2020/07/21 UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」
【アイビスSD(GIII)攻略データコラム】ミスプロ系が台頭
アイビスサマーダッシュ(GIII) 3歳以上 別定 芝1000m
※過去10年データ
■単勝上位人気成績
・1人気/【7.1.0.2】
勝70.0%/連80.0%/複80.0%
・2人気/【0.2.0.8】
勝0.0%/連20.0%/複20.0%
・3人気/【0.3.2.5】
勝0.0%/連30.0%/複50.0%
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
本重賞の馬連平均配当は2444円。16年以降は1-3人気内馬のワンツーが3回と比較的平穏な決着が目立つ。一見すると紛れが多いようにも思われる直線競馬にしては意外な傾向と言えるだろう。その理由はどこに隠されているのか? その他項目も掘り下げる必要がありそうだ。
■前走別傾向
・CBC賞組/【4.1.0.16】
・韋駄天S組/【2.3.1.16】
・函館スプリントS組/【2.1.2.15】
CBC賞・韋駄天S・函館スプリントS組が主流のステップ。CBC賞組は4勝を挙げているが、いずれも1人気馬による勝利だった点は興味深いところ。同じ条件で臨む韋駄天S組は馬券圏内6頭のうち5頭が前走2着内馬。取捨の分岐点となりそうだ。
☆CBC賞組=ナインテイルズ、ノーワン、ラブカンプー
☆韋駄天S連対組=ジョーカナチャン、ライオンボス
☆函館スプリントS組=ミキノドラマー
■血統傾向
・父ミスタープロスペクター系/4勝
・父ノーザンダンサー系/3勝
・父サクラバクシンオー系/2勝
・父デヴィルズバッグ系/1勝
注目すべきは父サンデーサイレンス系の名前が挙がっていないこと。近代競馬の主流血統の出番がないのは極めて珍しいことだ。代わって台頭しているのがスピードに秀でた父ミスタープロスペクター系。3勝を挙げる父ノーザンダンサー系もこのレースでは見逃せない血統だ。
☆父ミスタープロスペクター系=アユツリオヤジ、イベリス、クールティアラ、ジョーカナチャン、ビリーバー、メイショウケイメイ、モンペルデュ、ライオンボス、レジーナフォルテ、ワンアフター
☆父ノーザンダンサー系=ゲンキチハヤブサ、ダイメイプリンセス、ナインテイルズ、メイショウカズヒメ
■枠順傾向
・1-2枠/【2.2.2.28】
・3-4枠/【1.1.0.35】
・5-6枠/【2.4.2.32】
・7-8枠/【5.3.6.34】
外枠有利の直線競馬らしく、7-8枠が5勝と群を抜く成績。1-2枠という括りでは内枠もまずまずの数字を残しているが、1枠に限定すると【0.0.0.17】。昨年も2番人気ダイメイプリンセスが6着に敗れており、1枠は「死に枠」と言えるだろう。この枠を引いてしまった馬は割り引きが必要だ。
<データ注目馬>
ライオンボス、ジョーカナチャン、ラブカンプー
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