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コラム

2016/05/22  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【重賞完全攻略データ】日本ダービー(GI)を徹底分析!

さあ、いよいよ競馬の祭典・日本ダービーである。今年は皐月賞で鉄板級とも言われた3強の図式が崩れ、上位混戦の様相を呈している。馬券的になかなか面白い一戦になりそうだが、激走するのは果たしてどの馬か? 過去10年のデータから狙いどころを探ってみたいと思う。

まずは人気面から見ていこう。

■単勝人気別成績
1人気  【5.1.1.3】/勝率50.0% 連対率60.0% 複勝率70.0%
2人気  【1.0.0.9】/勝率10.0% 連対率10.0% 複勝率10.0%
3人気  【3.1.1.5】/勝率30.0% 連対率40.0% 複勝率50.0%
4人気  【0.1.1.8】/勝率0.0% 連対率10.0% 複勝率20.0%
5人気  【0.4.0.6】/勝率0.0% 連対率40.0% 複勝率40.0%
6?9人気 【1.0.6.33】/勝率2.5% 連対率2.5% 複勝率17.5%
10人気以下【0.3.1.84】/勝率0.0% 連対率3.4% 複勝率4.5%

単勝人気の傾向はかなりハッキリしていて、勝ち馬は10頭中9頭が3人気以内。2人気こそ不振だが、基本的に上位人気、つまり実力馬から勝ち馬が出るというのが、いかにも3歳馬の頂点を決めるダービーらしいところ(ちなみに1984年のグレード制導入以降の勝ち馬32頭を見ても28頭が3人気以内だった)。例外の7人気の勝ち馬エイシンフラッシュにしろ、重賞ウイナーでかつ皐月賞3着馬だから、結局生半可な実績の馬ではダービー馬にはなれない。一方、2着、あるいは3着では、4人気以下の活躍が目立っており、上位人気馬が強いにもかかわらず、配当面で妙味があるのがダービー。馬券的には上位人気馬を頭にとりつつ、ヒモに人気薄を加えて手広く流すのが基本戦略といえそうだ。

次にステップ面を見ていきたい。

■前走別成績
皐月賞    【7.5.5.62】/勝率8.9%  連対率15.2% 複勝率21.5%
京都新聞杯  【1.1.1.20】/勝率4.3%  連対率8.7%  複勝率13.0%
NHKマイルC  【1.1.1.26】/勝率3.4%  連対率6.9%  複勝率10.3%
桜花賞    【1.0.0.1】 /勝率50.0% 連対率50.0% 複勝率50.0%
青葉賞    【0.3.2.20】/勝率0.0%  連対率12.0% 複勝率20.0%
プリンシパルS 【0.0.1.12】/勝率0.0%  連対率0.0%  複勝率7.7%

桜花賞経由を例外とすれば、馬券に絡むステップは5つで、連対以上となると4つのみ。圧倒的に強いのは当然ながら皐月賞組で、毎年最低1頭は馬券に絡む。皐月賞組は惨敗から巻き返したケースもあるが、該当するのは不良馬場で施行された2009年のみで、基本的にはヒト桁着順、とくに入着馬(5着以内)を狙うべきだ。皐月賞1着馬は【3.1.1.4】で、全馬がダービーでは2人気以内に支持され、馬券に絡まなかったのは2人気だった3頭と先述の2009年の不良馬場施行時の1人気1頭。つまり、当日が稍重以上で皐月賞馬が1人気ならかなりの高確率で馬券になる。ちなみにグレード制導入以降、ダービーで3人気以下に支持された皐月賞馬は6頭いるが、結果は【1.0.2.3】。複勝率50%なら押さえるべきだろうが、こちらも全幅の信頼は置きづらい。皐月賞2着馬は【0.1.1.8】、同3着馬は【2.0.0.6】、同4着馬は【1.1.1.5】と、皐月賞上位馬で不振なのは2着馬。どうしても巻き返しが期待されるポジションだが、再び詰めの甘さや勝負弱さを本番で露呈している。一方、別路線の京都新聞杯組と青葉賞組だが、このいずれかをステップに馬券に絡んだ8頭中6頭がその勝ち馬で、2着以下を買えるのは青葉賞組のみ。そして最後にNHKマイルC組だが、買えるのは勝ち馬か、皐月賞(ヒト桁着順)→NHKマイルCと臨戦した馬のみで、それ以外はすべて馬群に沈んでいる。

