでどのような騎乗を見せるのか非常に興味深い。

いずれにしても、ドバイシーマクラシックの中心はポストポンド、ハイランドリール、ドゥラメンテの3頭だ。このレースは凱旋門賞にも繋がるため、今後に向けてもどのような決着となるのか注目してもらいたい。

※記載している出走予定馬については3月25日(午後6時)時点でのものであり、今後、出走取消等により出走しない場合もありますので予めご了承ください。

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