2019/08/11 UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」
【重賞完全攻略データ】札幌記念(GII)を徹底分析!
夏競馬唯一のGIIであり、GI以外の重賞では珍しい定量戦。夏の大一番だけあって、過去にはモーリス、ハープスター、ゴールドシップなどのスターホースが参戦。レースとして純粋に楽しめる一戦ではあるが、やはり馬券も当てたい。ここでは函館開催だった2013年を除く過去10年のデータをもとに狙いどころを探っていこう。
まずは人気面から。
■単勝人気別成績
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
・1人気/【2.5.1.1】
勝22.2%/連77.8%/複88.9%
・2人気/【2.0.2.5】
勝22.2%/連22.2%/複44.4%
・3人気/【0.0.0.9】
勝0.0%/連0.0%/複0.0%
・4人気/【1.0.4.4】
勝11.1%/連11.1%/複55.6%
・5人気/【2.2.0.5】
勝22.2%/連44.4%/複44.4%
・6人気/【1.0.0.8】
勝11.1%/連11.1%/複11.1%
・7人気/【1.0.2.6】
勝11.1%/連11.1%/複33.3%
・8人気/【0.1.0.8】
勝0.0%/連11.1%/複11.1%
・9人気/【0.0.0.9】
勝0.0%/連0.0%/複0.0%
・10人気以下/【0.1.0.51】
勝0.0%/連1.9%/複1.9%
1人気は連対率77.8%、複勝率は88.9%で、2015年以外はすべて馬券に絡んでいる。ただ、好成績にも関わらず、過去10年で2勝しかしていないのは気になるところ。2008年のマツリダゴッホ、2009年のブエナビスタ、2016年のモーリスしかり、名馬でさえ2着になることがある。馬券に絡む可能性は高いが、頭鉄板ではないことを覚えておきたい。対して、2、3人気は微妙な成績。2人気は昨年こそ優勝馬を出したが、連対率22.2%で決して高いとはいえない。複勝率が44.4%なので、相手候補まで。3人気に関しては3着以内がなく、まったく狙えない。逆に成績がいいのが4、5人気だ。4人気は連対率こそ低いが、複勝率55.6%。5人気は2勝しており、連対率も44.4%と、1人気に次ぐ好成績だ。馬券は1人気と5人気を軸候補に、相手には2、4人気を絶対に入れておきたい。
次にステップ面。
■前走別成績
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
・函館記念/【2.2.2.35】
勝4.9%/連9.8%/複14.6%
・宝塚記念/【2.2.1.5】
勝20.0%/連40.0%/複50.0%
・安田記念/【1.1.1.2】
勝20.0%/連40.0%/複60.0%
・オークス/【1.1.0.1】
勝33.3%/連66.7%/複66.7%
・クイーンS/【1.0.0.7】
勝12.5%/連12.5%/複12.5%
・エプソムC/【1.0.0.2】
勝33.3%/連33.3%/複33.3%
・中京記念/【1.0.0.0】
勝100%/連100%/複100%
・目黒記念/【0.1.0.2】
勝0.0%/連33.3%/複33.3%
・ドバイターフ/【0.1.0.1】
勝0.0%/連50.0%/複50.0%
・ジャパンC/【0.1.0.0】
勝0.0%/連100%/複100%
・日本ダービー/【0.0.1.3】
勝0.0%/連0.0%/複25.0%
・ドバイシーマC/【0.0.1.1】
勝0.0%/連0.0%/複50.0%
・天皇賞・春/【0.0.1.2】
勝0.0%/連0.0%/複33.3%
・大阪杯/【0.0.1.1】
勝0.0%/連0.0%/複50.0%
・有馬記念/【0.0.1.1】
勝0.0%/連0.0%/複50.0%
北海道の重賞組とGI組が中心。函館記念組は出走数の多さに比例してよく馬券に絡むのが特徴で、一昨年はワンツーを決めている。ただし、その函館記念の着順を見ると、函館記念と札幌記念を優勝したのはトウケイヘイロー1頭のみで、2・3着はあっても連勝は困難だ。9着以内が好走範囲で、最近は6~9着の馬が好走しやすい。他では、さすがにハイレベルなレースだけあって、宝塚記念を筆頭に前走GI組が【4.6.7.24】(海外GIも含む)。その前走GI組は年齢で好走の有無を判断できる。6歳以上馬は未勝利で【0.0.3.10】。あっても3着までだ。3歳馬は2連対(連対率28.6%、複勝率42.9%)、5歳馬は6連対(連対率37.5%、複勝率56.3%)と活躍している。最も競走馬が充実するといわれる4歳馬は【1.1.1.7】でそれなりに馬券に絡んでいるものの、想像よりも好走していなかった。
GIIの定量戦ということで、予想スタンスは実績重視でOKのように思えるが、念のため過去の好走馬の重賞実績を調べてみた。
■3着以内馬の重賞実績
[2009年]
・ヤマニンキングリー
1勝(GIII1勝)
・ブエナビスタ
4勝(GI3勝、GIII1勝)
・サクラオリオン
1勝(GIII1勝)
[2010年]
・アーネストリー
2勝(GII1勝、GIII1勝)
・ロジユニヴァース
4勝(GI1勝、GII1勝、GIII2勝)
・アクシオン
2勝(GIII2勝)
[2011年]
・トーセンジョーダン
2勝(GII2勝)
・アクシオン
2勝(GIII2勝)
・レッドディザイア
2勝(GI1勝、GII1勝)
[2012年]
・フミノイマージン
3勝(GIII3勝)
・ダークシャドウ
2勝(GII1勝、GIII1勝)
・ヒルノダムール
2勝(GI1勝、GII2勝)
[2014年]
・ハープスター
3勝(GI1勝、GIII2勝)
・ゴールドシップ
9勝(GI5勝、GII3勝、GIII1勝)
・ホエールキャプチャ
5勝(GI1勝、GII2勝、GIII2勝)
[2015年]
・ディサイファ
2勝(GIII2勝)
・ヒットザターゲット
4勝(GII2勝、GIII2勝)
・ダービーフィズ
1勝(GIII1勝)
[2016年]
・ネオリアリズム
未勝利
・モーリス
5勝(GI4勝、GIII1勝)
・レインボーライン
1勝(GIII1勝)
[2017年]
・サクラアンプルール
未勝利
・ナリタハリケーン
未勝利
・ヤマカツエース
5勝(GII3勝、GIII2勝)
[2018年]
・サングレーザー
2勝(GII2勝)
・マカヒキ
3勝(GI1勝、GII2勝)
・モズカッチャン
2勝(GI1勝、GII1勝)
連対馬18頭で重賞未勝利だった馬は2017年の1、2着馬、2016年優勝のネオリアリズムの3頭。ほか15頭には最低でもGIII勝ちがあり、このうち12頭はGIかGIIを勝っていた。やはり、重賞実績のある馬が好走しやすい。
最後に枠番傾向を見てみよう。
■枠番別成績
(全3着以内数に対する当該枠番の割合)
・1枠/【2.0.1.10】/11.1%
・2枠/【1.2.1.14】/14.8%
・3枠/【1.3.4.8】/29.6%
・4枠/【1.1.0.16】/7.4%
・5枠/【1.1.0.16】/7.4%
・6枠/【1.1.2.14】/14.8%
・7枠/【1.0.0.17】/3.7%
・8枠/【1.1.1.15】/11.1%
どの枠も一度は馬券に絡んでいるが、突出しているのが3枠だ。追い込み馬も好走しているので、この枠の馬はとりあえず押さえておきたい。逆に7枠は1頭しか馬券に絡んでおらず狙いにくい。
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