次に過去の好走馬の実績を探ってみた。

■過去のダービー3着以内馬のダービーまでの連対率と重賞実績

2006年
メイショウサムソン/連対率80%(GI1勝、GII1勝)
アドマイヤメイン/連対率66.7%(GII1勝、GIII1勝)
ドリームパスポート/連対率75%(GIII1勝)

2007年
ウオッカ/連対率100%(GI1勝、GIII1勝)
アサクサキングス/連対率50%(GIII1勝)
アドマイヤオーラ/連対率80%(GII1勝、GIII1勝)

2008年 
ディープスカイ/連対率70%(GI1勝、GIII1勝)
スマイルジャック/連対率62.5%(GII1勝)
ブラックシェル/連対率75%(GI2着1回)

2009年
ロジユニヴァース/連対率80%(GII1勝、GIII2勝)
リーチザクラウン/連対率83.3%(GIII1勝)
アントニオバローズ/連対率80%(GIII1勝)

2010年
エイシンフラッシュ/連対率50%(GIII1勝)
ローズキングダム/連対率60%(GI1勝、GIII1勝)
ヴィクトワールピサ/連対率100%(GI1勝、GII1勝、GIII1勝)

2011年
オルフェーヴル/連対率71.4%(GI1勝、GII1勝)
ウインバリアシオン/連対率50%(GII1勝)
ベルシャザール/連対率50%(GII2着1回)

2012年
ディープブリランテ/連対率80%(GIII1勝)
フェノーメノ/連対率50%(GII1勝)
トーセンホマレボシ/連対率83.3%(GII1勝)

2013年
キズナ/連対率66.7%(GII1勝、GIII1勝)
エピファネイア/連対率80%(GIII1勝)
アポロソニック/連対率50%(GII2着1回)

2014年
ワンアンドオンリー/連対率62.5%(GIII1勝)
イスラボニータ/連対率100%(GI1勝、GIII2勝)
マイネルフロスト/連対率42.9%(GIII1勝)

2015年
ドゥラメンテ/連対率100%(GI1勝)
サトノラーゼン/連対率66.7%(GII1勝)
サトノクラウン/連対率75%(GII1勝、GIII1勝)

2014年の3着馬マイネルフロスト以外の29頭がダービー前までの連対率50%以上をクリア。勝ち馬に至っては、7人気だったエイシンフラッシュを除けば60%以上をクリアしており、実績面でのハードルはかなり高い。また、重賞で2着までの実績しかない馬は3着までが最高。やはり相当の能力がないと優勝争いは難しい。

次に枠番別の成績だが、

■枠番別成績
1枠【6.2.0.12】
2枠【1.0.3.16】
3枠【1.1.0.18】
4枠【0.2.2.15】
5枠【1.1.1.17】
6枠【0.2.1.17】
7枠【1.1.3.25】
8枠【0.1.0.28】

とにかく1枠の成績だけが飛び抜けていい。2008年以降、2012年を除いて毎年連対馬を出しており、1枠に入った馬は人気不問で注目したい。その一方で8枠が大苦戦していることから、経済コースを通れる内枠が有利と思いがちだが、2?7枠まではとくに大きな差異はなく、最内枠と大外枠以外はあまり気にしなくてもよさそうだ。

最後に脚質の傾向を見ていきたい。

■脚質別成績
逃げ【0.2.1.6】 /勝率0.0% 連対率22.2% 複勝率33.3%
先行【3.3.1.27】/勝率8.8% 連対率17.6% 複勝率20.6%
差し【5.4.6.73】/勝率5.7% 連対率10.2% 複勝率17.0%
追込【2.1.2.39】/勝率4.5% 連対率6.8%  複勝率11.4%

ダービーというと後方から豪快な差し・追い込みというイメージがある。実際、差し・追い込みが7勝しており、馬単や3連単の頭は後方待機馬から狙うのがベターだが、ヒモで人気薄を拾うなら逃げ・先行馬に注目したい。とくにフタ桁人気馬(重賞勝ちあり)の無欲の逃げは怖いぞ。

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