2019/03/28 平松さとし「世界の騎手列伝」
【世界の騎手列伝 vol.179】マイク・スミス(PART-5)
今週末に行われるドバイワールドCでシーキングザソウルに騎乗するのがマイク・スミス騎手だ。
アメリカを代表するジョッキーなので何度も紹介しているが、今回は前回紹介後の活躍を中心に再度おさらいしよう。
1965年8月10日、アメリカのニューメキシコ州ロズウェル出身。父は元騎手のジョージ・スミス。本名はマイケル・アール・スミスだ。
11歳の時、ニューメキシコでアマチュアレースに騎乗。82年に16歳で騎手免許を取得すると、90年にマンハッタンHを優勝(ファントムブリーズ)し、初GI勝利を飾った。
その後、90年代にルアーでのBCマイル連覇やスカイビューティーでのニューヨーク牝馬三冠など数々のビッグレースを優勝。獲得賞金での全米リーディングやエクリプス賞最優秀騎手賞も受賞した。
94年にはGIを20勝。全米新記録を樹立し、2年連続獲得賞金リーディングも獲得した。
2005年にはジャコモによるケンタッキーダービー(GI)、09年にはゼニヤッタでBCクラシック(GI)、11年にもドロッセルマイヤーでBCクラシック(GI)を優勝。アロゲートとのコンビでは16年のBCクラシック(GI)、17年のペガサスワールドC(GI)、同年ドバイワールドCなどを制してみせた。
また、前回紹介後にはエイベルタスマンによるフィリップスS(GI)やパーソナルエンサインS(GI)、マーリーフリーダムによるバレリーナS(GI)、ミッドナイトビソワによるコティリオンS(GI)、マッキンジーによるペンシルヴァニアダービー(GI)やマリブS(GI)の他、ジャスティファイとのコンビではケンタッキーダービー(GI)、プリークネスS(GI)に続きベルモントS(GI)も優勝。見事に三冠を制覇した。(文中敬称略)
・<「PART-4」となる2018年5月のコラムはコチラ>【世界の騎手列伝 vol.136】マイク・スミス(PART-4)(UMAJINコラム 2017/05/24)
・<「PART-3」となる2017年3月のコラムはコチラ>【世界の騎手列伝 vol.76】マイク・スミス(PART-3)(UMAJINコラム 2017/03/23)
・<「PART-2」となる2016年11月のコラムはコチラ>【世界の騎手列伝 vol.58】マイク・スミス(PART-2)(UMAJINコラム 2016/11/10)
・<「PART-1」にあたる2016年9月のコラムはコチラ!>【世界の騎手列伝 vol.48】マイク・スミス(UMAJINコラム 2016/09/01)
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