2020/07/07　 UMAJiN.net／データ部「重賞攻略データ」

【プロキオンS（GIII）攻略データコラム】好走馬は「格より調子」

プロキオンS(GIII)　3歳以上　別定　ダ1400m
※今年は阪神開催

■単勝上位人気成績
・1人気／【2.2.4.2】
勝20.0%／連40.0%／複80.0%

・2人気／【2.3.2.3】
勝20.0%／連50.0%／複70.0%

・3人気／【0.3.0.7】
勝0.0%／連30.0%／複30.0%

※勝＝勝率／連＝連対率／複＝複勝率

七夕賞とは対照的に、1人気馬の信頼度は高い。本重賞の馬連平均配当は6034円。12年の馬連34920円が平均値を押し上げたものの、13年以降で連対した馬は5人気内馬に限定されており、堅い印象のあるレースだ。上位人気馬に付け入る隙はないのか？　その他項目も掘り下げる必要がありそうだ。

■前走別傾向
・欅S組／【2.0.1.10】
・アハルテケS組／【1.1.2.9】
・かしわ記念組／【1.1.0.1】
・天保山S／【1.0.4.12】

非重賞レースの欅S組、アハルテケS組から多数の好走馬を輩出。「夏は格より調子」の格言が体現されたようなレース傾向が読み取れる。18年は3勝クラスを勝ったばかりのマテラスカイがレコードで初重賞制覇。近走成績の良い上がり馬に食指が動く。

☆欅S組＝ダノンフェイス、トップウイナー、ミッキーワイルド
☆アハルテケS組＝該当馬なし
☆かしわ記念組＝サンライズノヴァ
☆天保山S＝スマートダンディー、デザートストーム、ヒラソール、レッドルゼル

■血統傾向
・父サンデーサイレンス系／4勝
・父ミスタープロスペクター系／3勝
・父シアトルスルー系／3勝

上記3系統に該当する馬が1着の席を独占。いまもなお主流のノーザンダンサー系はまったく歯が立たない現状だ。雨の影響でスピードが強調される馬場コンディションになりやすい7月開催という点も影響しているのかもしれない。

☆父サンデーサイレンス系＝サイタスリーレッド、サクセスエナジー、サンライズノヴァ、デュープロセス、ヒラソール、ブルベアイリーデ、ラプタス
☆父ミスタープロスペクター系＝エアスピネル、カフジテイク、スマートアヴァロン、スマートダンディー、ダノンフェイス、デザートストーム、ミッキーワイルド、レッドルゼル
☆父シアトルスルー系＝アードラー、ヒロブレイブ、ヤマニンアンプリメ

■前走着順
さきほど「夏は格より調子」と記したが、14年以降の勝ち馬は前走着順が2着内だった馬に限定される。それぞれ5人気で制したマテラスカイやキングズガードのように人気の盲点となるケースも珍しくなく、チェックすべき項目だ。

☆前走1着＝サクセスエナジー、トップウイナー、ラプタス
☆前走2着＝ミッキーワイルド、レッドルゼル

＜データ注目馬＞
ミッキーワイルド、ラプタス、トップウイナー、レッドルゼル、サクセスエナジー

☆競馬評論家・田原基成氏の「重賞出走馬全頭分析」は【毎週木曜日】18時公開！