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海外競馬

ピックアップレース情報提供 World RaceNews.com【WRN】

2016年03月05日(土)

アルマクトゥームチャレンジR3(GI)ダ2000m

  • 【レース格】★★
  • 【総賞金】40万ドル
  • 【開催競馬場】メイダン
  • 【勝馬】スペシャルファイター
  • 【騎手】F.ハラ
  • 【トレーナー】M.ムハイリ
見解

【結果詳報】
現地時間3月5日、アラブ首長国連邦ドバイのメイダン競馬場ではドバイワールドCの前哨戦GIアルマクトゥームチャレンジR3(以下、マクトゥームチャレンジR3)が行われ、地元UAEのスペシャルファイター(Special Fighter)が優勝した。

GI戦トラヴァーズSを制したキーンアイス(Keen Ice)と、昨年のUAEダービー馬ムブタヒージ(Mubtaahij)のアメリカクラシック3冠競走の最終戦ベルモントS以来となる対決が注目された今年のマクトゥームチャレンジR3は12頭立てで行われた。

スタートが切られるとスペシャルファイターがハナに立ち、2番手には内に香港馬ガンピット(Gun Pit)、外にフォークナー(Faulkner)、キーンアイスとムブタヒージは共に4番手に位置をとる。

最後の直線に入ると、レースを引っ張っていたスペシャルファイターが後続を引き離しにかかる。2番手ガンピットが必死に食らい着くもスペシャルファイターの脚色は衰えず、ラスト200mでその差が開き4馬身半差をつけてゴール。2着にはガンピット、そこからさらに2馬身3/4差の3着にはフォークナーが入り前残りのレースとなった。注目されたムブタヒージは4着、キーンアイスは9着という期待を裏切る結果に終わっている。

優勝したスペシャルファイターはアイルランドで生産されたUAE調教馬。イギリスのM.ジョンストン厩舎からデビューした同馬は欧州で10戦2勝という成績を残すも、昨年1月にUAEのM.アル・ムハイリ厩舎に移籍する。移籍後は一般戦で3勝を挙げていたものの、重賞では結果を残せなかったスペシャルファイターだが、今回のマクトゥームチャレンジR3で初のGIタイトルを獲得した。通算成績はこれで18戦6勝。

同馬の鞍上を務めたF.ハラ騎手は、「今日はハナに立ってもリラックスして走ることが出来た。完璧なレースだったよ。」とコメントし、同時にドバイワールドCへの出走も表明した。

スペシャルファイターだけでなく、このレースから複数の馬たちが3月26日に行われるGI戦ドバイワールドCへと向かい、再び顔を合わせることが予想される。3月7日現在、日本馬に招待状は届いていないが、世界トップレベルのダートGI競走だけに、ドバイワールドCは見逃せない戦いとなるだろう。

【展望】
現地時間3月5日、アラブ首長国連邦ドバイのメイダン競馬場でダート2000mのGI戦アルマクトゥームチャレンジラウンド3(以下、マクトゥームチャレンジR3)が行われる。

ドバイワールドCデイの諸競走、いわゆるドバイミーティングの前哨戦開催であるドバイワールドCカーニバルのなかに組み込まれている同競走は、重要なステップレースが複数行われるスーパーサタデーに施行され世界最高賞金額を誇るGI中のGI、ドバイワールドCの前哨戦としての役割を担う。ちなみに1月のGII戦マクトゥームチャレンジR1、先月のGII戦マクトゥームチャレンジR2と共に全3戦のシリーズ戦となっている。

1994年にナドアルシバ競馬場のダート2400mのレースとして創設された同競走は、1996年に距離を2000mへと短縮し、それ以降の距離変更はない。創設から一貫してナドアルシバ競馬場で施行されていたマクトゥームチャレンジR3だが、2010年にメイダン競馬場が新たに造られるとナドアルシバ競馬場は開催を終了。それに伴い同競走は同年からメイダン競馬場のオールウェザーコース2000mでの施行となったものの、オールウェザーコースは僅か5年で廃止となり、マクトゥームチャレンジR3も昨年からはダートコースでの施行に戻っている。また同競走は2001年に国際GIIの格付けを得て、2012年から国際GIへと昇格している。

