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コラム

2016/04/24  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【重賞完全攻略データ】天皇賞・春(GI)を徹底分析!

スピード能力がより求められるようになった近年の日本競馬では、長距離戦の天皇賞・春の重要性は徐々に低下しつつある。とはいってもさすがGIというべきか、オルフェーヴルやゴールドシップ、キズナなど一流馬の参戦はたびたび見られる。だが芝3200mという特殊な距離設定も影響してか、人気を裏切るケースも多々あるように、近年は難解なGIのひとつにも数えられている。そこで過去10年のデータを踏まえ、波乱含みの天皇賞・春の狙いどころを客観的に探っていきたい。

まずはステップ面から見ていこう。

■前走別成績
阪神大賞典   【4.0.3.48】/勝率7.3%  連対率7.3%  複勝率12.7%
日経賞     【3.5.3.41】/勝率5.8%  連対率15.4% 複勝率21.2%
大阪杯     【2.3.2.13】/勝率10.0% 連対率25.0% 複勝率35.0%
京都記念    【1.1.0.2】 /勝率25.0% 連対率50.0% 複勝率50.0%
ダイヤモンドS  【0.1.0.5】 /勝率0.0%  連対率16.7% 複勝率16.7%
大阪ハンブルクC 【0.0.1.20】/勝率0.0%  連対率0.0%  複勝率4.8%
ドバイWC    【0.0.1.1】 /勝率0.0%  連対率0.0%  複勝率50.0%

阪神大賞典、日経賞、大阪杯が三大ステップという図式は長らく変わっていない。このうち最多の4勝を挙げている阪神大賞典組だが、その前走着順を見ると、本番で3着以内に入った7頭中6頭が4着以内だった。基本的に買えるのは入着組といえるが、とくに注目したいのは【3.0.1.6】の1着馬で、長距離重賞連勝も十分期待できる。次に日経賞組だが、こちらも前走着順で見ると、3着以内11頭中10頭が5着以内。とくに注目すべきは1着馬【1.4.0.3】と2着馬【1.0.3.5】で、どちらも馬券に絡む確率が高い。また、阪神大賞典組と日経賞組では10着以下に惨敗した馬(ビートブラック、エリモエクスパイア)もそれぞれ1頭ずつ本番で好走している。例外的とはいえ、この2頭はそれまでに3000m以上の重賞で好走実績(GII・GIIIなら2着以内、GIなら3着以内)があったように、高い長距離適性があれば惨敗からの巻き返しも可能。一方、大阪杯組も阪神大賞典と日経賞と同様に入着馬まで買えるが、1着馬【2.0.1.2】と3着馬【0.1.2.0】の好成績が光る。上位馬の中では2着馬が【0.0.0.2】とまだ結果は出ていないが、古馬のトップホースが集まるハイレベルレースの上位馬だけに過去2度の凡走だけで判断するのは危険かもしれない。また、これら三大ステップ以外で侮れないのが京都記念組。出走数が4頭と少ないなかで、半数の2頭が連対している。その2頭はどちらも2着以内に好走しての臨戦だけに、同コースのGIIを好走した勢いは怖い。該当馬がいれば要チェックだ。

さらにステップについて、もう少し深く掘り下げてみる。注目したのは前年秋の菊花賞と有馬記念。菊花賞は「京都の長距離戦」という同舞台、有馬記念は秋の古馬混合GIの最長距離レースだけに、連動性が見出せるのだ。

