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コラム

2021/12/07  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【中日新聞杯(GIII)攻略データコラム】12月施行は4歳馬が中心

中日新聞杯(GIII) 3歳上 ハンデ 中京芝2000m
※2011年は小倉開催、2012-2016年は3月施行だったため、12月施行となった2017年以降の中京芝2000mで行われた過去4年のデータをもとに分析する。

■全体傾向
・人気
--------------------
1人気【1.1.1.1】勝25.0% 連50.0% 複75.0%
2人気【2.0.1.1】勝50.0% 連50.0% 複75.0%
3人気【0.1.0.3】勝0.0% 連25.0% 複25.0%
4人気【0.0.0.4】勝0.0% 連0.0% 複0.0%
5人気【0.0.1.3】勝0.0% 連0.0% 複25.0%
6-9人気【1.1.1.13】勝6.3% 連12.5% 複18.8%
10人気以下【0.1.0.29】勝0.0% 連3.3% 複3.3%
--------------------
1、2番人気は信頼度が高いが、3-5番人気になると低調。過去4年では最低でも1、2番人気どちらかが馬券に絡んでいる。施行時期が3月だった過去10年で見ても1、2番人気どちらも馬券外になったのは14年のみとなっている。

また10番人気以下はほとんどが馬券絡みなしで18年に7歳馬のショウナンバッハが2着しているのみ。馬連平均は7388円、三連複平均1万8065円と上位人気が絡むわりには配当妙味のあるレースだ。

・斤量
--------------------
49.5-51キロ【0.0.0.2】勝0.0% 連0.0% 複0.0%
51.5-53キロ【1.0.0.6】勝14.3% 連14.3% 複14.3%
53.5-55キロ【2.3.1.29】勝5.7% 連14.3% 複17.1%
55.5-57キロ【1.0.3.16】勝5.0% 連5.0% 複20.0%
57.5-59キロ【0.1.0.1】勝0.0% 連50.0% 複50.0%
--------------------
軽斤量になるほど好走率は低くなるので、実績馬が好走しやすい傾向にある。過去10年で見ても同じ傾向だが、数で言えば53.5-57キロが計8勝を挙げている。

・年齢
--------------------
3歳【1.1.0.3】勝20.0% 連40.0% 複40.0%
4歳【3.2.3.15】勝13.0% 連21.7% 複34.8%
5歳【0.0.1.20】勝0.0% 連0.0% 複4.8%
6歳【0.0.0.12】勝0.0% 連0.0% 複0.0%
7歳【0.1.0.3】勝0.0% 連25.0% 複25.0%
8歳【0.0.0.1】勝0.0% 連0.0% 複0.0%
--------------------
中心は若い3、4歳馬。出走数は少ないが古馬へと向かいつつある3歳馬は好走率が高く、注意したい。

・前走クラス
--------------------
3勝【0.0.0.5】勝0.0% 連0.0% 複0.0%
OP特別【0.1.0.8】勝0.0% 連11.1% 複11.1%
リステッド【1.1.1.11】勝7.1% 連14.3% 複21.4%
GIII【1.0.2.17】勝5.0% 連5.0% 複15.0%
GII【1.1.0.6】勝12.5% 連25.0% 複25.0%
GI【1.1.1.7】勝10.0% 連20.0% 複30.0%
--------------------
3勝クラスからの昇級は馬券絡みなしで、過去10年で見ても【1.0.0.11】と奮わない。14年短距離免許で来日していたD.バルジュー騎手騎手が10番人気マーティンボロを勝利へと導いたのみである。狙いは前走リステッドか重賞組。

・脚質
--------------------
逃げ【0.0.1.3】勝0.0% 連0.0% 複25.0%
先行【0.1.0.12】勝0.0% 連7.7% 複7.7%
中団【3.3.2.23】勝9.7% 連19.4% 複25.8%
後方【1.0.1.16】勝5.6% 連5.6% 複11.1%
--------------------
※3F上がり順位
1位【2.1.0.2】勝40.0% 連60.0% 複60.0%
2位【1.0.0.2】勝33.3% 連33.3% 複33.3%
3位【1.0.1.4】勝16.7% 連16.7% 複33.3%
4-5位【0.1.1.8】勝0.0% 連10.0% 複20.0%
6位以下【0.2.2.38】勝0.0% 連4.8% 複9.5%
--------------------
過去4年ではスローで流れる年もあれば若干ハイペース寄りになる年もあったが、過去10年ではミドルからスローペースがほとんど。
中団から速い末脚を繰り出せる馬が安定して好走できる傾向だ。

