2019/07/21 UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」
【重賞完全攻略データ】アイビスSD(GIII)を徹底分析!
日本で唯一の直線レースの重賞。各馬がスピードに任せて走り切るイメージがあるが、実際はスピードだけでなくコース適性がかなり問われる。さらに枠順に左右されたり、予想する上で考慮しなくてはならないことが多々あり、単純なレースではない。ここでは、過去10年のデータをもとに狙いどころを探っていこう。
まずは、いつもの人気面から。
■単勝人気別成績
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
・1人気/【6.1.0.3】
勝60.0%/連70.0%/複70.0%
・2人気/【0.2.1.7】
勝0.0%/連20.0%/複30.0%
・3人気/【1.2.2.5】
勝10.0%/連30.0%/複50.0%
・4人気/【0.0.3.7】
勝0.0%/連0.0%/複30.0%
・5人気/【0.3.0.7】
勝0.0%/連30.0%/複30.0%
・6人気/【0.1.1.8】
勝0.0%/連10.0%/複20.0%
・7人気/【1.0.0.9】
勝10.0%/連10.0%/複10.0%
・8人気/【2.0.1.7】
勝20.0%/連20.0%/複30.0%
・9人気/【0.1.0.9】
勝0.0%/連10.0%/複10.0%
・10人気以下/【0.0.2.67】
勝0.0%/連0.0%/複2.9%
1人気は6勝2着1回と信頼度は高い。しかも、2013年以降は【5.1.0.0】と連対率パーフェクトだ。また、その近6年の1人気以外の3着以内馬はすべて9人気以内で、11頭中8頭は2~6人気だった。10人気以下の人気薄の連対は2008年を最後に途絶えており、3着にしても2011年が最後だ。人気薄を狙うにしても9人気まで。
次にステップ面。
■前走別成績(2012年以降)
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
・CBC賞/【4.1.0.9】
勝28.6%/連35.7%/複35.7%
・函館SS/【2.1.2.13】
勝11.1%/連16.7%/複27.8%
・韋駄天S/【1.2.1.13】
勝5.9%/連17.6%/複23.5%
・テレビユー福島賞/【0.1.0.7】
勝0.0%/連12.5%/複12.5%
・バーデンバーデンC/【0.1.0.14】
勝0.0%/連6.7%/複6.7%
・葵S/【0.1.0.0】
勝0.0%/連100%/複100%
・さくらんぼ特別/【0.0.1.2】
勝0.0%/連0.0%/複33.3%
・知多特別/【0.0.1.0】
勝0.0%/連0.0%/複100%
・水無月S/【0.0.1.0】
勝0.0%/連0.0%/複100%
・AQスプリント/【0.0.1.0】
勝0.0%/連0.0%/複100%
サマースプリントシリーズの日程が変更した2012年以降を参考にすると、主要ステップはCBC賞、函館スプリントS、韋駄天S。CBC賞組は連対が理想も、9着以内であれば好走の余地はある。函館スプリントS組は6着以内が好走条件。侮れないのが、ここ3年で4頭が馬券に絡んでいる韋駄天S組。4着以内であれば好走の可能性が高いので、今年も注目だ。あとは、条件戦組も馬券に絡む機会が結構あるので要注意。アタマとなると微妙だが、2・3着の可能性はある。1000万組(現2勝クラス)は1着、1600万組(現3勝クラス)は3着以内が好走の目安だ。
直線1000mは高いスピード能力は当然として、コーナーがないので、いかに早くトップスピードに入り、持続できるか。つまり踏ん張れる力、いわゆる底力の有無がポイントになる。それゆえスピードと底力の双方が必要とされるダート短距離の適性を持つ馬が好走するケースが意外と多い。実際、過去10年の好走馬のダート短距離戦実績を見ても、
■3着以内馬のダ1600m以下実績
[2009年]
1着カノヤザクラ
未出走
2着アポロドルチェ
【0.0.1.1】
3着アルティマトゥーレ
未出走
[2010年]
1着ケイティラブ
【1.1.0.6】
2着ジェイケイセラヴィ
【4.3.0.4】
3着マルブツイースター
【0.0.0.3】
[2011年]
1着エーシンヴァーゴウ
【0.0.0.1】
2着エーブダッチマン
【3.2.0.3】
3着アポロフェニックス
【0.0.0.1】
[2012年]
1着パドトロワ
未出走
2着エーシンダックマン
未出走
3着エーシンヴァーゴウ
【0.0.0.1】
[2013年]
1着ハクサンムーン
未出走
2着フォーエバーマーク
未出走
3着リトルゲルダ
【0.0.0.1】
[2014年]
1着セイコーライコウ
未出走
2着フクノドリーム
【2.1.0.1】
3着アースソニック
未出走
[2015年]
1着ベルカント
【0.0.0.1】
2着シンボリディスコ
未出走
3着アースソニック
【0.0.0.3】
[2016年]
1着ベルカント
【0.0.0.1】
2着ネロ
【0.0.0.1】
3着プリンセスムーン
【0.2.2.3】
[2017年]
1着ラインミーティア
【0.1.1.0】
2着フィドゥーシア
【1.0.0.4】
3着レジーナフォルテ
未出走
[2018年]
1着ダイメイプリンセス
【0.0.0.1】
2着ラブカンプー
未出走
3着ナインテイルズ
未出走
3着以内30頭中18頭がダート短距離(1600m以下)に出走経験があり、18頭中8頭は好走歴(3着以内)がある馬だった。ダート短距離に出走したことがある馬は陣営がダートで走れるパワーがあると判断したのだろう。つまり、ダートでは結果がでなかったが、新潟の直線を乗り切る底力(パワー)は備わっている可能性が高い。好走しているに越したことはないが、ダート短距離の経験がある馬は着順不問で注目しておこう。
最後に枠番傾向。
■枠番別成績
(全3着以内数に対する当該枠番の割合)
・1枠/【0.0.0.17】/0.0%
・2枠/【2.1.2.12】/16.7%
・3枠/【0.0.0.17】/0.0%
・4枠/【1.1.0.18】/6.7%
・5枠/【1.1.1.17】/10.0%
・6枠/【0.3.2.15】/16.7%
・7枠/【1.1.5.17】/23.3%
・8枠/【5.3.0.16】/26.7%
外枠有利はもはや直線競馬の定説。実際そのとおりで、アイビスサマーダッシュも7枠と8枠はトータルで6勝を挙げており、6枠も含めれば13連対と内枠を圧倒している。しかも、過去10年で6?8枠の馬が馬券に絡まなかった年はなく、外枠無視の馬券はあり得ない。ただし、内枠軽視といっても全滅しているわけではないので注意が必要だ。とくに2枠は外枠に劣らない成績を残していて、5頭中4頭は4人気以内だった。人気馬なら内枠でも好走する可能性がある。
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