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コラム

2016/10/23  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【重賞完全攻略データ】天皇賞・秋(GI)を徹底分析!

3歳と古馬、マイラーからステイヤーまで性別を問わず、現役トップクラスの実力馬が集結する天皇賞・秋。実力伯仲の大混戦ということもあり、昔は1番人気が勝てない時期も続くなど難解なレースだが、ここでは過去10年のデータから狙いどころを探ってみたい。

1番人気が受難ともいわれていたレース。まずはやはり人気面から見ていきたい。

■単勝人気別成績
1人気  【4.2.2.2】/勝率40.0% 連対率60.0% 複勝率80.0%
2人気  【0.3.3.4】/勝率0.0% 連対率30.0% 複勝率60.0%
3人気  【0.0.2.8】/勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率20.0%
4人気  【1.1.0.8】/勝率10.0% 連対率20.0% 複勝率20.0%
5人気  【4.0.0.6】/勝率40.0% 連対率40.0% 複勝率40.0%
6人気  【0.0.3.7】/勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率30.0%
7人気  【1.3.0.6】/勝率10.0% 連対率40.0% 複勝率40.0%
8人気  【0.0.0.10】/勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率0.0%
9人気  【0.0.0.10】/勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率0.0%
10人気以下【0.1.0.83】/勝率0.0% 連対率1.2% 複勝率1.2%

1人気は過去10年で4勝含む8頭が馬券に絡んでおり、もはや受難の時代は完全に過ぎ去っている。1人気で馬券圏外に消えた2頭は2006年のスイープトウショウと2011年のブエナビスタの5歳牝馬2頭のみ。牡馬の1人気であればかなり信頼度は高いのではないか。上位人気では2人気にも要注目で、未勝利だが2・3着はトータル6回もあり、軽視は禁物。また、中位人気では5人気が1人気と互角の4勝を挙げる活躍で、その4頭はすべて前走が「毎日王冠」だったことも合わせて覚えておきたい。以下、連対率40%の7人気までが狙える範囲で、8人気以下は2015年にステファノスが10人気で2着したのみと大苦戦。つまり、7人気までのボックスを買えば馬券的中の確率はかなり高いということだが、今年は果たしてどうなるだろうか!?

次にステップ面を見ていきたい。

■前走別成績
毎日王冠     【6.4.3.49】/勝率9.7% 連対率16.1% 複勝率21.0%
宝塚記念     【2.3.1.13】/勝率10.5% 連対率26.3% 複勝率31.6%
札幌記念     【1.0.2.10】/勝率7.7% 連対率7.7% 複勝率23.1%
京都大賞典    【1.0.0.17】/勝率5.6% 連対率5.6% 複勝率5.6%
セントライト記念 【0.1.1.0】/勝率0.0% 連対率50.0% 複勝率100%
オールカマー   【0.1.0.27】/勝率0.0% 連対率3.6% 複勝率3.6%
大阪杯      【0.1.0.0】/勝率0.0% 連対率100% 複勝率100%
天皇賞・春    【0.0.1.5】/勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率16.7%
神戸新聞杯    【0.0.1.0】/勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率100%
関屋記念     【0.0.1.0】/勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率100%

さすが各路線のエース級が揃うだけにステップはバラエティに富んでいるが、毎年連対馬を出している毎日王冠が文句なしの主力ステップ。以前は京都大賞典が主力ステップを担っている時代もあったが、ここ10年は2015年にラブリーデイが優勝するまで、臨戦した14頭がまったく馬券に絡めなかった。芝2000?2500mで行われる古馬王道路線は総合的な強さが求められるが、現在の競馬ではスタミナに比べて、スピードの重要性がより高まっており、とくに天皇賞・秋はその傾向が強い。そのため、中距離のスピードタイプが集う毎日王冠の前哨戦としての重要度は年々増しているといってもいいだろう。その毎日王冠組は10着以下に惨敗していなければ、とくに着順は問われない。積極的に狙えるのは連対馬だが、近年は毎日王冠もスローになりやすく、開幕馬場で展開に泣かされたような馬、つまり「上がり最速か2位の豪脚を披露しても差し届かず3着以下に負けていた馬」の巻き返しに注目。一方、その毎日王冠組よりもデータ的に優秀なのが宝塚記念からの直行組で、GI馬に限れば間隔が開いてもまったく問題はない。他方、札幌記念や関屋記念など夏の重賞からの直行組は前走1着が条件。オールカマー組は前走着順にこだわる必要はないが、2006年にスウィフトカレントが2着して以来全滅では、なかなか狙いづらい。

