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コラム

2017/01/12  平松さとし「世界の騎手列伝」

【世界の騎手列伝 vol.66】ジェームズ・マクドナルド

リアルインパクトをGI勝ちに導くなど若くして卓越した手綱捌きを見せてきたジェームズ・マクドナルド騎手。課せられたのは1年半に渡る騎乗停止と厳しいもので、軽減なるかに注目したい。

 今回は少々残念な形でのジョッキー紹介となる。

 オーストラリアのニューサウスウェールズで2013?14年シーズン、15?16年シーズンと2度にわたりリーディングを獲得したジェームズ・マクドナルド騎手が長期の騎乗停止になったというのだ。

 理由は15年12月にランドウィック競馬場で騎乗した際、自分の騎乗馬に賭けていたため。諸外国では騎手や調教師に対し“自分の馬にのみ賭けて良い”という所もあるが、かの地はそうでなかったため、18年5月までの騎乗停止処分を言い渡されてしまった。

 同騎手はニュージーランドで92年1月に生まれ、現在25歳になったばかり。07年に生まれ故郷であるニュージーランドで初勝利を挙げると、翌08年には早くもGI優勝(スペシャルミッションに騎乗しNZブラッドストックブリーダーズSを勝利)。

 17歳だった08?09年シーズンには初の同国リーディング。10?11年シーズンもリーディングになったがこの時は207勝のニュージーランド記録を樹立するおまけ付きだった。

 その後、オーストラリアへ移籍するとオーストラリアンダービーやクイーンエリザベスS(いずれもGI、イッツアダンディールに騎乗)、ゴールデンスリッパーS(モスファン)、オーストラリアンオークス(ライジングロマンス)など数々のGIを制覇。15年には同国におけるゴドルフィンの主戦に抜擢され、冒頭に記したようにリーディングも2度獲得している。

 日本馬との関わりもあり、トゥザワールドがGI・ザBMWで2着した時、勝ったハートネルに騎乗していたばかりか、トーセンスターダムが2着だったGI・ランヴェットSの際、勝ったコントリビューターに騎乗していたのも彼だった。また、リアルインパクトがGI・ジョージライダーSに勝利した時、騎乗していたのも彼だった。

 現在、処分の軽減を求めているということで最終的にどのくらいの処分が下るかは分からないが、更生して再び良い騎乗をみせてもらいらいものだ。(文中敬称略)

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