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コラム

2016/06/26  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【重賞完全攻略データ】CBC賞(GIII)を徹底分析!

宝塚記念が終了し、舞台は中央開催を離れてローカル開催へ。いよいよ夏競馬本番だが、ここではサマースプリントシリーズの第2弾CBC賞を取り上げ、その狙い目を過去10年のデータから探っていこうと思う。

まずは人気面から。2012年から従来の日程が変更され、函館スプリントSと入れ替わったことで傾向が大きく変化している。

■単勝人気別成績(2006?2011年)
1人気   【1.0.0.5】 /勝率16.7% 連対率16.7% 複勝率16.7%
2人気   【0.2.0.4】 /勝率0.0%  連対率33.3% 複勝率33.3%
3人気   【0.0.2.4】 /勝率0.0%  連対率0.0%  複勝率33.3%
4人気   【3.1.0.2】 /勝率50.0% 連対率66.7% 複勝率66.7%
5人気   【0.1.1.4】 /勝率0.0%  連対率16.7% 複勝率33.3%
6?9人気 【0.2.1.21】/勝率0.0%  連対率8.3%  複勝率12.5%
10人気以下【2.0.2.46】/勝率4.0%  連対率4.0%  複勝率8.0%

■単勝人気別成績(2012?2015年)
1人気   【1.1.1.1】 /勝率25.0% 連対率50.0% 複勝率75.0%
2人気   【2.1.0.1】 /勝率50.0% 連対率75.0% 複勝率75.0%
3人気   【0.1.2.1】 /勝率0.0%  連対率25.0% 複勝率75.0%
4人気   【1.0.0.3】 /勝率25.0% 連対率25.0% 複勝率25.0%
5人気   【0.0.0.4】 /勝率0.0%  連対率0.0%  複勝率0.0%
6?9人気 【0.1.0.15】/勝率0.0%  連対率6.3%  複勝率6.3%
10人気以下【0.0.1.27】/勝率0.0%  連対率0.0%  複勝率3.6%

2011年以前に1人気が連対したのが1度だけ。しかも2011年は阪神施行なので、中京施行のケースでは1人気は全滅だった。対して4人気を筆頭に下位人気もよく馬券に絡み、波乱傾向は明らかだった。だが2012年以降は様相が一変。1?3人気の複勝率はいずれも75%に上り、上位人気は非常に安定している。2014年こそ1・2人気が消えて、10人気が3着に入ったことで3連単は10万円以上の配当となったが、それ以外では2万円台が最高で、2015年のように万馬券にならなかったケースも見られる。現状ではヒモ荒れを念頭に置きつつ、上位人気を重視した馬券戦術で臨むのがベストか。

次にステップ面を見ていきたい。

■前走別成績(連対馬のみのステップ)
高松宮記念   【2.1.3.8】 /勝率14.3% 連対率21.4% 複勝率42.9%
阪神牝馬S    【2.1.0.1】 /勝率50.0% 連対率75.0% 複勝率75.0%
テレビ愛知OP  【1.3.1.23】/勝率3.6%  連対率14.3% 複勝率17.9%
京王杯SC    【1.1.0.12】/勝率7.1%  連対率14.3% 複勝率14.3%
安土城S     【1.0.1.4】 /勝率16.7% 連対率16.7% 複勝率33.3%
谷川岳S     【1.0.0.2】 /勝率33.3% 連対率33.3% 複勝率33.3%
栗東S      【1.0.0.2】 /勝率33.3% 連対率33.3% 複勝率33.3%
マイラーズC   【1.0.0.0】 /勝率100%  連対率100%  複勝率100%
ヴィクトリアM  【0.1.2.7】 /勝率0.0%  連対率10.0% 複勝率30.0%
葵S       【0.1.0.6】 /勝率0.0%  連対率14.3% 複勝率14.3%
駿風S(1600万) 【0.1.0.1】 /勝率0.0%  連対率50.0% 複勝率50.0%
マーガレットS  【0.1.0.0】 /勝率0.0%  連対率100%  複勝率100%

