2018/09/06 平松さとし「世界の騎手列伝」
【世界の騎手列伝 vol.152】ジョセフィーヌ・ゴードン
先週のサマンサ・コレットに続き、今週も世界で活躍する女性ジョッキーを紹介しよう。
今回取り上げるのは25歳、イギリスで活躍するジョセフィーヌ・ゴードン騎手だ。
デヴォンの牧場で馬を飼っていた母の影響で騎手を目指す。14歳の時にはポニーレースに騎乗。16歳でニューマーケットの競馬学校に入学。2016年には87勝を挙げ、トム・マーケンドとの激しい戦いに勝利して女性としてはイギリス競馬史上でも3人目となる見習いチャンピオン騎手となった。
17年にはヒューゴ・パーマー調教師の下で騎乗するようになると、914回の騎乗で106勝を記録。ヘーリー・ターナー以来、イギリス競馬史上2人目となる女性騎手での年間100勝オーバーを達成してみせた。
現在も主にパーマー厩舎の馬に騎乗しているものの、勝ち鞍の中にはサー・マイケル・スタウトやサイード・ビン・スルールといった大調教師からの依頼に応えたケースもある。
主な勝ち鞍としては17年、ウィリアム・ハガス厩舎のファストネットテンペストで制したヴィクトリアC、アンフォゲッタブルフィリーによるマギーディクソンS(準重賞)、サイード・ビン・スルール厩舎のアラビアンホープによるガントンS(準重賞)、コロピックによるチップチェイスS(GIII)、アフィアによるプリンセスロイヤルS(GIII)、18年にはミセスガラハーによるランズダウンS(準重賞)やポロニアS(準重賞)などがある。(文中敬称略)
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