■天皇賞・春好走馬の前年菊花賞と有馬記念の成績

2006年
ディープインパクト/菊花賞1着、有馬記念2着
リンカーン/有馬記念3着
ストラタジェム/出走せず

2007年
メイショウサムソン/菊花賞4着、有馬記念5着
エリモエクスパイア/出走せず
トウカイトリック/出走せず

2008年
アドマイヤジュピタ/出走せず
メイショウサムソン/有馬記念8着
アサクサキングス/菊花賞1着

2009年
マイネルキッツ/出走せず
アルナスライン/有馬記念6着
ドリームジャーニー/有馬記念4着

2010年
ジャガーメイル/出走せず
マイネルキッツ/有馬記念4着
メイショウドンタク/出走せず

2011年
ヒルノダムール/菊花賞7着
エイシンフラッシュ/有馬記念7着
ナムラクレセント/出走せず

2012年
ビートブラック/出走せず
トーセンジョーダン/有馬記念5着
ウインバリアシオン/菊花賞2着

2013年
フェノーメノ/出走せず
トーセンラー/出走せず
レッドカドー/出走せず

2014年
フェノーメノ/出走せず
ウインバリアシオン/有馬記念2着
ホッコーブレーヴ/出走せず

2015年
ゴールドシップ/有馬記念3着
フェイムゲーム/出走せず
カレンミロティック/出走せず

出走していない馬も多いが、2013年を除けば、前年の菊花賞の1ケタ着順馬(7着以上)か有馬記念の1ケタ着順馬(8着以上)が馬券に絡んでいる。さらに前年菊花賞の最先着馬は9頭出走(2009年は前年菊花賞組の出走なし)で2勝3着1回、前年有馬記念の最先着馬は10頭出走で3勝2着1回3着1回。それぞれ複勝率30%、50%なら十分に買える数値といえるのではないか。

ただ、ディープインパクトやメイショウサムソンなど前年に菊花賞と有馬記念の双方を走った馬の好走はあるが、前年菊花賞組よりも前年有馬記念組のほうが馬券に絡みやすいのは、歴戦のメンバーが集まる長距離戦だけに、明け4歳馬よりもレース経験豊富な古馬のほうに分があるからではないか? そこで年齢別の成績を見てみると、

■年齢別成績
4歳   【4.2.3.35】/勝率9.1% 連対率13.6% 複勝率20.5%
5歳   【3.4.3.35】/勝率6.7% 連対率15.6% 複勝率22.2%
6歳   【3.3.2.26】/勝率8.8% 連対率17.6% 複勝率23.5%
7歳以上 【0.1.2.46】/勝率0.0% 連対率2.0%  複勝率6.1%

勝ち星では4歳馬がトップだが、安定性なら5・6歳馬に分がある。しかも4歳馬がほぼ3番人気以上の人気馬しか馬券になっていないのに対して(要は4歳馬は強い馬しか来ない)、5・6歳馬は10番人気以下の激走もあり、穴を狙うなら5歳以上馬(7歳馬も含め)を買うべし。

次に脚質面ではどうだろう?

■脚質別成績
逃げ【1.0.0.11】/勝率8.3% 連対率8.3%  複勝率8.3%
先行【3.6.5.21】/勝率8.6% 連対率25.7% 複勝率40.0%
差し【4.4.5.64】/勝率5.2% 連対率10.4% 複勝率16.9%
追込【0.0.0.44】/勝率0.0% 連対率0.0%  複勝率0.0%

逃げ馬唯一の1勝は2012年のビートブラック。京都の芝GIでは人気馬を尻目にアッと驚く逃げ切りが見られることもあるが、よほど条件が揃わないと決まりづらい(超人気馬が追込、逃げの効く高速馬場など)。対して追込馬もまた不振で、このタイプはゴールドシップのようにマクリを使えないと好走は望み薄。2015年の2着馬フェイムゲームは外から豪快に追い込んだように見えたが、道中10番手からの差しだった。先行馬も含め、道中10番手くらいで走れる馬までが馬券候補。

そして最後に騎手について。

■騎手別成績(勝利騎手のみ)
蛯名正義    【2.1.1.1】
武豊      【1.2.1.4】
岩田康誠    【1.1.0.7】
横山典弘    【1.1.0.5】
松岡正海    【1.1.0.3】
C.ウィリアムズ 【1.0.0.2】
石橋脩     【1.0.0.1】

平成の盾男・武豊騎手はトータル成績だけなら異名も健在のように思えるが、キズナの連敗で神通力をやや失っているようにも感じられる。一方、その武豊騎手と同期の蛯名騎手は、当レースとの相性はかなりのもの。フェノーメノでの連勝が光るが、皐月賞のように人気馬の間隙をついて穴馬をもってくることが多く、その騎乗馬には要注目だ。

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