これまで日本調教馬3頭が同競走へと出走しており、2010年にはレッドディザイアが優勝。同じレースに出走していたウオッカは8着、2014年のトレイルブレイザーは10着という結果に終わった。

2000年のドバイミレニアム、2002年のストリートクライ、2006年のエレクトロキューシストがこのレースを制した後にドバイワールドCへと出走し優勝しているほか、メイダン競馬場での施行が始まった2010年以降のドバイワールドC勝ち馬全6頭の内、実に4頭がステップレースとしてこのマクトゥームチャレンジR3を使っている。今回のレースでも上位に入る馬にはドバイワールドCの有力馬として注目すべきだろう。

メイダン競馬場には一周2400mの芝コースとその内側に一周1750mのダートコースがあり、ゴール前の直線は芝が450mで、ダートが400m。マクトゥームチャレンジR3が行われるダート2000mのコースはホームストレッチのゴール板から約250m手前がスタート地点となる。スタートしてから暫く直線が続くため、枠による有利不利を気にする必要はなさそうだ。

ここからは出走予定馬を紹介していくが、今年のマクトゥームチャレンジR3出走予定馬は全部で12頭。過去3年の勝ち馬は全てマクトゥームチャレンジR2をステップにR3へと出走しているが、今年はR2で圧勝したアメリカのフロステッドがドバイワールドCへの直行を明言。他のR2組にチャンスが訪れるかに思われたが、昨年のアメリカクラシック3冠のケンタッキーダービーとベルモントSに出走した2頭がドバイワールドCを見据えて登録してきた。

最初に紹介するのはアメリカのGI馬キーンアイス(Keen Ice)。アメリカクラシック3冠競走の第1戦となるGIケンタッキーダービーでは8馬身3/4差の7着、最終戦のGI戦ベルモントSでは7馬身半差の3着と37年ぶりのアメリカクラシック3冠馬アメリカンファラオの前に惨敗した同馬だが、3度目の対決となるGI戦ハスケル招待Sでは2馬身1/4差の2着まで差を縮める。そんなキーンアイスが評価を高めたのがアメリカンファラオと4度目の対戦となるGI戦トラヴァーズS(サラトガ、ダ10F)。直線で抜け出したアメリカンファラオを追い込んで差し切った同馬は、アメリカンファラオにデビュー戦以来となる黒星をつけた。その後のGI戦BCクラシック、GI戦クラークHでは2戦連続で4着となり、今年の初戦となったGI戦ドンHでも6着に終わったキーンアイスだが、アメリカでも世代トップクラスの実力馬なのは確かで、初の海外遠征となるドバイでの活躍が期待される。キーンアイスの鞍上を務めるのはライアン・ムーア騎手。欧州のトップジョッキーがアメリカのGI馬で、どんなレースを見せるのかにも注目だ。

南アフリカのM.デ・コック厩舎はマクトゥームチャレンジR3に最多となる3頭を送り込んできたが、中でも同師にとっての本命は、主戦となるC.スミヨン騎手が鞍上を務めるムブタヒージ(Mubtaahij)だろう。イギリスでデビューしてドバイで初勝利を挙げた同馬はGIII戦UAE2000ギニーでアタマ差の2着、ゴールデンバローズ、タップザット、ディアドムスの日本馬3頭が出走したGII戦UAEダービー(メイダン、ダ1900m)では8馬身差をつける圧勝劇を披露し、アメリカクラシック3冠競走への参戦を表明した。キーンアイスと同じく第1戦のケンタッキーダービーと最終戦ベルモントSに出走したムブタヒージだが、ケンタッキーダービーでは8着、ベルモントSでは4着といずれもキーンアイスに先着を許している。それでも着差は3/4馬身、1/4馬身差であり、今回は地元ドバイのメイダン競馬場だけに逆転があっても不思議ではない。

