2017/09/10 UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」
【重賞完全攻略データ】ローズS(GII)を徹底分析!
3歳牝馬GIの最終戦・秋華賞のトライアル重賞。春クラシック以来の馬が人気になることが多いが、夏の上がり馬が台頭することもあり、波乱もしばしばあるレースだ。ここでは、過去10年の結果から狙い馬を探っていこう。
まずは人気面から。
■単勝人気別成績
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
・1人気/【5.2.1.2】
勝50.0%/連70.0%/複80.0%
・2人気/【1.2.1.6】
勝10.0%/連30.0%/複40.0%
・3人気/【0.0.2.8】
勝0.0%/連0.0%/複20.0%
・4人気/【1.0.0.9】
勝10.0%/連10.0%/複10.0%
・5人気/【1.0.1.8】
勝10.0%/連10.0%/複20.0%
・6人気/【0.1.1.8】
勝0.0%/連10.0%/複20.0%
・7人気/【2.0.1.7】
勝20.0%/連20.0%/複30.0%
・8人気/【0.0.0.10】
勝0.0%/連0.0%/複0.0%
・9人気/【0.2.1.7】
勝0.0%/連20.0%/複30.0%
・10人気以下/【0.3.2.58】
勝0.0%/連4.8%/複7.9%
1人気が抜けており、勝率50%、連対率70%、複勝率80%と、馬券に絡まなかったのは、2010年と2014年だけ。素直に信頼していいだろう。ほかの上位人気では、2人気は連対率30%、複勝率40%で馬券にはそれなりに絡んでいるが、3人気は連対したことがなく、3着も2回と微妙。3連複や3連単では相手に入れてもいいが、馬連や馬単では買えない人気馬だ。下位人気では、7人気が2勝3着1回と健闘している。9人気も優勝こそないが、2着2回3着1回とまずまずの成績。7、9人気は今年も注目して損はなさそうだ。
次にステップ面。
■前走別成績
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
・オークス/【8.5.1.35】
勝16.3%/連26.5%/複28.6%
・3歳上500万下/【1.0.1.19】
勝4.8%/連4.8%/複9.5%
・桜花賞/【1.0.0.3】
勝25.0%/連25.0%/複25.0%
・クイーンS/【0.1.1.3】
勝0.0%/連20.0%/複40.0%
・未勝利/【0.1.0.4】
勝0.0%/連20.0%/複20.0%
・白百合S/【0.1.0.1】
勝0.0%/連50.0%/複50.0%
・鳥栖特別/【0.1.0.0】
勝0.0%/連100%/複100%
・フローラS/【0.1.0.0】
勝0.0%/連100%/複100%
・三面川特別/【0.0.2.3】
勝0.0%/連0.0%/複40.0%
・西海賞/【0.0.1.4】
勝0.0%/連0.0%/複20.0%
・道新スポーツ賞/【0.0.1.1】
勝0.0%/連0.0%/複50.0%
・西部スポニチ賞/【0.0.1.0】
勝0.0%/連0.0%/複100%
※日程や条件、レース名が変わったレースは省略。
過去10年の連対馬20頭中13頭がオークス組。やはり、オークスが主力ステップだ。ローズSで3着以内だったオークス組は、過去に14頭いたが、その9頭はオークスで3着以内に好走した馬であり、残りの5頭のうち、3頭は4?6着だった。オークスでそれなりの着順だった馬が好走しやすいのが特徴だ。例外は、2008年優勝のマイネレーツェル(オークス9着)、2010年3着のエーシンリターンズ(オークス14着)の2頭。マイネレーツェルは桜花賞6着、エーシンリターンズは桜花賞3着だったことから、春の桜花賞とオークスの両方に出走した馬は、いずれかで4?6着であれば好走の余地はあることを覚えておきたい。なお、オークス馬のローズS成績は【3.1.0.4】(勝率37.5%、連対率50.0%、複勝率50.0%)。及第点ではあるが、GI馬で1人気になりやすいことを考えれば少々物足りないともいえる。さらに調べてみると、オークスを3人気以内で優勝した馬は【3.1.0.1】(勝率60.0%、連対率80.0%、複勝率80.0%)で、好走の確率は各段に上がる。オークス馬の取捨はオークスの人気で判断するのがよさそうだ。
また、オークス組以外で3着以内に好走した馬のステップレースを見ると、
■3着以内馬の前走レース
(前走がオークスだった馬を除く)
[2007年]
1着:ダイワスカーレット
中22週/桜花賞
(阪神芝1600m・GI・1着)
3着:レインダンス
中2週/三面川特別
(新潟芝1800m・1000万・1着)
[2008年]
2着:ムードインディゴ
中4週/クイーンS
(札幌芝1800m・GIII・8着)
3着:レジネッタ
中4週/クイーンS
(札幌芝1800m・GIII・2着)
[2009年]
3着:クーデグレイス
中3週/ルスツ特別
(札幌芝1800m・1000万・2着)
[2010年]
2着:ワイルドラズベリー
中15週/白百合S
(京都芝1800m・OP特別・1着)
[2011年]
3着:キョウワジャンヌ
中4週/エクセル浜松開設記念
(新潟芝1400m・1000万・1着)
[2012年]
3着:ラスヴェンチュラス
中5週/三面川特別
(新潟芝1800m・1000万・3着)
[2013年]
2着:シャトーブランシュ
中2週/鳥栖特別
(小倉芝2000m・500万・1着)
3着:ウリウリ
中10週/3歳上500万下
(中京芝1600m・500万・1着)
[2014年]
2着:タガノエトワール
中1週/3歳未勝利
(小倉芝2000m・1着)
3着:リラヴァティ
中2週/西海賞
(小倉芝1800m・1000万・4着)
[2015年]
1着:タッチングスピーチ
中5週/3歳上500万下
(札幌芝2000m・1着)
3着:トーセンビクトリー
中3週/西部スポニチ賞
(小倉芝1800m・1000万・1着)
[2016年]
2着:クロコスミア
中20週/フローラS
(東京芝2000m・GII・12着)
3着:カイザーバル
中6週/道新スポーツ賞
(札幌芝1500m・1000万・6着)
3着以内馬16頭中13頭は前走が6月下旬?9月上旬で、やはり夏を使ってきた馬が多い。とくに2013年以降は、前走が小倉や札幌だった馬の好走が目立っている。クラスは未勝利から1000万までと幅広く、距離も芝1500?2000mとピンポイントで絞り込むのは難しい。ローズSで好走した小倉組4頭中3頭は、その前走で2着に0秒2差以上で勝っていた。逆に好走した札幌組は勝っている必要はなく、9着以内であればチャンスありだ。今年も該当馬がいれば注目。
最後に脚質別成績を見てみよう。
■脚質別成績
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
・逃げ/【1.1.1.7】
勝10.0%/連20.0%/複30.0%
・先行/【3.0.3.29】
勝8.6%/連8.6%/複17.1%
・差し/【5.6.6.50】
勝7.5%/連16.4%/複25.4%
・追込/【1.3.0.37】
勝2.4%/連9.8%/複9.8%
逃げ・先行と差し・追い込みの差はそれほどなかった。ただし、5人気以下の馬を調べてみると、過去10年の3着以内馬の内訳は、逃げ:2頭、先行:2頭、差し:8頭、追込:3頭。開幕2週目とはいえ、直線の長い阪神外回り。穴を狙うなら逃げ・先行ではなく、差し・追い込みがいい。
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