2019/09/01　 UMAJiN.net／データ部「重賞攻略データ」

【重賞完全攻略データ】セントウルS（GII）を徹底分析！

スプリンターズSの前哨戦にして、サマースプリントシリーズの最終戦。休養明けのGI級とサマースプリントシリーズの優勝を狙う馬が激突するだけに、今後を占う意味で重要な一戦だ。ここでは、過去10年のデータから傾向を探っていこう。

まずは人気面から。

■単勝人気別成績
※勝＝勝率／連＝連対率／複＝複勝率
・1人気／【3.5.1.1】
勝30.0%／連80.0%／複90.0%
・2人気／【2.3.1.4】
勝20.0%／連50.0%／複60.0%
・3人気／【0.0.1.9】
勝0.0%／連0.0%／複10.0%
・4人気／【2.0.1.7】
勝20.0%／連20.0%／複30.0%
・5人気／【1.1.2.6】
勝10.0%／連20.0%／複40.0%
・6人気／【1.1.0.8】
勝10.0%／連20.0%／複20.0%
・7人気／【0.0.1.9】
勝0.0%／連0.0%／複10.0%
・8人気／【0.0.0.10】
勝0.0%／連0.0%／複0.0%
・9人気／【0.0.1.9】
勝0.0%／連0.0%／複10.0%
・10人気以下／【1.0.2.54】
勝1.8%／連1.8%／複5.3%

1人気の連対率80％、複勝率90％と抜群の成績、軸は決定と言っていいだろう。さらにここ3年は1人気が勝っているのも覚えておきたい。ただし、過去の勝ち馬だけを見ると、必ずしも上位人気ばかりが勝っているわけではなく、どの人気でも優勝の可能性は十分。10人気も勝っており、人気薄の激走もあるので注意が必要だ。

次にステップ面。

■前走別成績
※勝＝勝率／連＝連対率／複＝複勝率
・北九州記念／【5.1.6.49】
勝8.2%／連9.8%／複19.7%
・アイビスSD／【2.2.0.6】
勝20.0%／連40.0%／複40.0%
・高松宮記念／【1.2.0.4】
勝14.3%／連42.9%／複42.9%
・ニュージーランドT／【1.0.0.0】
勝100%／連100%／複100%
・チェアマンズSP／【1.0.0.0】
勝100%／連100%／複100%
・CBC賞／【0.1.1.8】
勝0.0%／連10.0%／複20.0%
・函館スプリントS／【0.1.1.2】
勝0.0%／連25.0%／複50.0%
・安田記念／【0.1.0.3】
勝0.0%／連25.0%／複25.0%
・クリスフライヤーIS／【0.1.0.1】
勝0.0%／連50.0%／複50.0%
・チャンピオンズM／【0.1.0.0】
勝0.0%／連100%／複100%
・朱鷺S／【0.0.1.7】
勝0.0%／連0.0%／複12.5%
・シルクロードS／【0.0.1.1】
勝0.0%／連0.0%／複50.0%

連対数は北九州記念6連対、アイビスサマーダッシュが4連対と、この2重賞で半数を占めている。その他では高松宮記念が3連対、CBC賞が2連対、函館スプリントSが2連対。あとは、香港とシンガポールのGI組が台頭しており、さすがはスプリンターズSの前哨戦だけあって、レースレベルは高い。主力ステップのひとつである北九州記念は、2ケタ着順に負けた馬の巻き返しもあり、着順に関係なく好走している。連対という意味では5着以内の馬が狙い目だ。アイビスサマーダッシュ組は高確率で馬券に絡んでくるので該当馬がいれば今年も要注意。1着馬が【1.1.0.0】とパーフェクト連対で、いずれもここで好走してサマースプリントシリーズ制覇を決めている。アイビスSD3着以内に広げると【2.2.0.1】。また、高松宮記念以来で連対した馬は3頭いるが、いずれもGI実績馬だった。あとは、香港とシンガポールのGI組は4着以内、CBC賞組は2人気以内で1着、函館スプリントS組は9着以内が好走の目安だ。

アイビスサマーダッシュと当レースの相性がいいのは開幕週の絶好馬場、内回りということで序盤のスピード能力がより優先されるからだろう。実際、過去の好走馬の当レース出走までの直線競馬実績を見ても、

■3着以内馬の直線競馬（1000m）実績
[2009年]
・アルティマトゥーレ
【0.0.1.0】
・スリープレスナイト
未出走
・コスモベル
【0.0.0.1】

[2010年]
・ダッシャーゴーゴー
未出走
・グリーンバーディー
【0.0.0.2】
・メリッサ
【0.0.0.1】

[2011年]
・エーシンヴァーゴウ
【2.0.0.0】
・ラッキーナイン
未出走
・ダッシャーゴーゴー
未出走

[2012年]
・エピセアローム
未出走
・ロードカナロア
未出走
アンシェルブルー
未出走

[2013年]
・ハクサンムーン
【1.0.0.1】
・ロードカナロア
未出走
・ドリームバレンチノ
未出走

[2014年]
・リトルゲルダ
【2.1.2.1】
・ハクサンムーン
【1.0.0.1】
・エピセアローム
未出走

[2015年]
・アクティブミノル
未出走
・ウリウリ
未出走
・バーバラ
【0.0.0.1】

[2016年]
・ビッグアーサー
未出走
・ネロ
【2.3.0.0】
・未出走

[2017年]
・ファインニードル
未出走
・ラインミーティア
【2.1.0.9】
・ダンスディレクター
未出走

[2018年]
・ファインニードル
未出走
・ラブカンプー
【0.1.0.0】
・グレイトチャーター
未出走

直線競馬未出走という馬も多いが、出走経験のある12頭中8頭には連対か重賞（アイビスSD）3着の実績があった。出走経験がありながら好走実績がなく、当レースで好走した馬も4頭いるが、海外馬のグリーンバーディーを除けば3着が最高と、好走実績のある馬と比べて成績はやはり落ちる。

最後に枠番傾向。

■枠番別成績
（全3着以内数に対する当該枠番の割合）
・1枠／【2.1.0.9】／10.0%
・2枠／【1.1.1.14】／10.0%
・3枠／【1.0.1.16】／6.7%
・4枠／【0.2.2.16】／13.3%
・5枠／【2.1.0.17】／10.0%
・6枠／【1.1.0.18】／6.7%
・7枠／【0.2.2.16】／13.3%
・8枠／【3.2.4.11】／30.0%

馬券に絡んでいない枠はないが、3枠と6枠は他に比べてやや低い。最も狙い目なのが8枠だ。実に9頭が馬券に絡んでおり、外枠は不利ではない。

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