出走メンバーの近5走の上がり平均順位を確認してみる。
--------------------
1.4位トラストケンシン
3.2位キングオブコージ
3.2位プレシャスブルー
3.2位ボッケリーニ
4.0位ヤシャマル
4.2位ヒンドゥタイムズ
4.2位ラストドラフト
4.8位ディアマンミノル
5.4位アイスバブル
6.4位エブリワンブラック
7.2位アドマイヤビルゴ
7.4位ショウナンバルディ
7.6位マイネルファンロン
7.6位アフリカンゴールド
8.0位シフルマン
8.0位ラーゴム
8.6位レイエンダ
9.0位シゲルピンクダイヤ
9.0位バイオスパーク
--------------------
1.4位のトラストケンシンは5走のうち3走が2000m戦でのもので末脚堅実だが、前走3勝クラスと買いにくい面がある。次点、3.2位タイのキングオブコージは前走が骨折明けで11カ月ぶりとなったオールカマー9着だったが、久々の実践だったので無理はさせていなかった。上積みはありそうだ。

プレシャスブルーはこの秋から好調で前走アンドロメダSでは上がり1位で1着と勢いがある一方で追い込み脚質。そのあたりは評価を下げたい。ボッケリーニは好位から中団あたりで差し脚を伸ばすタイプで昨年覇者。GIIIで善戦が続いているし、押さえておいてもよいだろう。


■前走重賞組から狙うべき馬
今年はGII・GIII組が大半でGI組は天皇賞・秋のラストドラフトのみ。前走重賞組は【3.2.3.30】と馬券になった12頭中8頭を占める。ここからピックアップしていきたい。

(1)前走0秒6以上の負け
【3.2.3.19】勝11.1% 連18.5% 複29.6%
重賞で大きく負けた馬が好走傾向。

(2)さらに4-5歳の牡馬
【2.2.3.12】勝10.5% 連21.1% 複36.8%
近4年では若ければ若いほど好走傾向。

(3)さらに前走初角10番手位以内
【1.2.3.6】勝8.3%% 連25.0% 複50.0%
前走でかなり後方からレースを進めた馬は厳しい傾向。

単複回収値は116/164。

☆今年の該当馬☆
キングオブコージ、ラストドラフト
3-4歳馬がいれば好走率がグンと上がるのだが、今年は本命候補のキングストンボーイが登録を取り下げた。混戦模様は増したため、上記2頭にもチャンスはありそうだ。

■前走OP特別・リステッド組から狙うべき馬
昨年の勝ち馬ボッケリーニは前走リステッドから参戦して勝利、19年の2、3着馬はいずれも前走リステッド組だった。前走OP特別orリステッド組は【1.2.1.19】。ここからピックアップしていきたい。

(1)前走1-3人気
【1.2.1.5】勝11.1% 連33.3% 複44.4%
上位人気に推された馬であれば信頼できる。

(2)さらにキャリア15戦以内
【1.1.1.1】勝25.0% 連50.0% 複75.0%
消耗度合いが少ない馬であれば好走率がグンと上がる。

単複回収値は107/170。

☆今年の該当馬☆
アドマイヤビルゴ

かつ馬券に絡んだ3頭中2頭が4歳馬と、アドマイヤビルゴにとって好データとなる。


よって、データから導き出された中日新聞杯は

■脚質傾向より、キングオブコージ、ボッケリーニ

■前走重賞組から狙うべき馬は、キングオブコージ、ラストドラフト

■前走OP特別・リステッド組から狙うべき馬は、アドマイヤビルゴ


となった。


前走重賞組とリステッド組がぶつかり合う構図に勢いのある3歳馬からはラーゴムが参戦予定の今年の中日新聞杯。古馬は3歳馬の勢いを止めることができるのか注目のハンデ戦だ。

(Text:funaki)

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