2023/03/28　 UMAJiN.net／データ部「重賞攻略データ」

【ダービー卿CT（GIII）攻略データコラム】3勝クラス組が圧倒

ダービー卿CT（GIII）　4歳以上　ハンデ　中山芝1600m
※中山芝1600mで行われた過去10年のデータをもとに分析する。

■人気
・1人気【1.2.1.6】
勝10.0%　複40.0%
・2人気【1.0.3.6】
勝10.0%　複40.0%
・3人気【1.1.0.8】
勝10.0%　複20.0%
・4人気【3.3.0.4】
勝30.0%　複60.0%
・5人気【3.0.2.5】
勝30.0%　複50.0%
・6-9人気【0.2.4.34】
勝0.0%　複15.0%
・10人気以下【1.2.0.66】
勝1.4%　複4.3%

1-3番人気は合わせて3勝、勝率10.0%、複勝率33.3%と人気を裏切るケースが多い。3頭が揃って馬券外に沈んだのは過去10年で3回。2頭が揃って好走したのは3回あり、軽視のし過ぎも危険。また1番人気の単勝オッズが3倍以下だと【0.0.0.3】で、1強ムードの際は注意が必要だ。

4、5番人気は合わせて6勝、勝率30.0%、複勝率55.0%と好調で、こちらの方が狙える。6番人気以下が馬券に絡んだ年は6回あり、複数頭の好走があったのはそのうち3回と人気薄が揃って穴をあけるパターンもある。1-5番人気から軸を選び、他は人気に左右されず取捨したい。

■前走クラス
・3勝【5.1.1.9】
勝31.3%　複43.8%
・OP特別【1.2.2.27】
勝3.1%　複15.6%
・リステッド【1.2.2.19】
勝4.2%　複20.8%
・GIII【3.3.3.54】
勝4.8%　複14.3%
・GII【0.2.1.17】
勝0.0%　複15.0%
・GI【0.0.0.2】
勝0.0%　複0.0%
・地方【0.0.0.1】
勝0.0%　複0.0%
・海外【0.0.1.0】
勝0.0%　複100.0%

昇級戦の3勝クラス組が5勝と圧倒。2015年の勝ち馬モーリス（その後GI4連勝）や4歳牝馬にして勝利した2021年のテルツェットなどがいる。

GIII組は東京新聞杯組が【1.2.2.17】と出走数がもっとも多いものの、複勝率22.7%と微妙。GIII組で特筆すべきステップはないが、年齢別の成績を見てみると、5歳馬なら【2.1.3.10】複勝率37.5％で複勝回収率142％をマークしていた。

OP特別組の好走馬はすべて前走が中山1600m戦で、リステッド組の好走馬はすべて前走が中山か阪神の1600m戦。この二組は「前走が中山か阪神の1600m戦」が最低条件。さらにこのうち、前走1着馬が【0.1.0.10】と不振。2-5着または10着以下に限ると【2.3.4.12】複勝率42.9%で、前走で負けた馬の見直しが必要だ。

☆前走3勝クラスの4、5歳馬☆
レッドモンレーヴ

☆前走GIII組の5歳馬☆
アナザーリリック、ジャスティンカフェ、タイムトゥヘヴン

☆前走中山or阪神1600mのOP特別またはリステッドレースで2-5着or10着以下☆
ソロフレーズ、ゾンニッヒ、ピースオブエイト、フラーズダルム、

■年齢
・4歳【4.4.1.28】
勝10.8%　複24.3%
・5歳【5.2.7.26】
勝12.5%　複35.0%
・6歳【0.4.1.33】
勝0.0%　複13.2%
・7歳以上【1.0.1.42】
勝2.3%　複4.5%

4、5歳の若い馬を優先してOK。2022年は4歳馬が3頭いて11番人気ともっとも人気のなかったタイムトゥヘヴンが勝利していた。若さ重視で問題ない。

5歳馬は乗替り【3.0.3.18】、同騎手【2.2.4.6】と、勝率は並ぶものの、継続騎乗のほうが連対率、複勝率ともに倍の成績を収めていた。

6歳馬は社台F生産だと【0.2.1.6】と高打率。今年はファルコニアが出走予定だが、同馬は当レースと相性があまりよくない【1.1.1.20】のディープインパクト産駒。割引は必要か。

7歳以上になると厳しく、好走したのは2020年の勝ち馬クルーガー（8歳）と2021年3着のボンセルヴィーソ（7歳）のみ。キャリア25戦と8歳のわりにフレッシュな状態で海外遠征が続いていた前者、中山マイル大得意の後者と少し個性の強い高齢馬だった。

☆前走と同騎手（想定）の5歳馬☆
ゾンニッヒ、タイムトゥヘヴン

☆社台F生産の6歳馬☆
ファルコニア

■生産者
・ノーザンF【6.2.3.28】
勝15.4%　複28.2%
・社台F【0.3.2.18】
勝0.0%　複21.7%
・白老F【0.0.1.5】
勝0.0%　複16.7%
・その他【4.5.4.78】
勝4.4%　複14.3%

社台系生産馬のうちノーザンF生産馬は出走数が多いものの好走率はまずまずだ。このうち、4歳牝馬か5歳牡馬に限ると【4.2.3.5】勝率28.6%・複勝率64.3%、単複回収率は220%・157%と儲かる数字を叩き出す。年齢の項目でも触れたが、社台Fは高齢、ノーザンFは若い馬が好調だ。

☆ノーザンF生産の4歳牝馬か5歳牡馬☆
サブライムアンセム

■前走距離
・同距離【6.8.7.72】
勝6.5%　複22.6%
・今回延長【3.1.0.25】
勝10.3%　複13.8%
・今回短縮【1.1.3.32】
勝2.7%　複13.5%

距離短縮組が勝率2.7%と劣勢で近3年では好走馬が出ていない。勝率トップの距離延長組も同じく近3年で好走なし。近年の傾向として同距離組のみで決まっている点は覚えておきたい。

■枠
・1枠【2.1.1.16】
勝10.0%　複20.0%
・2枠【3.1.1.15】
勝15.0%　複25.0%
・3枠【0.3.2.15】
勝0.0%　複25.0%
・4枠【0.0.1.19】
勝0.0%　複5.0%
・5枠【4.1.3.12】
勝20.0%　複40.0%
・6枠【0.2.0.18】
勝0.0%　複10.0%
・7枠【1.1.1.17】
勝5.0%　複15.0%
・8枠【0.1.1.17】
勝0.0%　複10.5%

内枠有利のコースで、重賞になってもその傾向は同様。1-3枠の好走馬にはフタ桁人気馬が3頭含まれており、やはり内有利を物語る結果だ。

4勝を挙げる5枠は5番人気以内に限ると【4.1.2.0】で人気馬の好走だった。同枠は人気傾向にあったように上位人気馬が入ったために結果が出ていると見ていいだろう。

（Text:funaki）

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