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コラム

2022/11/29  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【ステイヤーズS(GII)攻略データコラム】妙味ある前走3勝クラス組のお手軽な仕分け方とは?

ステイヤーズS(GII) 3歳以上 別定 中山芝3600m
※データについては、特に記載のない限り、過去10年分を対象としている。

■人気別成績
1番人気【5.1.2.2】
2番人気【0.2.2.6】
3番人気【1.1.1.7】
4番人気【0.4.2.4】
5番人気【0.0.1.9】
6-9番人気【4.2.1.33】
10番人気以下【0.0.1.45】

昨年のカウディーリョは崩れてしまったものの、1番人気は勝率50%、複勝率80%と安定感がある。ちなみに単勝回収率も複勝回収率も100%を超えるので、ことステイヤーズSにおいては1番人気の単複を買うだけでプラスに持ち込める。また、1番人気に外国人騎手が騎乗した際の成績は【3.1.1.0】で信頼度が増すのも覚えておきたいところ。

2番人気から9番人気まではそれほど目立った差はない。4番人気の複勝率が60%と高い点はチェックしておこう。一方で10番人気以下はまったくと言っていいほど結果を残せていない。買えるのはひと桁人気の馬までといった感じか。

■年齢別成績
3歳【0.0.0.2】
勝率、連対率、複勝率いずれも0.0%
4歳【2.3.3.12】
勝率10.0%、連対率25.0%、複勝率40.0%
5歳【4.2.4.32】
勝率9.5%、連対率14.3%、複勝率23.8%
6歳【2.2.2.27】
勝率6.1%、連対率12.1%、複勝率18.2%
7歳以上【2.3.1.33】
勝率5.1%、連対率12.8%、複勝率15.4%

勝率、連対率、複勝率いずれも率が高いのは4歳馬。連対率、複勝率では他世代にやや差をつけている。とはいえ、大差がついているという状況ではなく、7歳以上の馬でも勝利した実績あり。このレースに関しては年齢を気にする必要はそれほどないだろう。

■枠番別成績
1枠【1.0.1.8】
勝率10.0%、連対率10.0%、複勝率20.0%
2枠【0.1.2.11】
勝率0.0%、連対率7.1%、複勝率21.4%
3枠【1.0.1.13】
勝率6.7%、連対率6.7%、複勝率13.3%
4枠【1.2.2.14】
勝率5.3%、連対率15.8%、複勝率26.3%
5枠【1.1.1.16】
勝率5.3%、連対率10.5%、複勝率15.8%
6枠【1.1.1.16】
勝率5.3%、連対率10.5%、複勝率15.8%
7枠【2.4.1.13】
勝率10.0%、連対率30.0%、複勝率35.0%
8枠【3.1.1.15】
勝率15.0%、連対率20.0%、複勝率25.0%

小回り中山を2周するコース設定なので内枠有利かと思いきや、意外なことに勝率が最も高いのは8枠で、連対率、複勝率が最も高いのは7枠と外枠有利の傾向に。

騎乗するジョッキーが距離を意識するためスローペースで流れやすいステイヤーズS。外めの枠の方が道中で動きやすいというメリットを享受できるということか。昨年も勝負どころで外を回して追い上げた7枠のディバインフォースが勝利した。

■所属別成績
美浦【5.2.5.65】
勝率6.5%、連対率9.1%、複勝率15.6%
栗東【5.8.5.41】
勝率8.5%、連対率22.0%、複勝率30.5%

勝率は美浦も栗東もそう大きな差はないが、連対率、複勝率は圧倒的に栗東優勢。単系馬券の1着付けはまだしも、連軸、複軸という観点であれば栗東の馬を狙うのがベターだろう。

■前走別成績
2勝クラス【0.0.1.7】
勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率12.5%
3勝クラス【2.3.2.22】
勝率6.9%、連対率17.2%、複勝率24.1%
OP特別 【2.2.1.19】(※リステッド競走含む)
勝率8.3%、連対率16.7%、複勝率20.8%
GIII  【0.1.0.7】
勝率0.0%、連対率12.5%、複勝率12.5%
GII  【6.4.6.47】
勝率9.5%、連対率15.9%、複勝率25.4%
GI  【0.0.0.4】
勝率、連対率、複勝率いずれも0.0%

主力となるのは6勝を挙げる前走GII組。この組についてもう少し詳しく見てみよう。

アルゼンチン共和国杯【6.1.4.33】
勝率13.6%、連対率15.9%、複勝率25.0%
京都大賞典【0.3.1.8】
勝率0.0%、連対率25.0%、複勝率33.3%
札幌記念【0.0.1.1】
勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率50.0%
その他GII【0.0.0.5】
勝率、連対率、複勝率いずれも0.0%

全6勝を挙げるアルゼンチン共和国杯組には注意が必要。

特にアルゼンチン共和国杯でひと桁着順だった馬は【4.1.3.14】で複勝率36.4%と結果を残しているので、該当馬がいれば馬券に組み込んでおきたい。

次いで3着以内数が多いのは京都大賞典組。このローテーションを選んだ馬で注目したいのはノーザンファーム生産馬。【0.2.1.3】で複勝率は50.0%をマークしている。また16年2着のファタモルガーナも生産者こそ違えど、ノーザンファームと繋がりの強いキャロットファームの所有馬だった。

「大牧場の使い分け」という観点で見ると、京都大賞典の走りを見て「GIだと足りないもののステイヤーズSなら勝負になる」と判断した馬を優先的に回しているものと考えられる。

また高配当の使者として期待したいのが前走3勝クラス組。昨年も古都Sからここへ挑んだディバインフォースが6番人気で優勝した。

必ずしも前走で勝利している必要はなく、前走2-5着でも【1.2.1.4】で複勝率50.0%を記録している。妙味という点では3勝クラスで掲示板止まりだった馬を狙うのも面白そうだ。もちろん1着馬は【1.1.1.2】なのでこちらを狙う手もある。

前走の3勝クラスで1-5着だった馬を仕分ける際は前走の上がり順位に注目したい。この10年のステイヤーズSにおいて、「前走3勝クラスで1-5着」「前走の上がり3F順位が1-3位」を満たす馬は【2.2.2.2】で勝率25.0%、複勝率75.0%をマークしている。

昨年のディバインフォースもこの基準をクリアしており信頼性は高い基準。該当馬の単勝回収率は136%、複勝回収率は163%なので妙味もタップリだ。

<データからの注目馬>
・ディアスティマ
栗東・高野厩舎所属の5歳馬。前走は京都大賞典で5着。ケガによる長期休養明け初戦で、実戦勘にやや不安はあったものの、5着と着をまとめたあたりはさすが。

京都大賞典をステップにここへ臨んだノーザンファーム生産馬は複勝率50.0%。またディープインパクト産駒が【1.4.2.8】で複勝率46.7%をマークしているのも後押しになりそうだ。

・プリュムドール
栗東・奥村豊厩舎所属の4歳馬。前走は3勝クラスの古都Sを上がり最速の脚を使って差し切った。

今年の登録馬に前走3勝クラスの馬は3頭いるが、このうち「前走1-5着」「前走上がり3F順位が1-3位」を満たしているのはプリュムドールのみ。狙い目になりそうだ。

・ユーキャンスマイル
栗東・友道厩舎所属の7歳馬。今年の登録馬で唯一の前走アルゼンチン共和国杯組。そのアルゼンチン共和国杯は不利を受けながら勝ち馬とは0秒4差の7着と大崩れしなかった。7歳にして初のステイヤーズS挑戦となったが、地力上位の存在であり期待が集まる。

(Text:inoue)

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