2018/02/18 UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」
【重賞完全攻略データ】中山記念(GII)を徹底分析!
昨年、大阪杯がGIに昇格したことで前哨戦という位置づけになり、優勝馬には本番への優先出走権が与えられる。さらに毎年、ドバイ遠征する馬も参戦してくることもあり、GI並みのメンバーが揃うGIIだ。ここでは、過去10年のデータから馬券のポイントを探っていくことにしよう。
まずは人気面から。
■単勝人気別成績
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
・1人気/【3.0.1.6】
勝30.0%/連30.0%/複40.0%
・2人気/【3.1.2.4】
勝30.0%/連40.0%/複60.0%
・3人気/【3.1.2.4】
勝30.0%/連40.0%/複60.0%
・4人気/【0.4.2.4】
勝0.0%/連40.0%/複60.0%
・5人気/【0.0.1.9】
勝0.0%/連0.0%/複10.0%
・6人気/【0.0.0.10】
勝0.0%/連0.0%/複0.0%
・7人気/【0.2.1.7】
勝0.0%/連20.0%/複30.0%
・8人気/【0.1.1.8】
勝0.0%/連10.0%/複20.0%
・9人気/【0.0.0.10】
勝0.0%/連0.0%/複0.0%
・10人気以下/【1.1.0.36】
勝2.6%/連5.3%/複5.3%
3人気以内の上位人気馬はほぼ互角の成績。ただ、信頼度となると話は別で、1人気は決して高い数字ではない。昨年も4着に負けているように、負ける時は馬券圏外になることが多いのが特徴だ。対して、2人気と3人気は複勝率の数字を見ればわかる通り、信頼度は1人気よりも上。とくに3人気は過去7年で4着以下だったのは2016年のみで、3連単マルチや3連複の軸としては頼りになる存在だ。その2、3人気と複勝率が互角なのが4人気。勝ち星こそないが、過去10年で2着4回3着2回と安定している。5、6人気は不調で、過去10年で馬券に絡んだのは、2009年のキングストレイル(3着)のみ。それならば、複勝率30%の7人気と20%の8人気を相手に入れるのがベターだ。2ケタ人気はというと、過去10年で馬券に絡んだのは2頭。どちらも2010年でのもので、年単位でいえば馬券に絡んでいるとはいいがたい。余裕があれば押さえる、程度でいいだろう。
次にステップ面を見ていこう。
■前走別成績
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
・有馬記念/【2.1.0.5】
勝25.0%/連37.5%/複37.5%
・天皇賞・秋/【1.2.0.3】
勝16.7%/連50.0%/複50.0%
・白富士S/【1.1.0.10】
勝8.3%/連16.7%/複16.7%
・中山金杯/【1.0.1.10】
勝8.3%/連8.3%/複16.7%
・香港マイル/【1.0.1.1】
勝33.3%/連33.3%/複66.7%
・東京新聞杯/【1.0.0.10】
勝9.1%/連9.1%/複9.1%
・マイルCS/【1.0.0.4】
勝20.0%/連20.0%/複20.0%
・日本ダービー/【1.0.0.0】
勝100%/連100%/複100%
・エリザベス女王杯/【1.0.0.0】
勝100%/連100%/複100%
・京都金杯/【0.2.1.2】
勝0.0%/連40.0%/複60.0%
・AJCC/【0.1.1.11】
勝0.0%/連7.7%/複15.4%
・根岸S/【0.1.1.2】
勝0.0%/連25.0%/複50.0%
・小倉大賞典/【0.1.0.7】
勝0.0%/連12.5%/複12.5%
・チャレンジC/【0.1.0.0】
勝0.0%/連100%/複100%
・阪神C/【0.0.2.1】
勝0.0%/連0.0%/複66.7%
・菊花賞/【0.0.1.3】
勝0.0%/連0.0%/複25.0%
・富士S/【0.0.1.0】
勝0.0%/連0.0%/複100%
・札幌記念/【0.0.1.0】
勝0.0%/連0.0%/複100%
※日程や条件が大きく変わったレースは省略。チャレンジCは日程や条件が近い朝日チャレンジCでのもの。
