2019/03/03 UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」
【重賞完全攻略データ】フィリーズR(GII)を徹底分析!
桜花賞トライアルのひとつだが、本番での成績は過去10年で【1.0.2.53】と苦戦傾向で、同じトライアルのチューリップ賞に比べて本番に直結しにくいのが特徴だ。ただ、2013年優勝のメイショウマンボ、2015年優勝のクイーンズリング、2016年優勝のソルヴェイグなど、後にGIで活躍する馬は多数出ており、決して出走馬のレベルが低いわけではない。ここでは、過去10年のデータから馬券のポイントを探っていこう。
最初に人気面から見てみよう。
■単勝人気別成績
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
・1人気/【2.3.0.5】
勝20.0%/連50.0%/複50.0%
・2人気/【2.1.2.5】
勝20.0%/連30.0%/複50.0%
・3人気/【2.1.0.7】
勝20.0%/連30.0%/複30.0%
・4人気/【0.1.0.9】
勝0.0%/連10.0%/複10.0%
・5人気/【0.0.3.7】
勝0.0%/連0.0%/複30.0%
・6人気/【1.1.2.6】
勝10.0%/連20.0%/複40.0%
・7人気/【0.1.1.8】
勝0.0%/連10.0%/複20.0%
・8人気/【2.1.0.7】
勝20.0%/連30.0%/複30.0%
・9人気/【1.0.0.9】
勝10.0%/連10.0%/複10.0%
・10人気以下/【0.1.2.75】
勝0.0%/連1.3%/複3.8%
2008年に3連単46万馬券、2009年に66万馬券、2014年には3連単175万馬券が出て、荒れる時はとこどん荒れる重賞。ただし、2015年以降は3連単10万超の馬券は出ていない。1人気は勝率20%、連対率と複勝率が50%でギリギリ及第点。2人気も勝率、連対率は微妙も、複勝率は50%をキープしている。さらに1、2人気は近5年でいずれかが馬券に絡んでおり、そのうち4年はどちらも3着以内に入っている。荒れることがあるといっても、1、2人気は馬券の対象から外せない。対して3人気は勝率、連対率こそ2人気にヒケを取らないが、複勝率は30%と微妙。近年も2013年を最後に馬券に絡んでいないので割引が必要だ。穴人気で狙い目なのが、【3.3.3.21】の6~8人気。2ケタ人気も馬券に絡んでいるが、過去10年で3頭しか3着以内に入っておらず、2015年以降は圏外だけに狙いづらい。
次にステップ面。
■前走別成績
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
・阪神JF/【2.3.4.18】
勝7.4%/連18.5%/複33.3%
・3歳500万下(牝)/【2.0.1.18】
勝9.5%/連9.5%/複14.3%
・クイーンC/【1.1.1.12】
勝6.7%/連13.3%/複20.0%
・エルフィンS/【1.1.0.12】
勝7.1%/連14.3%/複14.3%
・こぶし賞/【1.1.0.3】
勝20.0%/連40.0%/複40.0%
・菜の花賞/【1.0.0.1】
勝50.0%/連50.0%/複50.0%
・万両賞/【1.0.0.0】
勝100%/連100%/複100%
・朝日杯FS/【1.0.0.0】
勝100%/連100%/複100%
・春菜賞/【0.1.0.5】
勝0.0%/連16.7%/複16.7%
・クロッカスS/【0.1.0.4】
勝0.0%/連20.0%/複20.0%
・フェアリーS/【0.1.0.5】
勝0.0%/連16.7%/複16.7%
・つわぶき賞/【0.1.0.0】
勝0.0%/連100%/複100%
・3歳500万下/【0.0.2.13】
勝0.0%/連0.0%/複13.3%
・ジュニアC/【0.0.1.1】
勝0.0%/連0.0%/複50.0%
・はこべら賞/【0.0.1.0】
勝0.0%/連0.0%/複100%
さまざまなステップから好走馬が出ているが、3着以内数でいえば阪神JF組が中心。昨年こそ圏外も、ほぼ毎年のように馬券に絡んでいる。阪神JFで好走した馬よりも、4着以下に負けた馬が狙い目だ。2ケタ着順でも巻き返し可能。他では、ここ3年で3度馬券に絡んでいる牝馬限定戦の3歳500万下。芝1400m戦で5着以内だった馬に注目だ。クイーンC組も侮れない。馬券に絡んだすべてが前走4着馬だが、好走の目安は4着以内としておく。エルフィンS組は昨年出走馬がおらず、ここ7年ほど馬券に絡んでいないので微妙。あとは、こぶし賞などの特別戦の500万組。芝1400~1600mであれば2人気以内かつ1着、ダ1400mであれば2着に0秒3差以上で1着が好走の目安だ。なお、新馬や未勝利を勝ったばかりの馬は好走したことがないので、評判馬だったとしても買わないほうが得策だろう。
