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コラム

2023/04/18  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【福島牝馬S(GIII)攻略データコラム】穴で狙える愛知杯組に注目

福島牝馬S(GIII) 4歳以上 別定 福島芝1800m
※新潟での代替開催だった2021年を除く、福島芝1800mで行われた2012-2022年のデータをもとに分析する。

■人気別成績
・1番人気【2.3.1.4】
・2番人気【0.1.2.7】
・3番人気【4.1.0.5】
・4番人気【1.2.1.6】
・5番人気【1.0.1.8】
・6-9番人気【1.2.0.37】
・10番人気以下【1.1.5.52】

1番人気は【2.3.1.4】と2勝のみ。その中身を紐解くと、1番人気に支持された馬のなかで勝利もしくは連対した馬はいずれも騎手が継続騎乗だった。当日の1番人気が継続騎乗だった場合は本命視してもよさそう。

2番人気については2014年2着のキャトルフィーユが最高着順と不調傾向にある。

一方で3-5番人気は【6.3.2.19】と6勝を挙げる活躍ぶり。昨年も3番人気アナザーリリックが1着、3着には5番人気のサトノダムゼルが入った。福島で行われた近10年において、3-5番人気の馬が馬券に絡まなかったのは2016年の一度のみ。今年も要チェックだ。

■年齢
・4歳【3.4.2.51】
 勝率5.0% 複勝率15.0%
・5歳【4.6.5.42】
 勝率7.0% 複勝率26.3%
・6歳【2.0.3.19】
 勝率8.3% 複勝率20.8%
・7歳【1.0.0.7】
 勝率12.5% 複勝率12.5%

6歳以上の馬から3頭勝ち馬が出ているようにベテラン勢も健闘しているレース。特に6歳馬は2016年に15番人気のマコトブリジャールが勝利。3着にも13番人気のオツウが入っているように人気薄の馬の激走が多く、軽視は禁物だ。

また6歳以上で馬券になった6頭は、すべて5枠より内枠に配置されていた。出馬表が発表された際には高齢馬の枠を把握しておきたいところ。

中山牝馬S2着のストーリアなど有力馬が出走してくる4歳馬を考察すると、連対した7頭のうち5頭に共通するのは、前走GIII戦で8着以内に入っていたこと。前走で惨敗していない限りは巻き返しの可能性は十分あるだろう。

■馬体重
・439キロ以下【1.1.2.19】
 勝率4.3% 複勝率17.4%
・440-459キロ【2.3.2.28】
 勝率5.7% 複勝率20.0%
・460-479キロ【2.4.4.47】
 勝率3.5% 複勝率17.5%
・480-499キロ【3.2.1.19】
 勝率12.0% 複勝率24.0%
・500キロ以上【2.0.1.6】
 勝率22.2% 複勝率33.3%

当日馬体重が480キロ以上の馬は【5.2.2.25】、勝率14.7%、複勝率26.5%、単勝回収率130%、複勝回収率169%と大型馬の好成績が目立つ。小回りコースゆえ、俊敏性のある軽量馬が有利かと思われたが意外な結果となった。

特に偶数に入った場合は【4.2.2.10】、勝率22.2%、複勝率44.4%、単勝回収率155%、複勝回収率298%とその成績は跳ね上がる。好走した馬の脚質も逃げから中団待機まで幅広いことから脚質に影響せず、ストレスの少ない後入れ枠が有利という大まかな傾向は覚えておきたい。

■枠順
・1枠【0.2.1.14】
 勝率0.0% 複勝率17.6%
・2枠【2.0.0.16】
 勝率11.1% 複勝率11.1%
・3枠【3.1.2.12】
 勝率16.7% 複勝率33.3%
・4枠【2.3.1.12】
 勝率11.1% 複勝率33.3%
・5枠【1.0.2.16】
 勝率5.3% 複勝率15.8%
・6枠【1.3.0.15】
 勝率5.3% 複勝率21.1%
・7枠【1.0.1.18】
 勝率5.0% 複勝率10.0%
・8枠【0.1.3.16】
 勝率0.0% 複勝率20.0%

1-4枠の内枠と5-8枠の外枠を比較すると、内枠から7頭の勝ち馬を出しているように内有利の傾向。

特に3-4枠が複勝率も高く、2015年に15番人気と人気薄だったマコトブリジャールが勝利したり、2020年にも13番人気で2着に入ったリープフラウミルヒがいたりと穴馬の好走も多く、有利な枠と言えるだろう。

外枠から買えるのは偶数馬番の馬。奇数馬番は【2.0.1.36】、複勝率7.7%なのに対し、偶数は【1.4.5.29】、複勝率25.6%と好走率は高く出ている。アタマまでは期待薄ながら相手には拾っておいて良さそうだ。

■前走クラス別成績
・2勝クラス【0.1.0.10】
 勝率0.0% 複勝率9.1%
・3勝クラス【0.2.3.19】
 勝率0.0% 複勝率20.8%
・OP特別【0.0.2.18】(リステッド含む)
 勝率0.0% 複勝率10.0%
・GIII【10.7.4.63】
 勝率11.9% 複勝率25.0%
・GII【0.0.1.5】
 勝率0.0% 複勝率16.7%

前走クラス別成績を見てみると、中山牝馬S組を筆頭とした前走GIII組が【10.7.4.63】と圧倒的に強い。また前走6着以下から4頭も勝利しているように着順はあまり関係ないと言えそうだ。

その前走6着以下からの巻き返しで多いのが、愛知杯組。昨年の勝ち馬・アナザーリリックも前走時、愛知杯で8着に敗れていた。

今年も、愛知杯でフタ桁着順に敗れたホウオウイクセルとエリカヴィータの登録があり、コース替わりで一気にパフォーマンスをアップさせる可能性も考慮しておきたい。

加えて穴馬の好走が多いのは前走3勝クラス組。ピュアブリーゼ、フィロパトール、リープフラウミルヒと3頭のフタ桁人気馬が馬券圏内に好走している。この3頭の共通点は、前走4角を4番手以内で回っていた前に行ける脚質であったこと。格下であっても前に行ける先行馬には注意が必要だろう。

(Text:nakai)

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