2018/03/04 UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」
【重賞完全攻略データ】フィリーズレビュー(GII)を徹底分析!
桜花賞トライアルのひとつ。昨年はここから桜花賞馬が誕生(レーヌミノル)したが、同じトライアルのチューリップ賞に比べて本番に直結しにくいのが特徴だ。ただ、2007年優勝のアストンマーチャンが同年スプリンターズSを制覇、2013年優勝のメイショウマンボは後にオークスと秋華賞、エリザベス女王杯を制しており、決して出走馬のレベルが低いというわけではない。ここでは、過去10年のデータから馬券のポイントを探っていこう。
まずは人気面から。
■単勝人気別成績
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
・1人気/【2.3.0.5】
勝20.0%/連50.0%/複50.0%
・2人気/【2.0.2.6】
勝20.0%/連20.0%/複40.0%
・3人気/【2.1.0.7】
勝20.0%/連30.0%/複30.0%
・4人気/【0.1.1.8】
勝0.0%/連10.0%/複20.0%
・5人気/【0.0.2.8】
勝0.0%/連0.0%/複20.0%
・6人気/【1.1.2.6】
勝10.0%/連20.0%/複40.0%
・7人気/【0.2.1.7】
勝0.0%/連20.0%/複30.0%
・8人気/【1.1.0.8】
勝10.0%/連20.0%/複20.0%
・9人気/【1.0.0.9】
勝10.0%/連10.0%/複10.0%
・10人気以下/【1.1.2.72】
勝1.3%/連2.6%/複5.3%
2008年に3連単46万馬券、2009年に66万馬券、2014年には3連単175万馬券が出て、荒れる時はとこどん荒れる重賞。ただ、ここ3年は比較的平穏な配当となっている。人気別で見ると、やはり人気薄の激走が目立っているのだが、1人気は勝率20%、連対率と複勝率は50%で及第点。2人気も数字上は不振だが、近4年で2014年1着、2015年3着、2016年3着、2017年1着と連続して馬券に絡んでいる。3人気も1人気に次ぐ成績で、つまりはどの人気もまんべんなく馬券に絡んでおり、買えない人気はないということ。ただし、2ケタ人気も馬券に絡んでいるが、さすがに16人気以下は【0.0.0.16】で、まったく買えない。穴人気で注目は6~8番人気。【2.4.3.21】(勝率6.7%、連対率20.0%、複勝率30.0%)と、2・3人気とほぼ同等の成績。近4年でも連続して馬券に絡んでいるので、買い目には入れておきたい。
次にステップ面を見ていこう。
■前走別成績
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
・阪神JF/【2.3.4.17】
勝7.7%/連19.2%/複34.6%
・エルフィンS/【2.1.1.14】
勝11.1%/連16.7%/複22.2%
・クイーンC/【1.1.1.14】
勝5.9%/連11.8%/複17.6%
・こぶし賞/【1.1.0.4】
勝16.7%/連33.3%/複33.3%
・菜の花賞/【1.0.0.1】
勝50.0%/連50.0%/複50.0%
・3歳500万下/【1.0.2.30】
勝3.0%/連3.0%/複9.1%
・万両賞/【1.0.0.0】
勝100%/連100%/複100%
・朝日杯FS/【1.0.0.0】
勝100%/連100%/複100%
・春菜賞/【0.1.0.4】
勝0.0%/連20.0%/複20.0%
・クロッカスS/【0.1.0.2】
勝0.0%/連33.3%/複33.3%
・フェアリーS/【0.1.0.5】
勝0.0%/連16.7%/複16.7%
・若菜賞/【0.1.0.0】
勝0.0%/連100%/複100%
・ジュニアC/【0.0.1.1】
勝0.0%/連0.0%/複50.0%
・はこべら賞/【0.0.1.0】
勝0.0%/連0.0%/複100%
さまざまなステップから好走馬が出ているが、3着以内数でいえば、阪神JF組とエルフィンS組が中心。阪神JF組は2012年のアイムユアーズ以来、優勝馬は出ていないものの、ほぼ毎年のように馬券に絡んでいる。阪神JFで好走した馬よりも、4着以下に負けた馬が狙い目。2ケタ着順でも巻き返し可能だ。エルフィンS組はここ6年ほど馬券に絡んでいないのがネック。4着以内が好走条件だが、阪神JF組ほど好調ではないのを覚えておきたい。他では、こぶし賞などの500万組。芝1400~1600mであれば2人気以内かつ1着、ダ1400mであれば2着に0秒3差以上で1着が好走の目安。あとは、さまざまなローテから好走馬が出ており、目立った成績のステップはない。ただし、新馬や未勝利で勝ったばかりの馬は好走したことがないので、評判馬だったとしても買わないほうが得策だろう。
