2019/02/17 UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」
【重賞完全攻略データ】中山記念(GII)を徹底分析!
ここを始動戦とする馬と、年明けから重賞を使ってきた馬との対決、というのが昔からの構図。それが一昨年に大阪杯がGIに昇格したことで、前哨戦という位置づけが明確になった(優勝馬には優先出走権が与えられる)。さらに近年はドバイ遠征する馬の参戦も増えて、GI並みのメンバーが揃いやすいGIIとなっている。ここでは、過去10年のデータから馬券のポイントを探っていくことにしよう。
それではいつものように人気面から。
■単勝人気別成績
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
・1人気/【3.0.0.7】
勝30.0%/連30.0%/複30.0%
・2人気/【3.1.2.4】
勝30.0%/連40.0%/複60.0%
・3人気/【3.1.2.4】
勝30.0%/連40.0%/複60.0%
・4人気/【0.4.2.4】
勝0.0%/連40.0%/複60.0%
・5人気/【0.1.1.8】
勝0.0%/連10.0%/複20.0%
・6人気/【0.0.1.9】
勝0.0%/連0.0%/複10.0%
・7人気/【0.1.1.8】
勝0.0%/連10.0%/複20.0%
・8人気/【0.1.1.8】
勝0.0%/連10.0%/複20.0%
・9人気/【0.0.0.10】
勝0.0%/連0.0%/複0.0%
・10人気以下/【1.1.0.30】
勝3.1%/連6.3%/複6.3%
3勝しているが、1人気は微妙な成績。勝つか4着以下になるかのどちらかで、軸としては頼りない存在だ。好走凡走を見極めるには年齢を見ること。4歳馬が【2.0.0.3】、5~7歳が【0.0.0.4】、8歳馬が【1.0.0.0】。8歳馬の好走は例外として、基本的には4歳馬が1人気の時に好走の可能性がある。その1人気よりも成績がいいのが、連対率と複勝率が互角の2~4人気。ただし、4人気は勝ち星がなく、アタマで狙うことはできない。この中で近年調子がいいのが2人気だ。過去5年で【2.1.1.1】、3、4人気よりも連対率、複勝率は上だ。他人気では、1~4人気が3着以内馬21頭を占めているように、過去10年で5人気以下は9頭しか馬券に絡んでいない。ただし、ここ2年は5、6、7、8人気が3着以内に入っており、傾向が変化しつつある。余裕があれば5~8人気も押さえておきたい。
次にステップ面を見ていこう。
■前走別成績
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
・有馬記念/【2.1.0.5】
勝25.0%/連37.5%/複37.5%
・中山金杯/【2.0.1.10】
勝15.4%/連15.4%/複23.1%
・天皇賞・秋/【1.2.0.3】
勝16.7%/連50.0%/複50.0%
・白富士S/【1.1.0.10】
勝8.3%/連16.7%/複16.7%
・マイルCS/【1.0.1.5】
勝14.3%/連14.3%/複28.6%
・香港マイル/【1.0.1.0】
勝14.3%/連14.3%/複28.6%
・エリザベス女王杯/【1.0.0.1】
勝50.0%/連50.0%/複50.0%
・日本ダービー/【1.0.0.0】
勝100%/連100%/複100%
・京都金杯/【0.1.1.2】
勝0.0%/連25.0%/複50.0%
・根岸S/【0.1.1.0】
勝0.0%/連50.0%/複100%
・AJCC/【0.1.0.13】
勝0.0%/連7.1%/複7.1%
・小倉大賞典/【0.1.0.5】
勝0.0%/連16.7%/複16.7%
・秋華賞/【0.1.0.1】
勝0.0%/連50.0%/複50.0%
・チャレンジC/【0.1.0.0】
勝0.0%/連100%/複100%
・阪神カップ/【0.0.2.1】
勝0.0%/連0.0%/複66.7%
・菊花賞/【0.0.1.3】
勝0.0%/連0.0%/複25.0%
・富士S/【0.0.1.0】
勝0.0%/連0.0%/複100%
・札幌記念/【0.0.1.0】