今年の初戦となった前走のGIII戦ファイアブレイクでは勝ち馬から4馬身1/4差の5着に敗れており、約8カ月ぶりのレースとではあったが期待を大きく裏切る結果となってしまったことに対し「頼むから落ち着いてくれ! 私はムブタヒージがドバイワールドCを勝つために準備しているんだよ。ファイアブレイクの結果は本番と何の関係もない」「ファイアブレイクのレース前にこの馬の状態はまだ80%程度だと言ったはずだ。仮に100%の状態で挑んだとしても勝つことは難しかっただろう。なぜならこのレースは1600mで、スプリンターやマイラーのためのレースだからだ」……と語ってみせたのはムブタヒージを管理するデ・コック師。敗戦の理由として距離が短いと語った同師にとって、ダート2000mとなる今回は言い訳のできない一戦となる。

ケンタッキーダービーやベルモントSで対決したフロステッドがマクトゥームチャレンジR2で圧勝しており、ここでもキーンアイスとムブタヒージが頭一つ抜けた存在だと考えるのが妥当だろう。

マクトゥームチャレンジR2組は4頭が出走するが、フロステッドに惨敗したこの馬たちが上記の2頭を相手に勝ち負けに加わるのは普通に考えれば厳しいと思うが、それでも4頭の中で上位に入線する期待が持てるのがゴールドシティ(Gold City)とフォークナー(Faulkner)の2頭だ。

今年の初戦となったマクトゥームチャレンジR1で10馬身半差の9着に敗れたゴールドシティだが、前走のマクトゥームチャレンジR2ではフロステッドに5馬身差をつけられたものの2着に入っている。鞍上を務めるのは昨年もドバイでマクトゥームチャレンジR1やGIII戦アルシンダガスプリントを制したリチャード・マレン騎手。2015年からの成績を見ると、ゴールドシティがマレン騎手とコンビを組んだ4戦では全て2着に入るという好成績を残しており、そういった点では今回も期待が持てそうだ。

フォークナーはマクトゥームチャレンジR1では勝ち馬から1/4馬身差の4着と好走し、続くマクトゥームチャレンジR2では勝ち馬フロステッドから7馬身3/4差をつけられたものの3着に入った。R2から直接今回のレースに向かったゴールドシティに対し、フォークナーは一般戦に出走して勝利を挙げ、中1週でマクトゥームチャレンジR3へと出走する。一般戦を制して勢いをつけることができたフォークナーだが、勢いがあるのは同馬を管理するD.ワトソン調教師と鞍上を務めるパット・ドブス騎手も同じだ。この2人はUAE1000ギニーを13馬身差で圧勝して話題となったポーラーリバーの調教師と主戦騎手で、木曜日にはポーラーリバーでGIII戦UAEオークスを勝ったばかり。相手は手強いが、勢いそのままにどんな走りをみせてくれるのか楽しみだ。

香港から参戦するのが5歳セン馬のガンピット(Gun Pit)だ。昨年、中京競馬場で行われたJRAのGI戦チャンピオンズCに出走しており、日本のファンにとって記憶に新しい名前だろう。香港のオールウェザーコースで7戦7勝という成績を残している同馬だが、チャンピオンズCでは大差をつけられシンガリ負け。香港に戻って出走した芝の香GIII戦センテナリーヴァーズでも6着に敗れている。それでも日本のダートで惨敗したからドバイでも通用しないと考えるのは間違いで、ドバイの馬場に適応できるかが鍵となるだろう。鞍上を務めるのは“マジックマン”の異名を持つ香港の名手ジョー・モレイラ騎手。ドバイの地でどんな手綱捌きを披露してくれるのかにも注目だ。

上位に入った馬は3月26日のドバイワールドCへと出走する可能性も高いマクトゥームチャレンジR3。日本馬ではドバイ遠征を希望していたホッコータルマエに未だ招待状が届かず難しい状況にあるが、世界最高峰のダートGI戦に優勝候補として名乗りを挙げるのはどの馬か、是非ともこのレースは注目してもらいたい。

※記載している出走予定馬については3月4日(午後6時)時点でのものであり、今後、出走取消等により出走しない場合もありますので予めご了承ください。

※香GIIIはローカルグレード

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