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コラム

2017/04/20  平松さとし「世界の騎手列伝」

【世界の騎手列伝 vol.80】フローレン・ジェルー

米で存在感を大いに発揮しているF.ジェルー騎手。BC諸競走に日本馬が挑戦する際、同騎手の騎乗馬がライバルとして立ちはだかるシーンが今後多く見られるかもしれない。

 少々前の話になるが今年のドバイワールドCで2着だったのがガンランナーだ。アロゲートの圧倒的な強さの前に脇役に回ってしまったが、この馬もなかなか強い競馬をしていた。そして、その鞍上にいたのが今回紹介するフローレン・ジェルーだ。

 現在アメリカをベースに騎乗するフランス人は1986年7月16日生まれだからこの夏に31歳になる。

 2010年にアーリントンパーク競馬場でデードベイブに騎乗してパッカーアップS(GIII)を制したのが重賞初勝利。

 その後、重賞は次々と勝ったものの、GIは2014年のBCスプリントをワークオールウィークで制したのが初めて。

 翌2015年にはザピッツァマンでアーリントンミリオンS、アイムアチャッターボックスでコティリオンS、ハーエミネンシーでクイーンエリザベス2世チャレンジCと次々GIを制覇すると、この年のブリーダーズCではBCジュヴェナイルフィリーズターフ(キャッチアグリンプス)、BCターフスプリント(モンゴリアンサタデー)の2つのGIを勝利した。なお、アイムアチャッターボックスやキャッチアグリンプスとのコンビでは翌16年にもGIを優勝している。

 そして、その16年にコンビを組み活躍したのが冒頭でも紹介したガンランナー。リズンスターS(GII)、ルイジアナダービー(GII)を連勝後、ケンタッキーダービーはナイキストの3着。その後、マットウィンS(GIII)を勝利するもハスケル招待S(GI)がエグザジャレイターの5着、トラヴァーズS(GI)がアロゲートの3着、BCダートマイル(GI)もタマークツの2着とGI戦線では惜敗続き。

 しかし、その後、クラークH(GI)を勝利し、ついにガンランナーを初GI制覇に導いた。

 なお、アメリカでは1日4勝、5勝といった固め打ちをするジョッキーとしても知られている。(文中敬称略)

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