勝0.0%/連0.0%/複100%
※日程や条件が大きく変わったレースは省略。チャレンジCは日程や条件が近い朝日CCでのもの。
前走がGIだった馬がよく好走しており、【7.4.3.24】(勝率18.4%、連対率28.9%、複勝率36.8%)。気をつけなければいけないのが、前走着順。前走好走馬ばかりが結果を出しているのではなく、大敗した馬も好走していること。とくにここ最近は前走GI好走馬よりも、前走大敗馬のほうが好走している。基本は着順不問だが、最近のトレンドは5着以下に負けた馬だ。GI以外では、芝1600~2000mのオープン以上のレース。OP特別組(リステッドも含む)だと、白富士S組。狙い目は9着以内だ。GII・GIII組だと中山金杯組。好走条件は2着以内だ。
芝1800mのGIはないものの、番組数はそれなりにある特殊な距離だ。そこで、過去の3着以内馬の芝1800mの実績を調べたところ、
■3着以内馬の
芝1800m成績/芝GI実績
[2009年]
・カンパニー
【4.3.0.5】/3着1回
・ドリームジャーニー
【0.0.1.1】/1勝
・アドマイヤフジ
【0.0.3.0】/なし
[2010年]
・トーセンクラウン
【1.1.2.8】/なし
・テイエムアンコール
【3.3.1.6】/未出走
・ショウワモダン
【3.1.1.6】/未出走
[2011年]
・ヴィクトワールピサ
【0.1.0.0】/2勝
・キャプテントゥーレ
【1.0.1.1】/1勝
・リーチザクラウン
【2.1.0.0】/2着1回
[2012年]
・フェデラリスト
【1.0.0.1】/未出走
・シルポート
【3.4.0.5】/なし
・リアルインパクト
【0.1.0.0】/1勝
[2013年]
・ナカヤマナイト
【3.2.1.0】/なし
・ダイワファルコン
【4.3.1.5】/なし
・シルポート
【3.5.0.6】/なし
[2014年]
・ジャスタウェイ
【0.3.0.2】/1勝
・アルキメデス
【3.0.0.1】/未出走
・ロゴタイプ
【1.0.0.1】/2勝
[2015年]
・ヌーヴォレコルト
【1.0.0.0】/1勝
・ロゴタイプ
【1.1.1.3】/2勝
・ステファノス
【2.0.2.0】/なし
[2016年]
・ドゥラメンテ
【2.2.0.0】/2勝
・アンビシャス
【1.0.2.1】/なし
・リアルスティール
【2.1.0.0】/2着2回
[2017年]
・ネオリアリズム
【2.0.1.2】/3着1回
・サクラアンプルール
【1.1.0.2】/未出走
・ロゴタイプ
【1.1.1.5】/3勝
[2018年]
・ウインブライト
【3.0.0.3】/なし
・アエロリット
【1.0.0.0】/1勝
・マルターズアポジー
【3.1.2.1】/なし
3着以内馬30頭中27頭は、芝1800mの複勝率が50%以上だった。マイラーや中距離馬が集結するレースだが、やはり芝1800mでそれなりの成績を残していないと、ここで好走するのは難しい。ちなみに、該当しなかったのは2010年優勝のトーセンクラウン、同年3着のショウワモダン、2017年3着のロゴタイプだが、ショウワモダンは芝1800mで3勝しており、ロゴタイプは芝1800mの成績は微妙も、芝GI3勝の実績馬だった。この2頭のように芝1800mで3勝以上、もしくは芝GIを3勝以上している馬は要注意。
最後に脚質面。
■脚質別成績
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
・逃げ/【0.2.3.5】
勝0.0%/連20.0%/複50.0%
・先行/【7.3.3.21】
勝20.6%/連29.4%/複38.2%
・差し/【3.2.2.33】
勝7.5%/連12.5%/複17.5%
・追込/【0.3.2.33】
勝0.0%/連7.9%/複13.2%
連対率、複勝率を見ると、逃げ・先行馬の好走が目立つ。とくに先行馬は10連対中7回が1着で、連に絡む時はほぼ勝ち切っているのが特徴だ。逆に逃げ馬は勝ったことがないので、1着固定で勝負するのは避けたほうがいいだろう。
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