さて、古馬王道路線におけるスピード能力の重要性と共に、開幕週の毎日王冠で速い脚を繰り出しても差し届かなかった馬が本番で好走しやすいと説明した。つまり、近年の天皇賞・秋はスピードと瞬発力を強く求められているということだ。実際、過去10年の好走馬の最速上がり実績と芝のレースでのレコード実績を見ると、

■過去10年の3着以内馬の最速上がり回数とレコード実績の有無
2006年
ダイワメジャー/2回、なし
スウィフトカレント/8回、芝1800mでレコード更新実績あり
アドマイヤムーン/6回、なし

2007年
メイショウサムソン/3回、芝1800mでレコード更新実績あり
アグネスアーク/2回、なし
カンパニー/8回、なし

2008年
ウオッカ/10回、芝1600mでレコード更新実績あり
ダイワスカーレット/0回、なし
ディープスカイ/5回、なし

2009年
カンパニー/11回、なし
スクリーンヒーロー/3回、なし
ウオッカ/11回、芝1600mでレコード更新実績あり

2010年
ブエナビスタ/8回、なし
ペルーサ/4回、なし
アーネストリー/なし

2011年
トーセンジョーダン/4回、芝2000mでレコード更新実績あり
ダークシャドウ/6回、なし
ペルーサ/6回、なし

2012年
エイシンフラッシュ/5回、なし
フェノーメノ/1回、なし
ルーラーシップ/5回、なし

2013年
ジャスタウェイ/8回、なし
ジェンティルドンナ/3回、なし
エイシンフラッシュ/6回、なし

2014年
スピルバーグ/6回、なし
ジェンティルドンナ/3回、なし
イスラボニータ/0回、芝1800mでレコード更新実績あり

2015年
ラブリーデイ/2回、芝2000mでレコード更新実績あり
ステファノス/2回、なし
イスラボニータ/0回、芝1800mでレコード更新実績あり

3着以内30頭中27頭に、それまでに出走したレースのいずれかで最速上がりを使った実績があった。最速上がり実績がなく好走したのは、2008年2着のダイワスカーレットと2014・15年3着のイスラボニータのみ。つまり、最速上がりを最低1度は使っているような切れる馬でないと1着にはなれないということ。また、最速上がり実績がなく好走したイスラボニータに芝1800mのレコード勝ちの実績があったように、3着以内30頭中8頭には芝マイル?中距離でレコード更新実績があった。好走馬のおよそ3分の1が該当しており、この点でかなりのスピード能力が問われる舞台というのがわかる。

最後に枠順について。東京芝2000mは、2002年のコース改修で内ポケット奥からの発走となり、各馬スタートしてからスムーズに最初のコーナーに入って行けるようになった。つまり枠の有利不利があまり出にくくなったとされるが、データを見てみると、

■枠順別成績
1枠【2.2.1.15】/勝率10.0% 連対率20.0% 複勝率25.0%
2枠【2.1.0.17】/勝率10.0% 連対率15.0% 複勝率15.0%
3枠【0.0.3.16】/勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率15.8%
4枠【2.3.2.13】/勝率10.0% 連対率25.0% 複勝率35.0%
5枠【0.3.0.17】/勝率0.0% 連対率15.0% 複勝率15.0%
6枠【2.0.1.17】/勝率10.0% 連対率10.0% 複勝率15.0%
7枠【2.1.1.22】/勝率7.7% 連対率11.5% 複勝率15.4%
8枠【0.0.2.27】/勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率6.9%

4枠までが6勝2着6回3着6回に対して、5枠より外が4勝2着4回3着4回。一見互角のようにも見えるが、トータルの連対率、複勝率でいえば内枠が有利。しかも1?2枠に入った3人気以内の馬は6頭中4頭が3着以内に好走しており、当日1?2枠に人気馬が入ったら注目したい。

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