同コースだけに関連性が強いのが高松宮記念組。さすがに連対馬の出走はないものの、上位争いをしていた馬はここでも好走必至で、3?5着馬の複勝率は驚異の100%。もちろん6着以下でも好走の可能性はあり、2006年のリミットレスビットのように高松宮記念7着ながら着差は0秒4差と、着外でも上位とあまり差のなかった馬は怖い。また、夏は牝馬の季節ということか、阪神牝馬SやヴィクトリアMといった牝馬限定重賞組も活躍している。こちらは着順をとくに気にする必要はなく、逆に大敗からの巻き返しもあるので注意したい。さらに当欄が重視したいのが安土城S組で、該当馬は人気にかかわらず注目。同レースは、2011年以前は夏季に施行されていたが、テレビ愛知OPの廃止に伴い、2012年に現日程に移動。さらに2014年にCBC賞と同様、同コースのハンデ戦として施行されるようになって以降、6頭が出走して2頭が馬券に絡むなど、テレビ愛知OPの後釜として主力ステップになりつつある。

さて、梅雨時ということもあって、2015年は重馬場で施行された。とはいうものの、開幕週ということで、勝ったウリウリの上がりは34秒4を計時。どしゃ降りが続くなどよほどの馬場悪化がない限り、好勝負するにはかなりの瞬発力が要求されると思われる。そこで中京コースがリニューアルされた2012年以降の3着以内馬の「最速上がり実績」を調べてみたところ、

■3着以内馬の最速上がり実績(2012年以降)
2012年
マジンプロスパー/33秒7(1000万下)
スプリングサンダー/33秒3(長岡京S)など計3回
ダッシャーゴーゴー/33秒7(CBC賞)など計4回

2013年
マジンプロスパー/33秒7(1000万下)
ハクサンムーン/33秒8(出石特別)
サドンストーム/33秒1(セントウルS)など計2回

2014年
トーホウアマポーラ/33秒2(あやめ賞)
エピセアローム/33秒7(北九州記念)など計3回
ニンジャ/32秒1(鞍馬S)など計5回

2015年
ウリウリ/34秒2(阪神牝馬S)など計6回
ダンスディレクター/33秒1(斑鳩S)など計7回
サドンストーム/32秒9(CBC賞)など計3回

2015年の上位馬は、いずれも最速上がりを3回以上記録していた切れ者で、他にも2014年に10人気で3着に好走したニンジャも最速上がりを5回も記録していた瞬発力自慢だった。また、速い上がり脚が必要ということで、差し・追い込み馬も有利で逃げ・先行馬には分が悪そうだが、マジンプロスパーやハクサンムーンといったように、過去に逃げて最速上がりを記録していた、いわば「超速逃げ馬」は怖い。

最後にハンデ戦ということで斤量別の傾向も見ていきたい。

■斤量別成績
51キロ以下 【0.0.0.13】/勝率0.0%  連対率0.0%  複勝率0.0%
52?53キロ 【1.2.0.47】/勝率2.0%  連対率6.0%  複勝率6.0%
54?55キロ 【3.5.5.45】/勝率5.2%  連対率13.8% 複勝率22.4%
55.5?57キロ【3.1.3.26】/勝率9.1%  連対率12.1% 複勝率21.2%
57.5キロ以上【3.2.2.7】 /勝率21.4% 連対率35.7% 複勝率50.0%

51キロ以下の軽ハンデ馬が全滅しているのとは対照的に、57.5キロ以上の重ハンデ馬が好調。2011年から57.5キロ以上が3連勝、2015年の勝ち馬ウリウリにしてもハンデは55.5キロだが、牡馬に換算すれば57.5キロ相当だから重ハンデ馬が強いのは明らかで、軽めのハンデで買えるのは牝馬か3歳馬のみ。つまり、実績馬や近走同クラスで好走していたような好調馬が有利で、下のクラスからの格上挑戦でハンデに恵まれたような馬(古馬の牡馬)は不利だということ。

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