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コラム

2019/05/16  平松さとし「世界の騎手列伝」

【世界の騎手列伝 vol.186】ランフランコ・デットーリ(PART-6)

エネイブルで2018年凱旋門賞を勝ち、自身の同レース最多勝利記録を6に更新した“フランキー”ことデットーリ騎手。エネイブル、今期始動戦となるプリンスオブウェールズSでの手綱捌きに注目だ。

 ヨーロッパの今年の3歳勢でトップのレーティングをほこるのがトゥーダーンホット。現地時間5月16日にはヨーク競馬場でダンテS(GII)に出走する予定だ。

 騎乗するのはご存知ランフランコ・デットーリ騎手。彼の事は当コーナーでも再三取り上げているので、詳細は先出の当コラムに譲るとして、簡単に、そして最近の成績を加える形で振り返ってみたい。

 1970年12月15日、イタリアのミラノ出身。父のジャンフランコ・デットーリもGIジョッキー。

 15歳で騎手免許を取得し、イギリスのルカ・クマーニ厩舎(後にコンビでジャパンCを制覇=2005年アルカセット)すると、90年、19歳の若さでGI3勝を含む141勝。レスター・ピゴット以来となる十代での年間100勝突破をしてみせた。

 その後はアッと言う間にトップジョッキーとなり、94年にはバランシーンでの英オークスと愛ダービーを含む年間233勝、翌95年にはラムタラでのキングジョージ?世&クイーンエリザベスSと凱旋門賞など217勝、96年にはシングスピールでジャパンCも優勝した。

 ちなみにその後もジャパンCは2002年にファルブラヴ、05年にアルカセットで、また02年はイーグルカフェでジャパンCダート(現チャンピオンズC)も優勝している。

 凱旋門賞は先述のラムタラの他に01年サキー、02年マリエンバード、15年のゴールデンホーン、17、18年にはエネイブルで連覇を達成。エネイブルとのコンビでは18年ブリーダーズCターフも優勝、ゴールデンホーンとのコンビでは15年、イギリスのダービーと愛チャンピオンSも制覇している。

 また、前回の紹介後だけでもトゥーダーンホットでのデューハーストS(GI)、クラックスマンの英チャンピオンS(GI)、エキスパートアイによるブリーダーズCマイル(GI)も優勝。本格的なシーズンに入っていない今年もすでにカーリーエックスでのコモンウェルスCトライアルS(GIII)やセスティリオジェットのサンジョルジュ賞(GIII)など、重賞3勝、準重賞4勝を挙げている。

 なお、ディアドラが出走を予定しているプリンスオブウェールズS(GI)ではエネイブルの手綱を取る予定でいる。(文中敬称略)

・<「PART-5」となる2018年12月のコラムはコチラ>【世界の騎手列伝 vol.168】ランフランコ・デットーリ(PART-5)(UMAJINコラム 2018/12/27)

・<「PART-4」となる2018年10月のコラムはコチラ>【世界の騎手列伝 vol.156】ランフランコ・デットーリ(PART-4)(UMAJINコラム 2018/10/04)

・<「PART-3」となる2017年7月のコラムはコチラ>【世界の騎手列伝 vol.94】ランフランコ・デットーリ(PART-3)(UMAJINコラム 2017/07/27)

・<「PART-2」となる2016年11月のコラムはコチラ>【世界の騎手列伝 vol.59】ランフランコ・デットーリ(PART-2)(UMAJINコラム 2016/11/17)

・<「PART-1」にあたる2016年9月のコラムはコチラ!>【世界の騎手列伝 vol.1】ランフランコ・デットーリ(UMAJINコラム 2015/10/03)

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