2018/03/30 平松さとし「世界の騎手列伝」
【世界の騎手列伝 vol.128】タグ・オシェア
現在、ドバイワールドC取材のために訪れているドバイでこの原稿を書いている。
枠順抽せん会が行われた現地時間3月28日、その会場でリーディングジョッキーの表彰をされたのが今回紹介するタグ・オシェアだ。
初重賞制覇は2001年。アイルランドでチャンピオンズコンコルドS(GIII)をモンテカスティーヨに騎乗し、2着に1馬身半の差をつけて優勝した。
03年には同じくアイルランドでミスエマに騎乗しグリーンランズS(GIII)を優勝。ハマイリ(04年チャンピオンズコンコルドS1着)などアガ・カーン殿下の馬にも騎乗するようになり、毎年のように重賞を制覇した。
06年頃からはイギリスで成績を伸ばす。 07年に40勝すると、シャドウェルレーシングの騎乗機会を得たことで09年には49勝。その後、ヨーロッパがシーズンオフとなる時期にドバイで乗り出すと、かの地では安定した成績を残す。
15~16年シーズンは45勝、17~18年シーズンが51勝、そして今17~18年シーズンも40勝以上をあげる活躍。
重賞も16、17年にアルマクトゥームチャレンジラウンド1(GII)をルバーナルダンで連覇するなど、枚挙に暇がない。現在は2人の子供の優しき父でもある。(文中敬称略)
※平松さとし氏、ドバイ取材対応のため通常より遅れてのコラム公開となりました。ご了承くださいませ。
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