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コラム

2023/05/02  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【NHKマイルC(GI)攻略データコラム】外枠有利 前走重賞で惜敗した馬を狙え

NHKマイルC(GI) 3歳 定量 東京芝1600m
※過去10年分のレースデータを基に分析する。

■人気別成績
・1番人気【2.1.1.6】
・2番人気【3.2.1.4】
・3番人気【1.1.0.8】
・4番人気【1.1.0.8】
・5番人気【0.0.0.10】
・6-9番人気【2.2.5.31】
・10番人気以下【1.3.3.83】

1番人気は勝率20%、複勝率40%、2016年のメジャーエンブレム以降、勝利がないように信頼度は低い。一方、好調なのが勝率30%、複勝率60%の2番人気。17、19、21年となぜか奇数年に勝利を挙げており、23年と奇数年の今年も勝利なるか注目だ。

6-9番人気でも馬券には多数絡んでいる。特に【1.1.2.6】で複勝率40%の6番人気はきっちりケアしておきたいところ。

また昨年、最下位人気のカワキタレブリーが3着に好走するなど10番人気以下から7頭も好走馬が出ているように波乱度が高いGIレース。伏兵馬の台頭も警戒したい。

■キャリア
・3戦以下【1.2.1.10】
 勝率7.1% 複勝率28.6%
・4戦【0.3.0.28】
 勝率0.0% 複勝率9.7%
・5戦【3.4.3.29】
 勝率7.7% 複勝率25.6%
・6戦【4.0.3.28】
 勝率11.4% 複勝率20.0%
・7戦以上【2.1.3.55】
 勝率3.3% 複勝率9.8%

キャリア6戦馬が4勝、7戦以上の馬からも2頭の勝ち馬が出ているようにレース経験が豊富な馬の好走が目立つ。

特にキャリアが5戦以上かつ前走重賞でひとケタ着順だった馬は【9.3.6.75】、勝率9.7%、複勝率19.4%、単勝回収率112%。2018年6番人気で勝利したケイアイノーテックや2020年9番人気で勝利したラウダシオンのように人気に関わらず勝ち馬を輩出しており、実績豊富な馬は軽視できない。

また、キャリアが3戦以下の馬でも前走がGIIなら【1.0.1.3】と十分通用している。キャリアが浅くても前走レースレベルがGII以上であれば押さえておきたい。

■前走クラス別成績
・1勝クラス【0.0.0.4】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・OP特別【0.2.0.17】(※リステッド競走含む)
 勝率0.0% 複勝率10.5%
・GIII【3.4.6.48】
 勝率4.9% 複勝率21.3%
・GII【3.1.3.56】
 勝率4.8% 複勝率11.1%
・GI【4.3.1.24】
 勝率12.5% 複勝率25.0%

前走条件戦組は馬券絡みなし。前走OP特別組も2着2回だけと、やはりGIレースだけに馬券は前走重賞組が中心でよさそうだ。

重賞組のなかではGI組が勝率、複勝率ともにトップ。【2.2.0.12】の桜花賞組と【2.1.1.10】の皐月賞組が3着以内に入った数では4頭ずつと互角の成績を挙げている。

桜花賞組から好走した4頭は全て馬体重が460キロ以上の馬であった。NHKマイルCにおいて牝馬が牡馬と互角に戦うには、ある程度の馬格が必須。今年出走予定のシングザットソングは、前走432キロと小柄であるため、データ的には狙いにくい。

対照的に皐月賞組から好走した4頭は、479キロ以下の馬だった。480キロ以上の馬は7頭出走があったが、全て馬券圏外に敗れているように、牡馬についてはパワーよりマイルに対応できるスピードを重視すべきのようだ。

今年出走予定のダノンタッチダウンは、前走540キロと立派な馬体の持ち主で、こちらもデータ的には消し対象となるため、今年は他の路線から狙いたいところ。

次いで複勝率が高いGIII組からはアーリントンC組が好成績。なかでも3着以内に好走した馬は【2.0.3.12】、複勝回収率124%と穴馬の好走も期待できる。昨年もアーリントンC覇者のダノンスコーピオンがその勢いのまま本レースを勝利、3着にも18番人気・カワキタレブリーが入るなど、近年好相性だ。

今年はアーリントンCで1-3着に入ったオオバンブルマイ、セッション、ショーモンの3頭の登録があり、人気薄でも買い目には加えておきたい。

GIII組と同じく3勝を挙げているGII組も無視できない。今年7頭も登録しているNZT組は【2.1.2.45】という成績。そのなかでもNZTで5番人気以内に支持されていた馬に絞ると【2.1.2.23】、単勝回収率168%と健闘している。

前走NZTで4番人気ながら7着に敗れていたマイネルホウオウが本レースを制しているように着順はあまり関係なさそう。7着に敗れたものの1番人気の支持を得ていたドルチェモアあたりは必ずチェックしたい。

■枠順
・1枠【0.2.1.17】
 勝率0.0% 複勝率15.0%
・2枠【1.1.0.18】
 勝率5.0% 複勝率10.0%
・3枠【0.1.2.17】
 勝率0.0% 複勝率15.0%
・4枠【2.0.1.17】
 勝率10.0% 複勝率15.0%
・5枠【1.3.2.14】
 勝率5.0% 複勝率30.0%
・6枠【2.0.2.16】
 勝率10.0% 複勝率20.0%
・7枠【1.1.0.28】
 勝率3.3% 複勝率6.7%
・8枠【3.2.2.23】
 勝率10.0% 複勝率23.3%

3枠より内からは1頭しか勝ち馬が出ていないように、外よりの枠が有利なレース。4枠より外枠に入った馬の中で狙いたいのは、前走重賞で勝ちまたは0秒5以内で負けた馬。その集計成績は【8.4.5.50】、勝率11.9%、複勝率25.4%、単勝回収率148%、複勝回収率111%と高く出ている。

なかでも前走重賞で0秒5以内で負けた馬だけに絞ると【6.2.5.35】、勝率12.5%、複勝率27.1%、単勝回収率188%、複勝回収率131%と高い回収率を誇っており、人気の盲点となりやすいパターンだけに狙う価値は高そうだ。

■脚質
・逃げ【2.1.1.6】
 勝率20.0% 複勝率40.0%
・先行【2.2.2.35】
 勝率4.9% 複勝率14.6%
・差し【4.4.6.62】
 勝率5.3% 複勝率18.4%
・追込【2.3.1.46】
 勝率3.8% 複勝率11.5%

勝率、複勝率ともにトップなのが逃げ馬。しかし馬券になった4頭のうち3頭は1番人気の馬であり、有利なことは間違いなさそうだが、馬券妙味は見込めなさそう。

回収率でみると、単勝回収率90%、複勝回収率146%と単勝、複勝ともにトップの数値をたたき出している追い込み勢に注目したい。

2018年6番人気1着ケイアイノーテックや2019年14番人気2着ケイデンスコール、昨年の18番人気3着カワキタレブリーのように人気薄の激走が目立っている。直線の長い東京コースだけに穴馬は追い込み馬から狙っていきたい。

(Text:nakai)

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