前走がGIだった馬が好走しており、その中でも有馬記念組と天皇賞・秋組が中心。とくに天皇賞・秋組は、2016年2着のアンビシャス、2014年優勝馬のジャスタウェイを輩出しており、近年好調のローテといえる。天皇賞・秋での着順を気にする必要はなく、2ケタ着順でも要注意。対して有馬記念組はここ4年馬券に絡んでいないものの、昨年は該当馬がおらず、過去10年で3着以内3回中2回が優勝と、やはり侮れない存在。その3着以内3頭中2頭はGI好走歴(3着以内)がなかった。もちろんGI好走歴のある馬は注目だが、好走歴がないからといって軽視もできない。その他の前年GI組は、4歳馬であれば2着以内、6歳以上であれば4~9着が好走条件。5歳馬は【0.0.0.3】で馬券に絡んだことがないので狙いづらい。
芝1800mのGIはないものの、番組数がそれなりにあるという、ある意味特殊な距離。そこで、過去の3着以内馬の芝1800mの実績を調べたところ、
■3着以内馬の
芝1800m成績/芝GI実績
[2008年]
・カンパニー
【3.3.0.4】/3着1回 60.0 60.0
・エイシンドーバー
【1.3.0.0】/なし 100 100
・エアシェイディ
【3.1.1.1】/なし 66.7 83.3
[2009年]
・カンパニー
【4.3.0.5】/3着1回 58.3 58.3
・ドリームジャーニー
【0.0.1.1】/1勝 0.0 50.0
・アドマイヤフジ
【0.0.3.0】/なし 0.0 100
[2010年]
・トーセンクラウン
【1.1.2.8】/なし 16.7 33.3 ○
・テイエムアンコール
【3.3.1.6】/未出走 46.2 53.8
・ショウワモダン
【3.1.1.6】/未出走 36.4 45.5 ○
[2011年]
・ヴィクトワールピサ
【0.1.0.0】/2勝 100 100
・キャプテントゥーレ
【1.0.1.1】/1勝 33.3 66.7
・リーチザクラウン
【2.1.0.0】/2着1回 100 100
[2012年]
・フェデラリスト
【1.0.0.1】/未出走 50.0 50.0
・シルポート
【3.4.0.5】/なし 58.3 58.3
・リアルインパクト
【0.1.0.0】/1勝 100 100
[2013年]
・ナカヤマナイト
【3.2.1.0】/なし 83.3 100
・ダイワファルコン
【4.3.1.5】/なし 53.8 61.5
・シルポート
【3.5.0.6】/なし 57.1 57.1
[2014年]
・ジャスタウェイ
【0.3.0.2】/1勝 60.0 60.0
・アルキメデス
【3.0.0.1】/未出走 75.0 75.0
・ロゴタイプ
【1.0.0.1】/2勝 50.0 50.0
[2015年]
・ヌーヴォレコルト
【1.0.0.0】/1勝 100 100
・ロゴタイプ
【1.1.1.3】/2勝 33.3 50.0
・ステファノス
【2.0.2.0】/なし 50.0 100
[2016年]
・ドゥラメンテ
【2.2.0.0】/2勝 100 100
・アンビシャス
【1.0.2.1】/なし 25.0 75.0
・リアルスティール
【2.1.0.0】/2着2回 100 100
[2017年]
・ネオリアリズム
【2.0.1.2】/3着1回 40.0 60.0
・サクラアンプルール
【1.1.0.2】/未出走 50.0 50.0
・ロゴタイプ
【1.1.1.5】/3勝 25.0 37.5 ○
3着以内馬30頭中27頭は、芝1800mの複勝率が50%以上だった。マイラーや中距離馬が集結するレースだが、やはり芝1800mでそれなりの成績を残していないと、ここで好走することは難しい。ちなみに、該当しなかったのは2010年優勝のトーセンクラウン、同年3着のショウワモダン、2017年3着のロゴタイプだが、ショウワモダンは芝1800mで3勝しており、ロゴタイプは芝1800mの成績は微妙も、芝GI3勝の実績馬だった。この2頭のように芝1800mで3勝以上、もしくは芝GIを3勝以上している馬は余裕があれば押さえておきたい。
最後に脚質面。
■脚質別成績
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
・逃げ/【0.2.2.6】
勝0.0%/連20.0%/複40.0%
・先行/【7.3.3.21】
勝20.6%/連29.4%/複38.2%
・差し/【3.2.3.37】
勝6.7%/連11.1%/複17.8%
・追込/【0.3.2.34】
勝0.0%/連7.7%/複12.8%
複勝率を見ると、逃げ・先行馬の好走が目立つ。とくに先行馬は10連対中7回が1着で、連に絡む時はほぼ勝ち切っている。逆に逃げ馬は勝ったことがないので、1着固定で勝負するのは危険だ。
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