2017/07/02　 UMAJiN.net／データ部「重賞攻略データ」

【重賞完全攻略データ】七夕賞（GIII）を徹底分析！

夏の福島の名物レースでもある七夕賞だが、ハンデ重賞ということもあって馬券はかなり難解。3連単の配当も過去10年で8万円以上が8回、2015年は100万円超と荒れに荒れている。今回はそんな大荒れ必至の七夕賞の狙い目を、過去10年のデータから探っていこう。

まずは人気面を見ていきたい。

■単勝人気別成績
※勝＝勝率／連＝連対率／複＝複勝率
・1人気【2.1.2.5】
　勝20.0%／連30.0%／複50.0%
・2人気【1.2.2.5】
　勝10.0%／連30.0%／複50.0%
・3人気【1.0.2.7】
　勝10.0%／連10.0%／複30.0%
・4人気【0.1.1.8】
　勝0.0%／連10.0%／複20.0%
・5人気【1.1.0.8】
　勝10.0%／連20.0%／複20.0%
・6人気【1.1.0.8】
　勝10.0%／連20.0%／複20.0%
・7人気【2.1.1.6】
　勝20.0%／連30.0%／複40.0%
・8人気【0.1.0.9】
　勝0.0%／連10.0%／複10.0%
・9人気【0.0.0.10】
　勝0.0%／連0.0%／複0.0%
・10人気以下【2.2.3.63】
　勝2.9%／連5.7%／複10.0%

荒れるといっても、上位人気が総崩れしたことはなく、3人気以内の馬が必ず馬券に絡んでいる。連対となると頼りないが、3人気こそ複勝率は30％だが、1、2人気は50％で、まずまずの信頼度。3連単や3連複で買う場合は、馬券から外すのは危険だ。穴人気では、7人気の成績がよく、3人気よりも好走している。2ケタ人気では11人気に要注意。昨年も3着にきており、押さえておきたい。

次にステップ面。

■前走別成績(中山施行だった2011年を除く)
※勝＝勝率／連＝連対率／複＝複勝率
・鳴尾記念【2.1.0.9】
　勝16.7%／連25.0%／複25.0%
・エプソムC【2.0.3.17】
　勝9.1%／連9.1%／複22.7%
・目黒記念【1.2.0.12】
　勝6.7%／連20.0%／複20.0%
・都大路S【1.0.0.2】
　勝33.3%／連33.3%／複33.3%
・東京新聞杯【1.0.0.0】
　勝100%／連100%／複100%
・新潟大賞典【1.0.0.0】
　勝100%／連100%／複100%
・ダイヤモンドS【0.1.0.6】
　勝0.0%／連33.3%／複33.3%
・仁川S【0.1.0.0】
　勝0.0%／連100%／複100%
・ヴィクトリアM【0.1.0.0】
　勝0.0%／連100%／複100%
・ドバイSC【0.1.0.0】
　勝0.0%／連100%／複100%
・福島民報杯【0.0.1.2】
　勝0.0%／連0.0%／複33.3%
・米子S【0.0.1.2】
　勝0.0%／連0.0%／複33.3%
・大阪杯【0.0.1.2】
　勝0.0%／連100%／複33.3%
・アハルテケS【0.0.1.0】
　勝0.0%／連0.0%／複100%
※日程や条件が大きく変わったレースは省略。

ステップは多岐に渡るが、ここ3年の傾向は5・6月の重賞組が好走している。その中でも鳴尾記念組が優秀で、6月に移動してからの2012年以降で2頭の優勝馬、1頭の2着馬を出している。2ケタ着順からの巻き返しもあるので、着順不問で今年も注目だ。その他ではエプソムC組もここ3年で優勝馬と3着馬を出しており、注目ローテ。こちらは9着以内が好走の目安。軸馬を探すなら、この2組のローテからだろう。ただし、先述したように好走馬のステップは多岐に渡っているので、相手を選ぶ際はローテは手広くが基本。1点だけ注意したいのは、過去10年で1頭も条件組が3着以内に入ったことがないこと。ローテはオープン以上のレースだけでいい。

次にハンデ面を見てみよう。

■ハンデ別成績(中山施行だった2011年を除く)
※勝＝勝率／連＝連対率／複＝複勝率
・51キロ以下【0.0.0.10】
　勝0.0％／連0.0％／複0.0％
・52?53キロ【2.2.2.28】
　勝5.9%／連11.8%／複17.6%
・54?55キロ【1.3.4.36】
　勝2.3%／連9.1%／複18.2%
・56?57キロ【6.2.3.35】
　勝13.0%／連17.4%／複23.9%
・57.5キロ以上【0.2.1.6】
　勝0.0%／連22.2%／複33.3%

51キロ以下の軽ハンデ馬は全滅。そのほとんどが人気薄なので荒れるレースの特性上、狙いたくもなるが激走の可能性は皆無に等しい。勝ち星トップは56?57キロで、それに続くのが52?53キロ。この2カテゴリーで8勝だから、確率的にはここから優勝馬が出る可能性が高い。一方で54?55キロの中間ハンデ馬は2、3着が多いのが特徴。また57.5キロ以上の重ハンデ馬も要注意。出走数は少なく、勝ち星もわずか1勝だが安定感は抜群。重ハンデ馬＝実績馬だけに能力も高く、トップハンデも含めて買っておこう。

最後に年齢面。

■年齢別成績(中山施行だった2011年を除く)
※勝＝勝率／連＝連対率／複＝複勝率
・3歳【0.0.0.0】
　勝0.0％／連0.0％／複0.0％
・4歳【1.1.0.4】
　勝16.7%／連33.3%／複勝率33.3%
・5歳【4.3.3.33】
　勝9.3%／連16.3%／複23.3%
・6歳【4.4.5.31】
　勝9.1%／連18.2%／複29.5%
・7歳以上【0.1.2.47】
　勝0.0%／連2.0%／複6.0%

7歳以上の出走がもっとも多いが、勝ち馬はおらず、買うにしても押さえ程度でいい。中心は合わせて15連対している5歳馬と6歳馬だが、4歳馬も出走頭数こそ少ないが1勝2着1回と優秀。その1勝は昨年のもので、今年も注意しておこう。

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