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コラム

2018/03/22  平松さとし「世界の騎手列伝」

【世界の騎手列伝 vol.127】エドワード・ペドロサ

ドイツで圧倒的な存在感を示しているE.ペドロサ騎手。JRAでもまたその手綱捌きを見てみたい!

 2011年のワールドスーパージョッキーズシリーズ(当時)や14年には短期免許での来日経験もあるのが、今回紹介するエドワード・ペドロサだ。

 1974年7月30日生まれの現在43歳。パナマの出身だ。

 騎手をしていた兄の影響を受け、自身も騎手に。91年にパナマでデビューし、3年間で99勝を挙げると、94年からは主戦場をドイツに移した。

 2002年にはポルテラでドイツ1000ギニー(GII)を優勝。翌03年にはサビアンゴでGIを制すと、さらに翌年の04年、パオリニに騎乗して当時ドバイ・ナドアルシバ競馬場で行われていたドバイデューティーフリー(現在のドバイターフ、GI)も優勝してみせた。

 そもそもドイツにはGI自体が少ないためGI勝ちは少ないが、ドイツのクラシック、GII、GIIIなどの勝利は数知れず。10年にはケラリに騎乗してイタリアのイタリア共和国大統領賞(GI)、13年にはペネロパでドイツオークス(GI)を優勝。また、アールオブティンザルとのコンビではラインラントポカル(GI)を11年に勝つなど、ドイツとイタリアでGIを制している。

 さらに当時、コンビを組んで活躍した馬の中にノヴェリストがいた。同馬の主戦として12年のイタリアジョッキークラブ賞(GI)など、これまたドイツとイタリアでGIを優勝している。

 その後、15、16年のドイツオークス連覇、15年カタールローカルGIのカタールダービーなど、活躍。ドイツのリーディングジョッキーにも4度、輝いている。(文中敬称略)

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