2017/03/05 UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」
【重賞完全攻略データ】フィリーズレビュー(GII)を徹底分析!
桜花賞トライアルではあるが、チューリップ賞に比べて、なかなか本番に直結しないのが特徴。ただ、2007年優勝のアストンマーチャンが同年スプリンターズSを制覇、2013年優勝のメイショウマンボは後にオークスと秋華賞、エリザベス女王杯を制しており、出走馬のレベルが低いわけではない。荒れる時はとことん荒れるだけに、過去の傾向は把握しておきたい。ここでは、過去10年のデータから馬券のポイントを探っていこう。
まずは人気面から見てみよう。
■単勝人気別成績
1人気 【3.2.0.5】 /勝率30.0% 連対率50.0% 複勝率50.0%
2人気 【1.0.2.7】 /勝率10.0% 連対率10.0% 複勝率30.0%
3人気 【2.1.0.7】 /勝率20.0% 連対率30.0% 複勝率30.0%
4人気 【0.1.1.8】 /勝率0.0% 連対率10.0% 複勝率20.0%
5人気 【0.0.3.7】 /勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率30.0%
6人気 【1.1.1.7】 /勝率10.0% 連対率20.0% 複勝率30.0%
7人気 【0.2.1.7】 /勝率0.0% 連対率20.0% 複勝率30.0%
8人気 【1.1.0.8】 /勝率10.0% 連対率20.0% 複勝率20.0%
9人気 【1.0.0.9】 /勝率10.0% 連対率10.0% 複勝率10.0%
10人気以下【1.2.2.69】/勝率1.4% 連対率4.1% 複勝率6.8%
2014年には3連単175万馬券が出て、その175万馬券だった年を外しても、過去10年の3連単平均配当は17万4421円と荒れやすいレースだ。当然、人気薄の激走が目立っているのだが、1人気は勝率30%、連対率と複勝率は50%で、一応の及第点。2人気も数字上は不振だが、近3年では2014年1着、2015年3着、2016年3着と連続して馬券に絡んでいる。3人気にしても1人気に次ぐ成績だ。つまり、どの人気もまんべんなく馬券に絡んでおり、買えない人気はないということ。ただし、フタ桁人気もよく馬券に絡んでいるが、さすがに16人気以下は【0.0.0.14】で、まったく買えない。穴人気で激アツなのが、6?8番人気。【2.4.2.22】で、連対率は2人気をしのぐ20%だ。近3年でも連続して馬券に絡んでいるので、買い目には入れておきたい。
次にステップ面。
■前走別成績
阪神JF 【3.3.3.15】/勝率12.5% 連対率25.0% 複勝率37.5%
エルフィンS 【2.1.2.13】/勝率11.1% 連対率16.7% 複勝率27.8%
こぶし賞 【1.1.0.4】 /勝率16.7% 連対率33.3% 複勝率33.3%
クイーンC 【1.0.1.14】/勝率6.3% 連対率6.3% 複勝率12.5%
菜の花賞 【1.0.0.1】 /勝率50.0% 連対率50.0% 複勝率50.0%
3歳500万下(牝馬限定)【1.0.0.15】/勝率6.3% 連対率6.3% 複勝率6.3%
朝日杯FS 【1.0.0.0】 /勝率100% 連対率100% 複勝率100%
春菜賞 【0.1.0.4】 /勝率0.0% 連対率20.0% 複勝率20.0%
フェアリーS 【0.1.0.6】 /勝率0.0% 連対率20.0% 複勝率20.0%
クロッカスS 【0.1.0.2】 /勝率0.0% 連対率33.3% 複勝率33.3%
3歳500万下 【0.0.2.14】/勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率12.5%
ジュニアC 【0.0.1.1】 /勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率50.0%
はこべら賞 【0.0.1.0】 /勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率100%
※日程や条件が大きく変わったレースは省略。
さまざまなステップから好走馬が出ているが、3着以内数でいえば、阪神JF組とエルフィンS組が中心的存在。阪神JF組は昨年も5着だったアットザシーサイドが2着に好走している。フタ桁人気馬の巻き返しも多く、阪神JFでの結果は気にしなくてもいい。エルフィンS組はここ5年ほど馬券に絡んでいるのが気になるが、それでもフタ桁人気の馬が優勝したりしているので、やはり侮れない存在。そこで4着以内だった馬が狙い目で、【1.1.2.4】と複勝率は50%にアップする。最近調子が悪いのは、4着以内だった馬がほとんど参戦していなかったからだ。他では、500万のこぶし賞。2013年には優勝のメイショウマンボ、2015年には7人気で2着したペルフィカを輩出している。2番人気かつ1着であることが好走条件だ。あとは、さまざまなローテから好走馬が出ており、目立った成績のステップはない。ただし、新馬や未勝利で勝ったばかりの馬は好走したことがないので、評判馬だったとしても買わないほうが得策だろう。
