2020/09/15 UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」
【ローズS(GII)攻略データコラム】この生産者なくして語れない
ローズS(GII) 3歳 馬齢 芝2000m
※過去10年データ
■単勝上位人気成績
・1人気/【5.1.0.4】
勝50.0%/連60.0%/複60.0%
・2人気/【1.2.2.5】
勝10.0%/連30.0%/複50.0%
・3人気/【0.0.2.8】
勝0.0%/連0.0%/複20.0%
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
本重賞の馬連平均配当は7610円。13年以降は毎年5人気以下の馬が連対圏突入と、波乱含みの一戦だ。出走馬の大半を占める前走オークス組の取捨が鍵を握るのか? 前走別傾向から順に項目を掘り下げていこう。
■前走別傾向
・オークス組/【8.4.3.36】
・前走条件戦勝利組/【2.3.3.31】
オークス・前走条件戦勝利組が主流のステップ。8勝を挙げるオークス組中心と捉えたいところだが、アパパネやメイショウマンボなど同レースを制した馬の凡走が少なくない点は気がかり。それなら【4.0.2.5】と高い好走率を示すオークス3-5着馬に視線を向けるべきだ。
☆オークス3-5着馬=リアアメリア
■血統別傾向
・父ディープインパクト/6勝
・父クロフネ/1勝
・父ハーツクライ/1勝
・父ゼンノロブロイ/1勝
・父Tapit/1勝
ディープインパクト産駒の1強体制が顕著。2.3着の括りでも7度馬券圏内を確保しており、このレースにおける主軸を担っている。施行条件変更がどのような変化をもたらすかがポイントだが、金鯱賞や中日新聞杯での同産駒の活躍ぶりを見る限り中京芝2000mが大きな戦力ダウンとはならない印象。今年も注目したい血統だ。
☆父ディープインパクト=オーマイダーリン、ソフトフルート、デゼル、リアアメリア、リリーピュアハート
■生産者別傾向
・ノーザンファーム/【6.6.5.26】
・社台ファーム/【1.0.2.22】
・三嶋牧場/【1.0.0.2】
・千代田牧場/【1.0.0.1】
・Alexander Groves Matz LLC/【1.0.0.0】
出走馬の頭数もさることながら、ノーザンファーム生産馬が6勝2着6回。この生産者なくして語れないレース傾向は明らかだ。軸馬選びの観点で注視すべき項目と言えるだろう。
☆ノーザンファーム生産馬=シャレード、フアナ、リアアメリア
<データ注目馬>
リアアメリア、デゼル、リリーピュアハート、シャレード、フアナ
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