阪神内回りの芝1400m戦ということで、3着以内馬の距離実績を調べてみた。
■3着以内馬の距離実績
※芝1200m/芝1400m/芝1600m
[2008年]
・マイネレーツェル
【2.1.2.0】/【1.0.0.2】/【0.0.0.1】
・ベストオブミー
【0.0.0.1】/【0.0.0.1】/【0.0.0.0】
・レジネッタ
【1.0.0.1】/【0.0.0.0】/【1.0.1.1】
[2009年]
・ワンカラット
【1.0.0.1】/【0.1.0.0】/【0.0.0.2】
・アイアムカミノマゴ
【0.0.0.1】/【0.0.0.1】/【0.0.0.1】
・レディルージュ
【0.0.0.1】/【0.0.1.0】/【1.0.0.1】
[2010年]
・サウンドバリアー
【0.0.0.0】/【0.1.1.0】/【1.0.0.1】
・ラナンキュラス
【0.0.0.0】/【2.0.0.1】/【0.0.0.1】
・レディアルバローザ
【0.0.0.0】/【1.1.0.1】/【1.0.1.0】
[2011年]
・フレンチカクタス
【0.0.0.0】/【1.0.0.0】/【1.1.1.1】
・スピードリッパー
【0.0.0.0】/【0.0.1.0】/【0.1.0.0】
・エーシンハーバー
【0.0.0.0】/【1.1.0.0】/【1.0.0.0】
[2012年]
・アイムユアーズ
【1.1.1.0】/【1.0.0.0】/【0.1.0.0】
・ビウイッチアス
【1.2.1.0】/【1.0.0.2】/【0.0.0.0】
・プレノタート
【0.0.0.0】/【2.0.0.2】/【0.0.0.3】
[2013年]
・メイショウマンボ
【0.0.0.0】/【1.1.0.0】/【1.0.0.1】
・ナンシーシャイン
【0.0.0.0】/【1.0.0.2】/【0.0.0.2】
・ティズトレメンダス
【0.0.0.0】/【0.0.0.1】/【0.0.0.1】
[2014年]
・ベルカント
【1.1.0.0】/【1.0.0.0】/【0.0.0.1】
・ニホンピロアンバー
【1.0.0.0】/【0.0.0.1】/【0.0.0.1】
・エスメラルディーナ
【0.0.0.0】/【0.0.0.0】/【1.0.0.0】
[2015年]
・クイーンズリング
【0.0.0.0】/【0.0.0.0】/【1.0.0.0】
・ペルフィカ
【0.0.0.0】/【1.0.0.1】/【1.1.0.0】
・ムーンエクスプレス
【1.1.1.0】/【1.0.0.1】/【0.0.0.1】
[2016年]
・ソルヴェイグ
【0.0.1.0】/【1.0.1.0】/【0.0.0.0】
・アットザシーサイド
【0.0.0.0】/【2.0.0.0】/【0.0.0.1】
・キャンディバローズ
【0.0.0.0】/【1.0.0.0】/【0.0.0.1】
[2017年]
・カラクレナイ
【0.0.0.0】/【2.0.0.1】/【0.0.0.0】
・レーヌミノル
【2.0.0.0】/【0.1.0.0】/【0.0.1.1】
・ゴールドケープ
【0.0.0.0】/【0.0.0.1】/【2.0.1.3】
半数以上はマイルよりも1200mもしくは1400mに良績があった。連対馬にその傾向が強く、3着馬はマイラーが多かったのも特徴のひとつだ。連対馬の場合は1200~1400mの成績を重視、3着馬はマイルの成績を重視するのがいいだろう。
最後に脚質面を見てみよう。
■脚質別成績
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
・逃げ/【0.1.2.7】
勝0.0%/連10.0%/複30.0%
・先行/【4.2.4.29】
勝10.3%/連15.4%/複25.6%
・差し/【0.5.1.56】
勝0.0%/連8.1%/複9.7%
・追込/【6.2.3.44】
勝10.9%/連14.5%/複20.0%
直線は356.5mとそれほど長くはない。ゆえに普通は逃げ・先行が有利に思えるが、本レースに限っては追い込み馬の好走が目立つ。ただし、差しはそれほど決まっておらず、逃げ馬の好走が多いわけでもない。展開に左右されにくい先行型は別として、追い込みが利いて、差しが利きにくいということは、よほどペースが速いということ。内回りだけに、必然と追い込み型は人気薄になる。高配当になりやすいのはこれが原因だ。
■【UMAJIN.net EVOLUTION PROJECT】「本物に触れ、本物を知る。」競馬サロンはこちら!
■[お友だち5万5000人突破!]UMAJIN.net LINE@公式アカウント【限定無料配信】
■【重要】登録ができない、メールが届かない会員様へ
■桜花賞トライアル「フィリーズR」攻略もお任せ!特別メルマガ「週刊UMAJINゴールド」はコチラ!