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コラム

2023/03/21  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【高松宮記念(GI)攻略データコラム】軸は3番人気以内&穴には6歳馬

高松宮記念(GI) 4歳以上 定量 中京芝1200m
過去10年のデータをもとに分析する。

■人気
・1人気【2.1.2.5】
勝20.0% 複50.0%
・2人気【2.4.0.4】
勝20.0% 複60.0%
・3人気【2.1.3.4】
勝20.0% 複60.0%
・4-6人気【2.2.1.25】
勝6.7% 複16.7%
・7-9人気【2.1.0.27】
勝6.7% 複10.0%
・10人気以下【0.1.4.84】
勝0.0% 複5.6%

1番人気は過去10年で2勝、複勝率は50.0%と、2、3番人気と勝利率が並び、複勝率は後者に軍配。1番人気としてはひと息の成績だ。

1-3番人気の合算成績は【6.6.5.13】となり、勝率20.0%、複勝率56.7%。単複回収率は100%を超える。軸は3番人気以内から取るのが賢明であろう。

4番人気以下はばらつきがあり、フタ桁人気馬も突っ込んでくるため、度々大波乱が起きている。

10番人気以下で好走した馬を探ると下記の特徴が見受けられた。

▼当日10番人気以下(複勝回収率169%)
(共通点1)所属
関東馬【0.1.3.26】
関西馬【0.0.1.58】
☆関東馬⇒ウインマーベル、オパールシャルム、キルロード、トウシンマカオ、ナランフレグ

(共通点2)血統
父か母父がナスルーラ系【0.1.3.26】
それ以外【0.0.1.58】
☆父か母父がナスルーラ系⇒キルロード、トゥラヴェスーラ、トウシンマカオ、ファストフォース

(共通点3)前走距離
同距離 【0.1.4.53】
今回短縮【0.0.0.31】
☆同距離⇒ウインマーベル、ヴェントヴォーチェ、オパールシャルム、キルロード、ディヴィナシオン、トウシンマカオ、ナムラクレア、ナランフレグ、ファストフォース、メイケイエール

全てに該当するのがキルロードだが、前年の同レースで好走して翌年も出走した馬は15頭いて、そのうち3頭しか翌年も好走できていなかった。8歳というのも少し厳しい印象。

好走率の高い(共通点1)(共通点2)を考慮すると、想定10番人気以下ではないが中穴くらいのトウシンマカオに妙味がありそう。

■前走クラス
・3勝【0.0.0.1】
勝0.0% 複0.0%
・OP特別【0.0.0.3】
勝0.0% 複0.0%
・リステッド【0.0.0.2】
勝0.0% 複0.0%
・GIII【8.8.9.125】
勝5.3% 複16.7%
・GII【0.1.0.7】
勝0.0% 複12.5%
・GI【0.1.0.5】
勝0.0% 複16.7%
・海外【2.0.1.6】
勝22.2% 複33.3%

出走の大多数を占めるのがシルクロードS、阪急杯、オーシャンSのGIII組だ。

シルクロードS組【4.2.1.23】では、「シルクロードS5番人気以内の5、6歳馬」に限ると【3.2.1.7】勝率23.1%・複勝率46.2%、単複回収率は320%・288%をマーク。いれば狙いたいが、今年のシルクロードS組は4歳馬が多く該当なし。

阪急杯組【3.2.3.38】では、「阪急杯5番人気以内の4、5歳馬」に限ると【3.2.2.10】勝率17.6%・複勝率41.2%をマーク。単複回収率は3レースの中でもっとも低く100%に満たない。

同組をしっかり取捨するなら当日人気で判断できる。「当日4番人気以内」なら【3.2.2.1】勝率37.5%・複勝率87.5%、単複回収率は210%・187%と鉄板データになる。

オーシャンS組【1.2.5.54】では、「オーシャンSを上がり1位か6位以下で2-9着」に限ると【1.2.5.12】複勝率40.0%、複勝回収率728%をマーク。該当馬は大穴で押さえたい。

京都牝馬S組は【0.2.0.4】と高打率。好走の条件は「前走1着かつ栗東の5歳牝馬」。今年は同組から3頭出走予定だが、該当なし。

海外組は国内GI・GII組より好成績。出走馬のチェックは必須だ。好走した3頭は、2021年勝ち馬ダノンスマッシュ、2015年勝ち馬エアロヴェロシティ、2017年3着馬レッドファルクス。いずれも前走は前年に行われた香港のスプリントGIだった。

昨年の香港スプリントに出走したメイケイエールに好材料と思いきや、実は牝馬にとって鬼門。昨年1番人気のレシステンシア(香港スプリント2着)、2015年1番人気のストレイトガール(香港スプリント3着)は掲示板すら載れなかったのだ。昨年の高松宮記念では0秒1差の5着と際どい勝負をし、地元・得意舞台となれば陣営の気合もいかばかりかと見当はつくが、ローテーションには不安あり。

