2017/02/12 UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」
【重賞完全攻略データ】フェブラリーS(GI)を徹底分析!
今年最初のGIだけに、的中させて幸先のいいスタートを切りたいところ。東京のマイル戦ということで、短距離、中長距離路線から砂の猛者が集まるレース。ゆえに波乱になることもあり、なかなか難解なGIだ。ここでは、過去10年のデータから狙いどころを探っていこう。
まずは人気面から見ていきたい。
■単勝人気別成績
1人気 【4.1.2.3】/勝率40.0% 連対率50.0% 複勝率70.0%
2人気 【1.2.2.5】/勝率10.0% 連対率30.0% 複勝率50.0%
3人気 【2.2.2.4】/勝率20.0% 連対率40.0% 複勝率60.0%
4人気 【0.1.1.8】/勝率0.0% 連対率10.0% 複勝率20.0%
5人気 【0.2.0.8】/勝率0.0% 連対率20.0% 複勝率20.0%
6人気 【1.0.0.9】/勝率10.0% 連対率10.0% 複勝率10.0%
7人気 【1.1.2.6】/勝率10.0% 連対率20.0% 複勝率40.0%
8人気 【0.0.0.10】/勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率0.0%
9人気 【0.1.1.8】/勝率0.0% 連対率10.0% 複勝率20.0%
10人気以下【1.0.0.68】/勝率1.4% 連対率1.4% 複勝率1.4%
1人気は勝率、連対率、複勝率を見ても、かなり信頼できるレベルだ。2人気にしても連対率こそ30%だが複勝率50%をキープしており、3人気も連対率40%、複勝率60%と、なかなかの成績。波乱になることもあるが、上位人気がまったく馬券に絡まなかった年はないので、バッサリ切り捨てるのは危険だ。対して4人気以下は、単勝オッズが100倍以上だった14年コパノリッキーの優勝はあるものの、あれは例外。基本的には単勝オッズ20倍台までの馬しか馬券に絡んでおらず、30倍以上の馬は狙いにくい。なお、ピンポイントで狙うなら7人気。昨年も3着にきており、複勝率は40%。相手に入れておいて損はない。
次にステップ面。
■前走別成績
川崎記念 【2.3.2.7】/勝率14.3% 連対率35.7% 複勝率50.0%
根岸S 【2.1.2.50】/勝率3.6% 連対率5.5% 複勝率9.1%
チャンピオンズC 【2.1.2.5】/勝率20.0% 連対率30.0% 複勝率50.0%
東海S 【2.1.1.7】/勝率18.2% 連対率27.3% 複勝率36.4%
フェアウェルS 【1.0.0.0】/勝率100% 連対率100% 複勝率100%
東京大賞典 【0.3.3.8】/勝率0.0% 連対率21.4% 複勝率42.9%
アレキサンドライトS 【0.1.0.0】/勝率0.0% 連対率100% 複勝率100%
※チャンピオンズCにはJCダートも含む。
他の古馬GIに比べて、好走馬を輩出しているステップレースはそれほど多くない。1600万やオープン特別から好走馬が出ることはあるものの、これはあくまでも例外的パターン。現状は、川崎記念、根岸S、チャンピオンズC、東海S、東京大賞典の5つに絞られる。取捨のポイントはステップレース時の着順だ。安定勢力の川崎記念組は、3着以内馬が【1.3.2.4】で好走している。気になるのは近2年、好走馬が出ていないことだが、その3頭中2頭は川崎記念で4着以下だった馬たちなので気にする必要はないか。昨年優勝馬を出した根岸S組は、1着馬が【1.1.2.4】。唯一、12年のテスタマッタが根岸S3着から優勝したが、基本的に1着馬が狙うのがいいだろう。昨年2着馬を出しているチャンピオンズC組は、JCダート時代も含めて2着以内馬が【2.1.1.1】と断然。2ケタ着順からの巻き返しもあるが、基本的に3着以下は消しでいい。そして、施行日が年明けに移動してから、ほぼ毎年のように馬券に絡んでいる東海S組も注目ローテ。3着以内馬が【2.1.1.7】と好走しており、1着馬に絞れば【2.0.1.1】。アタマから狙えるので、軸馬として最適。最後に東京大賞典組だが、過去10年で優勝馬が出たことがなく、ここ2年も馬券に絡んでいないが、6回も2、3着ある。【0.3.3.6】の5着以内馬が狙い目で、相手には入れておこう。
次は好走馬の実績を見てみよう。
■3着以内馬の前年の主なGI成績
2007年
サンライズバッカス/入着1回
ブルーコンコルド/3勝
ビッググラス/未出走
2008年
ヴァーミリアン/4勝
ブルーコンコルド/2勝
ワイルドワンダー/2着1回
2009年
サクセスブロッケン/1勝
カジノドライヴ/着外1回
カネヒキリ/2勝
2010年
エスポワールシチー/3勝
テスタマッタ/1勝
サクセスブロッケン/2勝
2011年
トランセンド/1勝
フリオーソ/1勝
バーディバーディ/3着1回
2012年
テスタマッタ/3着1回
シルクフォーチュン/3着1回
ワンダーアキュート/2着2回
2013年
グレープブランデー/入着1回
エスポワールシチー/2勝
ワンダーアキュート/1勝
2014年
コパノリッキー/未出走
ホッコータルマエ/4勝
ベルシャザール/1勝
2015年
コパノリッキー/3勝
インカンテーション/着外1回
ベストウォーリア/1勝
2016年
モーニン/未出走
ノンコノユメ/1勝
アスカノロマン/未出走
3着以内馬30頭中、半数以上の17頭が前年にGI勝利を挙げている。残る13頭にしても、5頭に前年GIで2・3着した実績があり、入着馬も2頭いる。ダートの実力馬は調子の変動が少ないといわれるが、前年GIで高いパフォーマンスを見せているのは、やはり大きなプラス材料だ。また、前年GIで5着以下しかなかった馬は2頭いるが、国内GIのみでカウントすれば、その2頭は前年GIに出走したのはたったの1回。複数回GIに挑戦して好走できないような「GIでは苦しい」というタイプではなく、一応好走の可能性は秘めていたともいえる。なお、前年GIに未出走だった馬は4頭いるが、4頭中3頭は前走1着かつ3走内で2連対以上している勢いのある馬だった。例外は14年優勝のコパノリッキーだけで、同馬にしても3走前の兵庫チャンピオンシップ(JpnII)を優勝している。前年GI好走馬が中心も、近走勢いのある馬も軽視できない。
最後に年齢面について。
■年齢別成績
4歳 【3.3.1.29】/勝率8.3% 連対率16.7% 複勝率19.4%
5歳 【5.2.3.15】/勝率20.0% 連対率28.0% 複勝率40.0%
6歳 【2.1.4.34】/勝率4.9% 連対率7.3% 複勝率17.1%
7歳以上 【0.4.2.51】/勝率0.0% 連対率7.0% 複勝率10.5%
7歳以上馬が最多出走というのが、いかにもダート戦らしい。基本的にダート路線は息の長い活躍をするといわれているが、7歳以上馬が4回も連に絡んでいるのがその証明といえよう。このように高齢馬は侮れないわけだが、連に絡んだ馬はブルーコンコルド、フリオーソ、エスポワールシチーと、いずれもGI4勝以上の超一流馬。よほどの実績がなければ通用していないことを覚えておきたい。一方、数字だけでみれば、5歳馬の成績が飛びぬけており、一昨年は3着以内を独占。昨年も3着に食い込んでおり、迷ったら5歳馬を選ぶのがよさそうだ。
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