阪神内回りの芝1400m戦ということで、スプリント色の強い馬が好走しやすいと思ってしまうが、果たして真相はどうなのか? 3着以内馬の距離実績を調べてみた。
■3着以内馬の芝1200m/芝1400m/芝1600mの成績
2007年
アストンマーチャン 【2.1.0.0】/【1.0.0.0】/【0.1.0.0】
アマノチェリーラン 【1.1.1.1】/【0.0.0.1】/【0.0.0.1】
ハギノルチェーレ 【0.0.1.1】/【1.0.1.1】/【0.0.1.1】
2008年
マイネレーツェル 【2.1.2.0】/【1.0.0.2】/【0.0.0.1】
ベストオブミー 【0.0.0.1】/【0.0.0.1】/【0.0.0.0】
レジネッタ 【1.0.0.1】/【0.0.0.0】/【1.0.1.1】
2009年
ワンカラット 【1.0.0.1】/【0.1.0.0】/【0.0.0.2】
アイアムカミノマゴ 【0.0.0.1】/【0.0.0.1】/【0.0.0.1】
レディルージュ 【0.0.0.1】/【0.0.1.0】/【1.0.0.1】
2010年
サウンドバリアー 【0.0.0.0】/【0.1.1.0】/【1.0.0.1】
ラナンキュラス 【0.0.0.0】/【2.0.0.1】/【0.0.0.1】
レディアルバローザ 【0.0.0.0】/【1.1.0.1】/【1.0.1.0】
2011年
フレンチカクタス 【0.0.0.0】/【1.0.0.0】/【1.1.1.1】
スピードリッパー 【0.0.0.0】/【0.0.1.0】/【0.1.0.0】
エーシンハーバー 【0.0.0.0】/【1.1.0.0】/【1.0.0.0】
2012年
アイムユアーズ 【1.1.1.0】/【1.0.0.0】/【0.1.0.0】
ビウイッチアス 【1.2.1.0】/【1.0.0.2】/【0.0.0.0】
プレノタート 【0.0.0.0】/【2.0.0.2】/【0.0.0.3】
2013年
メイショウマンボ 【0.0.0.0】/【1.1.0.0】/【1.0.0.1】
ナンシーシャイン 【0.0.0.0】/【1.0.0.2】/【0.0.0.2】
ティズトレメンダス 【0.0.0.0】/【0.0.0.1】/【0.0.0.1】
2014年
ベルカント 【1.1.0.0】/【1.0.0.0】/【0.0.0.1】
ニホンピロアンバー 【1.0.0.0】/【0.0.0.1】/【0.0.0.1】
エスメラルディーナ 【0.0.0.0】/【0.0.0.0】/【1.0.0.0】
2015年
クイーンズリング 【0.0.0.0】/【0.0.0.0】/【1.0.0.0】
ペルフィカ 【0.0.0.0】/【1.0.0.1】/【1.1.0.0】
ムーンエクスプレス 【1.1.1.0】/【1.0.0.1】/【0.0.0.1】
2016年
ソルヴェイグ 【0.0.1.0】/【1.0.1.0】/【0.0.0.0】
アットザシーサイド 【0.0.0.0】/【2.0.0.0】/【0.0.0.1】
キャンディバローズ 【0.0.0.0】/【1.0.0.0】/【0.0.0.1】
スプリンター、マイラーのどちらともいえないのが7頭いたが、半数以上はマイルよりも1200mもしくは1400mに良績があった。連対馬にその傾向が強く、3着馬はマイラーが多かったのも特徴のひとつ。連対馬の場合は、1200?1400mの成績を重視、3着馬はマイルの成績を重視するのがいいだろう。
最後に脚質面を見てみたい。
■脚質別成績
逃げ 【0.1.2.7】 /勝率0.0% 連対率10.0% 複勝率30.0%
先行 【5.3.4.27】/勝率12.8% 連対率20.5% 複勝率30.8%
差し 【0.4.1.54】/勝率0.0% 連対率6.8% 複勝率8.5%
追込 【5.2.3.46】/勝率8.9% 連対率12.5% 複勝率8.5%
内回りのAコースで行われるので、直線は356.5mと長くはない。普通なら逃げ・先行有利に思えるが、本レースに限っては追込が決まりやすいのが特徴だ。ただし、差しはそれほど決まっておらず、逃げも好走していない。展開に左右されにくい先行型は別にしても、追込が利いて、差しが利きにくいということは、よほどペースが速くなりやすいのだろう。内回りだけに、必然と追込型は人気薄になる。高配当になりやすいのはこれが原因。
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