☆阪急杯5番人気以内の4、5歳馬☆
アグリ、グレナディアガーズ、ダディーズビビッド

☆オーシャンSを上がり1位か6位以下で2-9着☆
ディヴィナシオン

■年齢
・4歳【3.2.3.30】
勝7.9% 複21.1%
・5歳【4.3.3.36】
勝8.7% 複21.7%
・6歳【2.5.3.33】
勝4.7% 複23.3%
・7歳【1.0.1.29】
勝3.2% 複6.5%
・8歳以上【0.0.0.21】
勝0.0% 複0.0%

勝利数は4、5歳馬が優勢。若さと勢いに期待していいだろう。4歳馬は前走1400m重賞で4番人気以内なら【2.1.1.5】勝率20.0%・連対率40.0%・複勝率50.0%。つまり、前述につながるが阪急杯もしくは阪神Cを使った4歳馬が好調なのだ。

5歳馬は前走国内で5番人気以内かつ5着以内なら【4.3.3.10】勝率20.0%・連対率35.0%・複勝率50.0%をマークする。堅実な成績を収めている5歳馬はここでも崩れにくいということだろう。

一方、複勝率を見ると4、5、6歳馬にほとんど差がなく連対数も同等にある。昨年278万馬券を演出した勝ち馬ナランフレグや2019年の449万馬券の立役者も6歳馬だったので、配当アップのためにも相手に6歳馬は拾っておきたい。

前走1200m重賞の6歳牡馬に限ると【2.4.2.6】連対率42.9%、複勝率57.1%。複勝回収率はなんと763%を記録する。

また牝馬の好走は4、5歳馬でその成績は【1.4.3.32】。過去10年において6歳で好走したのはレッツゴードンキ(2着)のみ。このうち前走国内重賞で5番人気以内かつ5着以内に限ると【1.4.3.8】複勝率50.0%へ跳ね上がる。格と勢いが揃えば好走可能だ。

☆前走1400m重賞で4番人気以内だった4歳馬☆
アグリ、ウォーターナビレラ

☆前走5番人気以内かつ5着以内の5歳馬☆
ダディーズビビッド

☆前走1200m重賞の6歳牡馬☆
ヴェントヴォーチェ、ディヴィナシオン

☆前走国内重賞で5番人気以内かつ5着以内の4、5歳牝馬☆
ナムラクレア

■所属
●調教師
・美浦【2.3.5.44】
勝3.7% 複18.5%
・栗東【7.7.5.104】
勝5.7% 複15.4%
●騎手
・美浦【1.1.2.50】
勝1.9% 複7.4%
・栗東【8.9.8.93】
勝6.8% 複21.2%

厩舎、騎手とも圧倒的に関西優勢。関西馬から入るのがベター。ただし、人気傾向の項目でも明記してあるが、穴をあけているのは関東馬。関東馬に関西騎手が騎乗した際は【1.2.3.14】複勝率30.0%、複勝回収率469%と、関東馬×関東騎手よりも好成績かつ高回収率を記録していた。妙味を求めるなら関東馬×関西騎手だ。

☆関東馬×関西騎手☆
ウインマーベル、キルロード、トウシンマカオ

■枠
・1枠【1.0.0.19】
勝5.0% 複5.0%
・2枠【3.2.1.14】
勝15.0% 複30.0%
・3枠【2.1.0.17】
勝10.0% 複15.0%
・4枠【0.2.4.14】
勝0.0% 複30.0%
・5枠【1.1.3.15】
勝5.0% 複25.0%
・6枠【1.1.0.18】
勝5.0% 複10.0%
・7枠【1.1.1.26】
勝3.4% 複10.3%
・8枠【1.2.1.26】
勝3.3% 複13.3%

スピード自慢が集まるGIだけあって、内で身動きが取りづらい1枠は昨年ナランフレグが内を突いて勝ったのみ。内を突いても進路が空くとは限らず鬼門の枠。

2、3枠が複数勝利を挙げ、4枠が複勝率トップタイと数字に表れているように、最内以外で距離ロスを抑えて進められる2-4枠が好枠。8枠は大外が全滅。大外以外の偶数馬番なら【1.1.1.7】。馬券候補は16番まで。

■脚質
・逃げ【1.0.1.8】
勝10.0% 複20.0%
・先行【4.3.3.28】
勝10.5% 複26.3%
・中団【4.6.6.66】
勝4.9% 複19.5%
・後方【1.1.0.47】
勝2.0% 複4.1%
--------------------------
※上がり3F順位
・1位【2.2.0.10】
勝14.3% 複28.6%
・2位【1.1.2.5】
勝11.1% 複44.4%
・3位【1.0.0.11】
勝8.3% 複8.3%
・4-5位【3.2.3.11】
勝15.8% 複42.1%
・6位以下【3.5.5.112】
勝2.4% 複10.4%

逃げ切りは至難の業。勝ったのは快速逃げ馬のモズスーパーフレアだが、この時はクリノガウディーが1着入線も降着となったためであり、差されている事実は変わりない。

4角13番手以下の後方勢では、不良馬場で行われた2014年に大外から追い込んだスノードラゴン、重馬場で行われた昨年のナランフレグのみ。重い馬場になれば体力を削がれた馬が沈み、追い込みが決まることもある。基本的には先行から中団を狙うべきレースだ。

(Text:funaki)

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