阪神内回りの芝1400m戦ということで、3着以内馬の距離実績を調べてみた。
■3着以内馬の距離実績
※芝1200m/芝1400m/芝1600m
[2009年]
・ワンカラット
【1.0.0.1】/【0.1.0.0】/【0.0.0.2】
・アイアムカミノマゴ
【0.0.0.1】/【0.0.0.1】/【0.0.0.1】
・レディルージュ
【0.0.0.1】/【0.0.1.0】/【1.0.0.1】
[2010年]
・サウンドバリアー
【0.0.0.0】/【0.1.1.0】/【1.0.0.1】
・ラナンキュラス
【0.0.0.0】/【2.0.0.1】/【0.0.0.1】
・レディアルバローザ
【0.0.0.0】/【1.1.0.1】/【1.0.1.0】
[2011年]
・フレンチカクタス
【0.0.0.0】/【1.0.0.0】/【1.1.1.1】
・スピードリッパー
【0.0.0.0】/【0.0.1.0】/【0.1.0.0】
・エーシンハーバー
【0.0.0.0】/【1.1.0.0】/【1.0.0.0】
[2012年]
・アイムユアーズ
【1.1.1.0】/【1.0.0.0】/【0.1.0.0】
・ビウイッチアス
【1.2.1.0】/【1.0.0.2】/【0.0.0.0】
・プレノタート
【0.0.0.0】/【2.0.0.2】/【0.0.0.3】
[2013年]
・メイショウマンボ
【0.0.0.0】/【1.1.0.0】/【1.0.0.1】
・ナンシーシャイン
【0.0.0.0】/【1.0.0.2】/【0.0.0.2】
・ティズトレメンダス
【0.0.0.0】/【0.0.0.1】/【0.0.0.1】
[2014年]
・ベルカント
【1.1.0.0】/【1.0.0.0】/【0.0.0.1】
・ニホンピロアンバー
【1.0.0.0】/【0.0.0.1】/【0.0.0.1】
・エスメラルディーナ
【0.0.0.0】/【0.0.0.0】/【1.0.0.0】
[2015年]
・クイーンズリング
【0.0.0.0】/【0.0.0.0】/【1.0.0.0】
・ペルフィカ
【0.0.0.0】/【1.0.0.1】/【1.1.0.0】
・ムーンエクスプレス
【1.1.1.0】/【1.0.0.1】/【0.0.0.1】
[2016年]
・ソルヴェイグ
【0.0.1.0】/【1.0.1.0】/【0.0.0.0】
・アットザシーサイド
【0.0.0.0】/【2.0.0.0】/【0.0.0.1】
・キャンディバローズ
【0.0.0.0】/【1.0.0.0】/【0.0.0.1】
[2017年]
・カラクレナイ
【0.0.0.0】/【2.0.0.1】/【0.0.0.0】
・レーヌミノル
【2.0.0.0】/【0.1.0.0】/【0.0.1.1】
・ゴールドケープ
【0.0.0.0】/【0.0.0.1】/【2.0.1.3】
[2018年]
・リバティハイツ
【0.0.0.0】/【0.1.1.0】/【1.0.0.0】
・アンコールプリュ
【0.0.0.0】/【1.0.0.0】/【1.0.0.0】
・デルニエオール
【0.0.0.0】/【2.0.0.0】/【0.0.0.1】
半数以上はマイルよりも1200mもしくは1400mに良績があった。連対馬にその傾向が強く、3着馬はマイルで良績を残しているのも特徴のひとつだ。連対馬の場合は1200~1400mの成績を重視、3着馬はマイルの成績を重視するのがいいだろう。
最後に脚質面を見ていこう。
■脚質別成績
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
・逃げ/【0.1.2.7】
勝0.0%/連10.0%/複30.0%
・先行/【4.2.4.27】
勝10.8%/連16.2%/複27.0%
・差し/【1.6.1.57】
勝1.5%/連10.8%/複12.3%
・追込/【5.1.3.46】
勝9.1%/連10.9%/複16.4%
直線は356.5mとそれほど長くはない。ゆえに普通は逃げ・先行が有利に思えるが、本レースに限っては追い込み馬の好走が目立つ。ただし、差しはそれほど決まっておらず、逃げ馬の好走が多いわけでもない。展開に左右されにくい先行型は別として、追い込みが利いて、差しが利きにくいということは、よほどペースが速いということ。内回りだけに、必然と追い込み型は人気薄になる。6~8人気の追い込み馬が狙い目か。
■【UMAJIN.net EVOLUTION PROJECT】「本物に触れ、本物を知る。」競馬サロンはこちら!
■[お友だち6万人突破!]UMAJIN.net LINE@公式アカウント【限定無料配信】
■【重要】登録ができない、メールが届かない会員様へ
■重賞攻略はお任せ!特別メルマガ「週刊UMAJINゴールド」はコチラ!