2018/10/14 UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」
【重賞完全攻略データ】菊花賞(GI)を徹底分析!
牡馬クラシックの最終レース。昔から『強い馬が勝つ』といわれているが、必ずしも実績どおりの馬が勝つわけではなく、夏に力をつけた馬が開花して大番狂わせを起こすこともある。それは全馬未経験の3000mという舞台設定も無関係ではないだろう。ここでは過去10年のデータから、好走ポイントを探っていく。
最初に人気面から見ていこう。
■単勝人気別成績
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
・1人気/【6.1.1.2】
勝60.0%/連70.0%/複80.0%
・2人気/【0.2.0.8】
勝0.0%/連20.0%/複20.0%
・3人気/【1.0.2.7】
勝10.0%/連10.0%/複30.0%
・4人気/【0.1.0.9】
勝10.0%/連10.0%/複20.0%
・5人気/【1.2.0.7】
勝10.0%/連30.0%/複30.0%
・6人気/【0.0.2.8】
勝0.0%/連0.0%/複20.0%
・7人気/【1.1.2.6】
勝10.0%/連20.0%/複40.0%
・8人気/【1.0.0.9】
勝10.0%/連10.0%/複10.0%
・9人気/【0.1.1.8】
勝0.0%/連10.0%/複20.0%
・10人気以下/【0.2.2.86】
勝0.0%/連2.2%/複4.4%
1人気は勝率60%、連対率70%、複勝率80%とかなり信頼できる数字。さらに単勝オッズが1倍台であれば勝率100%、2.0倍以上であれば勝率は42.9%、連対率57.1%、複勝率71.4%に下がる。当日のオッズに注目だ。そのほかの上位人気に関しては、はっきりいって狙えない。2人気は過去10年で1頭も優勝馬を出しておらず、連対率と複勝率は20%。3人気は優勝馬こそ出ているが、連対したのはその1頭で、連対率は10%、複勝率も30%と微妙だ。では、2ケタ人気はというと、過去10年で4頭馬券に絡んでいるものの、そのうちの2頭は不良馬場時のもので、他馬が本来の力を発揮できなかった可能性がある。可能性がゼロではないが、積極的に2ケタ人気の馬を入れる必要はない。馬券の買い方としては、1人気を軸に4~9人気の組み合わせを基本にするのがいいだろう。
次にステップ面。
■前走別成績
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
・神戸新聞杯/【8.6.5.51】
勝11.4%/連20.0%/複27.1%
・セントライト記念/【1.3.1.45】
勝2.0%/連8.0%/複10.0%
・野分特別/【1.0.0.2】
勝33.3%/連33.3%/複33.3%
・札幌記念/【0.1.0.1】
勝0.0%/連50.0%/複50.0%
・兵庫特別/【0.0.2.6】
勝0.0%/連0.0%/複25.0%
・阿賀野川特別/【0.0.1.0】
勝0.0%/連0.0%/複100%
※日程や条件が大きく変わったレースは省略。
1000万条件をひとくくりにすれば、馬券に絡んだステップはわずか4つ。最重要ステップは3着以内馬30頭中19頭を占めている神戸新聞杯組だ。この組から最低1頭は馬券に絡むと考えていい。しかも、過去10年中8年は2頭以上が馬券に絡んでおり、この組から軸馬を探すのが正解。好走の目安は6着以内だが、ほとんどは3着以内なので、好走した馬を狙うのがいいだろう。同じトライアルのセントライト記念組も、9着からの巻き返しもあるが、基本的には3着以内が好走条件。また、関東施行のレースではあるが、本番で馬券に絡んだ5頭全馬は関西馬だったことを覚えておきたい。そして、最後に1000万組だが、2着に0秒1差以上で1着が好走の絶対条件で、理想は距離が2200~2400m。なお、OP特別や1600万からは好走馬が出ていないので要注意。
冒頭でも述べたが、菊花賞は夏の上がり馬が好走することもあり、実際に昨年勝ったキセキ、3着のポポカテペトルは春のクラシックに出ていない。そこで、春のクラシック不出走で3着以内に好走した馬に絞り、ローテーションからその傾向を探ってみた。
■春クラシック不出走で
3着以内だった馬の前走と前々走
[2008年]
1着:オウケンブルースリ
前々走/阿賀野川特別1着
前走/神戸新聞杯3着
3着:ナムラクレセント
前々走/玄海特別1着
前走/神戸新聞杯6着
[2009年]
1着:スリーロールス
前々走/弥彦特別5着
前走/野分特別1着
2着:フォゲッタブル
前々走/阿賀野川特別2着
前走/セントライト記念3着
[2010年]
1着:ビッグウィーク
前々走/玄海特別1着
前走/神戸新聞杯3着
3着:ビートブラック
前々走/弥彦特別7着
前走/兵庫特別1着
[2012年]
2着:スカイディグニティ
前々走/阿賀野川特別6着
前走/セントライト記念2着
3着:ユウキソルジャー
前々走/北海ハンデ1着
前走/神戸新聞杯4着
[2013年]
2着:サトノノブレス
前々走/信濃川特別2着
前走/神戸新聞杯3着
3着:バンデ
前々走/セントライト記念6着
前走/兵庫特別1着
[2014年]
1着:トーホウジャッカル
前々走/玄海特別2着
前走/神戸新聞杯3着
3着:ゴールドアクター
前々走/500万下1着
前走/支笏湖特別1着
[2015年]
3着:リアファル
前々走/マレーシアC1着
前走/神戸新聞杯1着
[2016年]
該当馬なし
[2017年]
1着:キセキ
前々走/信濃川特別1着
前走/神戸新聞杯2着
3着:ポポカテペトル
前々走/シンガポールTC賞6着
前走/阿賀野川特別1着
春クラシック不出走馬の王道パターンは、「前々走が7~8月の1000万で2着以内、前走が神戸新聞杯2~6着もしくはセントライト記念3着以内」。その次にいいのが「前々走が7~9月のレースで7着以内かつ負けている場合は勝ち馬から0秒9差以内、前走が1000万で1着」というパターンだ。これらの条件に当てはまった馬は相手に必ず入れておきたい。
最後に枠番別成績について。
■枠番別成績
(全3着以内数に対する当該枠番の割合)
・1枠/【3.1.1.15】/16.7%
・2枠/【3.3.0.14】/20.0%
・3枠/【1.0.1.18】/6.7%
・4枠/【0.0.0.20】/0.0%
・5枠/【0.1.2.17】/10.0%
・6枠/【0.2.2.16】/13.3%
・7枠/【3.2.3.22】/26.7%
・8枠/【0.1.1.28】/6.7%
スタートしてすぐにコーナーがあり、上って下がる特殊なコーナーのため、ポジション取りを失敗すると、リカバリーが難しい。ゆえにどの枠番に入るかは重要だ。その証拠に、勝ち馬に関していえば距離損がなく、ポジションを確保しやすい内枠からよく出ている。外枠では7枠の成績がいい。6枠や8枠にもいえることだが、外枠の先行馬が意外に好走しており、差し馬は苦戦している。おそらく先行馬は外枠に入ったことで積極的にポジションを取りにいくしかなく、それが成功することがあるのだろう。対して外枠の差し馬は、中団からの競馬だから枠は関係ないと高をくくって、結果的に外々を回ることになり、凡走しているようだ。先行馬は内外関係なく、差し馬は内枠が狙い目だということ。ちなみに、4枠は馬券に絡んだことがなく、まったく狙えない。
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